【十人桐色】#57 「人生の充実」

今回のテーマは「人生の充実」です!

コロナ禍でのインタビューだったため、今回もZOOMでインタビューを行いました。

インタビュー担当:井上翔遥(体育4)、森山敦喜(理工3)、渡邉ももこ(体育2)

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◇今回のピックアップ部員◇

丹治 憲治(応理4)

杉山 駿介(体育3)

入野 翔太(M1)

舟山 愛理(M2)

吉武 理香子(M1)

※入野、船山、吉武は大学院から筑波へ入学しました。


丹治憲治

最近の生活は充実してますか?

丹治)最近は充実してるよ。主に陸上の練習と研究室での活動だね。限定的に競技場を使って練習もできるようになって同期のみんなと顔を合わせたりするのも個人的には嬉しいことだよね。

井上)やっぱり自粛期間で人に会えないと退屈な気持ちになるよね。研究ってどんなことしてるの?簡単に説明してもらえると助かります笑

丹治)今は物質にレーザーを当ててその発光で気体の濃度を見たりっていうことをしてるよ。論文を書くための勉強会のようなものを平日は行っていて、朝から夕方ぐらいまで実験したり、そこから体を動かす日もあるから最近は朝から夜ぐらいまで頭と体を使ってるね笑

井上)陸上もラストイヤーだし、もちろん研究は体育ではない理系の学群でやることになるからかなり忙しいんじゃない?疲れたなとか嫌だなって思うことって正直ない?

丹治)陸上は今の所学群までって決めているし、研究も興味のある分野についてやってるからあんまりないかな?自分は1つのことやるのが苦手だから今は陸上と研究の2軸の間でうまくやっていくのがすごくちょうどいい。受験の時に勉強だけをしていた時はすごく周りに比べて成果が出なくてあっていなかったのかなと今では思うよ。少し不器用なんだよね笑

井上)多分やり方とか考え方の問題だよね。いろんなことに熱量を向けられることはすごく器用なことだと思うよ!

 

これからの予定はどんな感じですか?

丹治)もちろん陸上と研究はこれからも継続して頑張っていこうと思うだけど、院に向けた準備も並行して頑張っていきたいね。陸上は地元での選手権で一区切りだと考えてるからそこまでは気持ちを切らさずにやっていきたいかな。

 

物事に対して自分の感性を大切にして素直に向き合っている印象でした。1つのことに熱量を向けることはもちろんですが、様々なことをマルチに頑張れるからこそ素直に自分の感性に従って物事と向き合えているのかなと感じました(井上)

 

 

杉山駿介

陸上において一番大事にしていることはなんですか?

杉山)陸上を楽しむことですね。ありきたりに聞こえるかもしれないんですけど意外と忘れていたり行動や考え方に落とし込むのが難しい事だと思っています。

井上)確かによく聞くけど、体現している人はあまりいないイメージだね。何か大事にしているきっかけがあるの?

杉山)これは高校の先生に言われていたことだったんですけど、大学入学してすぐの時にインカレの選考に数センチで敗れたことがきっかけです。推薦で入ったということもあって記録や結果ばかりを求めていましたね。それからなんとか気持ちを切り替えようと思った時にこの楽しむことが大事だと思い出したんです。

井上)その時以外は陸上へのマイナスな気持ちはなかった?例えば自粛期間とか

杉山)特になかったですね。自粛期間でもやるべき課題にむしろ向き合えた気がします。投擲ブロックは他と比べて普段の練習時間が長いと思うんですけど自粛期間のちょっとした練習が新鮮でしたね笑

井上)陸上以外で自分を元気づけてくれたりするものってある?

杉山)バイトしているのでそこでお客さんと話したりするのは好きですね。やっぱり人とコミュニケーションをとることが好きなのでいろんな人に元気をもらっていますね。あとはスポーツ漫画ですね。僕はMAJORを読んで主人公の茂野吾郎にとても力をもらいましたね。

井上)確かに杉山は誰とでも話せて人当たりがいいイメージがあるなあ。人と話すことで元気が出るってすごく幸せだね。MAJORってスポーツ漫画の中でもかなり現実的な心理描写とかあったりするから心にくるよね。

 

これからの目標などあったら教えてください

杉山)まずはインカレに向けて1つ1つ課題をクリアしていきたいです。自分のやりたいことが形になっているので、来年につながるようないい試合になればなと思っています。あとは院進を考えているのでその準備も少しずつ始めなければいけないなと思っています。あとは、、、単位を落とさないようにしないとですね笑

 

競技場であった時に元気な挨拶してくれる明るい彼がそこにいました。明るく陸上を楽しもうとする彼は応援されるような選手であることはもちろんですが、人柄においても彼は様々な部分で人の支えになれるような人であると感じました。(井上)

 

 

入野翔太

今回は、大学院修士1年入野翔太さんにインタビューしました。

➀自己紹介

森山)入野さんは、この4月から筑波大学大学院に進学されたとのことで、まだ、知らない方も多いと思うので、自己紹介からお願いします!!

 

入野) はい!! 

生命地球科学研究群・環境科学学位プログラム修士1年、長距離パートM1入野翔太です!!

・出身高校・出身大学は??

入野)高校は栃木県の真岡高校で、大学は、東京学芸大学・教育学部(理科)です!

(長距離パートの弘山さんと同じ高校出身です!!)

・あだ名は??

入野)大学の時は、”イリショウ”とか、”しょうちゃん”って呼ばれていたよ!! ”しょうちゃん”は自分の中でも結構お気に入り!!

森山)じゃあ、これから僕も“イリショウさん”って呼びますね!!

※ちなみにインタビュアーの森山は、いつも”イリッチさん”って呼ばせてもらっています!!

➁なぜ筑波大学を選んだのですか??

入野)2つ理由があるけど、1つは、”将来地元の栃木で教員になりたい”から。2つ目は”筑波大で陸上をやりたかった”から!!!

大学院に進学して、教員免許の専修免許を取りたいと思っていたのと、大学の4年間で陸上に関して“まだ、やれたんじゃないかな??”って思って、学生生活の最後の2年間だから、陸上への後悔を残さない事と自分への挑戦の意味も込めて筑波大で陸上をやってみたいなぁった思ったから筑波大への進学を考えたかな。

➂今、大学での4年間に対して思うこと

入野)”他の人と積極的にコミュニケーションをとって、自分の意見をちゃんと伝えること”が大切って思う!!

これは筑波大に来て留学生が多くて感じたんだけど、日本人同士で話しているとなんとなく相手の気持ちを察したり、推し量ったりして、ちゃんと自分の意見を伝えなくてもなんとなくでやっていけるじゃん??でも留学生の人たちと話していると自分で伝えないと伝わらないから、そのときに感じた!!

これって、大学の授業とかでも同じで、自分から積極的に教授にメールしたり質問したりすることがすごく大事だと思っていて、これを質問したら周りから変な目で見られるかなって思っちゃうけど、わからないままでいる方が良くないから、自分から積極的に聞いたりすることが大切って感じる。

 

➃入野さんの考える人生の充実って何ですか??

“充実“って後から振り返ったときに『あぁ~、充実していたなぁ』って感じるもので、その瞬間は夢中になっていて、充実とかは考えていないと自分は思う。

大学4年間はあっという間と感じるけれど、そのあっという間の4年間の中で何かに夢中になればなるほど4年間を振り返ったときに充実していたなと感じられると思う。

夢中になっていれば、たくさんの喜怒哀楽に出会えて、その、心の底からの“嬉しい“とか”悲しい“という感情が、後から振り返ったときの充実になるかな!!

 

優しく、笑顔で対談に応じてくださり楽しいインタビューでした。入野さんありがとうございました。(森山)

 

 

 

舟山愛理
吉武理香子

Q:今までの成功体験について

吉武)最近のことで言うならば、今年筑波の大学院に受かったことかな。私のおじいちゃんもお父さんもお兄ちゃんも大阪体育大学時代の陸上の先生とかその時のゼミの先生とか皆筑波出身で、いつかは筑波で競技をしたいなって思うようになって、ずっと入りたかった筑波に今年入れたことが最近の成功体験かな。

 

舟山)私も勉強面で言えば、理香子と一緒で去年筑波の大学院に受かったことかな。運動に興味があって専門的に学べる筑波に憧れていて筑波に行きたかったけど、高校の時のセンター試験がまったくダメで地元の大学に入ったんだよね。でも、やっぱり筑波で勉強も陸上もしたくて筑波の大学院の試験を受けて合格できたのは成功体験かな。陸上競技の面だったら本当は大学院で陸上はするつもりはなかったのだけれどせっかく筑波に来たんだからもう1回やってみようと思って頑張って、結果筑波きて去年の関東インカレで青桐のユニホーム着て走れたり5000mで自己BEST出したり都道府県駅伝走れたりして、陸上続けてよかったなって思ってる。

 

渡邉)吉武さんも船山さんも一度は筑波を諦めて違う大学に行ったけれど諦めきれず、大学院で筑波に入りたくてもう一度筑挑戦して筑波に来ているってことは、それほど筑波に来る価値があるんですね・・・!

 

Q:成功体験から学んだこと

舟山)目標や目的に向かって諦めないでやっていったらその分の結果はちゃんとついてくるのだなって思う。なかなか上手くいかないことが続いたとしてもまずは小さい目標から作ってそこから逃げ出さずに、でも少しは妥協しつつ毎日やっていればどこかできっかけというか何かヒントを見つけることができるんじゃないかなって思う。

 

吉武)目標を持ち続けて、なりたい自分とかやり遂げたい事を強く心に持つことが大切だと思うな。正直に自分を見つめなおしたりして、その気持ちをずっと持ち続けることで願いとか目標を達成することが出来るんじゃないかなって思う。

 

Q:人生を充実させていくためにはどうしたらいいか

舟山)普通に皆充実していると思うな(笑)何か目標とかがあってそれに向かって頑張っていたら、それはもう充実してると思う。何もしないのが1番ダメな気がする。

 

渡邉)じゃあ自分達ってめちゃくちゃ充実してますよね!?勉強とか陸上とか皆それぞれの目標や物事に向かって毎日過ごしていますもん。

 

吉武)ベタな感じでさっき言っていたのと同じような感じだけど、諦めず腐らず精一杯頑張ることで人生って充実していくんじゃないかな。それで絶対上手くいくっていう保証はないけれど、頑張らないで後悔するよりちょっとでも頑張ったほうがいいいよね。自分はスマートなタイプじゃないからコツコツ努力していくタイプなんだけど、泥臭くでもいいからやり続けるのは充実に繋がるんじゃないかな。

 

舟山)大学4年間って人生の中で1番時間があるときだと思うからいろんなことをしてほしいな!陸上に費やしてもいいし陸上だけでなくていろんなことにも挑戦してほしい!本当に4年間ってあっという間だったから時間を大切にしてほしい!

 

渡邉)陸上だけでなく陸上以外のことでもいろんなことを勉強してみたいです!

本日はありがとうございました!!


今回は、「人生の充実」というテーマのもと、5名の学生をクローズアップしました。皆さんも人生の充実について考えるきっかけとなったのではないでしょうか。

次回の投稿もお楽しみに!