LT測定

昨日、冬季トレーニングの成果をみるためにLT(乳酸性閾値;端的に表現すると、一般的にややきついくらいのペースと言われています。持久力向上に効果的なペースです。冬季練習によってLTでの走速度が速くなっていれば練習の効果があったと言えます)測定を行いました。

 

冬季練習の成果の確認として、先週の勝田マラソンに出場した選手も多いですが、試合ではコンディションンやレース展開により思うような結果が出ない場合もあります。今回のような生理学的な測定を行うことで客観的に練習の成果を知ることが出来ます。

 

筑波大学陸上部中長距離ブロックでは毎年冬季前の11月、シーズン前の3月、前半シーズン後の7月にLTとVO2Maxの測定を研究室内のトレッドミルを使い行っていますが、今回は大人数を一度に測定するため、簡易的な測定を競技場で行いました。

 

 

方法は800mを6セット、1セット目が最も遅く、6セット目に向けてセットごとに徐々にペースアップしていきます。

各セット間に採血を行いそれぞれの走速度での乳酸値を測定し、解析を行い各選手のLTを測定します。

 

以下は測定の様子です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

採血の様子です。指先に針を刺して血を取ります。あまり痛くありませんし、採血量もかなり少量ですので心配無用です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

採血後は測定器具(指先に当てている青色の器具)を使って測定します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

採血&測定が済んだら走ります。これをペースを上げながら6回繰り返しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冬季トレーニングも後半線に入りました!

今回の測定の結果をトレーニングに生かしていきたいと思います。

以上です。