【はじめに】
こんにちは、筑波大学陸上競技部です。
私たちはただ競技力の高いチームを目指すのではなく、たくさんの魅力にあふれる組織をつくり上げることを念頭に日々活動に取り組んでいます。
ここでは私たちが普段どのような活動を行い、どのように筑波大学陸上競技部の一員としての役割を果たしているのかを少しでも知ってもらえればと思い、組織・活動の紹介を掲載させていただきます。
我々陸上競技部は以下の5つのブロックに分かれ、さらにブロック内で種目別にいくつかのパートに分かれて練習しています。
○短距離・障害ブロック
・短短パート…100m、200m
・短長パート…200m、400m、400mH
・障害パート…110mH(男子)、100mH(女子)、400mH
○中・長距離ブロック
・男子パート…800m、1500m、3000m、3000mSC、10000mW
・女子パート…800m、1500m、3000m、5000m、10000m、3000mSC、10000mW、駅伝
○男子長距離ブロック
1500m、3000m、5000m、10000m、3000mSC、駅伝
○跳躍・混成ブロック
走幅跳、走高跳、棒高跳、三段跳、十種競技(男子)、七種競技(女子)
○投擲ブロック
砲丸投、円盤投、ハンマー投、やり投
◇競技レベル
筑波大学陸上競技部には総勢200名を超える選手が所属しており、その競技力は様々です。
世界大会に出場し活躍する選手も、記録会やインカレ等で自己ベスト更新を目指す選手も、皆同じ競技場でともにトレーニングに励んでいます。
高校時代は思うように結果が出せなかったけれど、大学入学後に力をつけて大きく飛躍するという選手も多く見受けられます。
インカレ以外にも六大学対校(男子対校戦)や関東甲信越体育大会(国公立大学対校)等でたくさんの選手が青桐のユニフォームを身にまとい戦っています。
チームとしては両インカレ(関東インカレ・全日本インカレ)での男女総合アベック優勝を目標に掲げています。またチーム全体の自己ベスト達成率の向上も同様に大切にしています。
◇環境
競技場は400mトラック8レーン、ホームストレート直線は10レーンとなっています。2018年に張り替えたばかりの新しいタータンで、競技会の際の逆走設備やナイター設備を備えています。
競技場の他、選手はT DOMEやウエイトルーム、中央体育館トレーニング室等を利用し練習を行っています。長距離はクロスカントリーコースなどでも練習を行っています。
また、各ブロックのコーチ陣は現役時代に日本のトップで戦っていた方々です。競技面だけでなく様々な面から私たちをサポートしてくださる心強い存在です。
練習メニューの立て方はブロックによって様々ですが、多くは自分で練習メニューを考え取り組んでいます。コーチや選手同士でディスカッションをしながら練習を組む様子も見受けられ、自由度が高いことも筑波大学の魅力です。
◇上下関係
「陸上競技部は他のサークルなどと違って上下関係厳しいのではないか…」と不安な方もいるのではないでしょうか。結論から言うと答えはNOです。
私たち陸上競技部では一年生1人につき先輩が1人つき、分からないことや困ったことの相談に乗るチューター制度があるブロックもあり、一年生がわからないことを気軽に質問できるような雰囲気づくりがなされています。
また、週に2日設けられているOFFの日には先輩と後輩で遊びに出かけるといったような光景も見られます。すべての選手が伸び伸びと競技できる環境もここから整えられています。
◇活動日(OFF日)
各ブロックによって練習日程は異なりますが、基本的には一週間のうちOFFの日は2日間設けられており、週5日練習を行うといった形をとっております。
また、シーズンが終わり、冬季練習に入るまでに3週間〜1ヶ月ほどフリー期間も設けられているため、そういった長期休みを利用して帰省や旅行に出かけることも可能です。オフシーズン以外はほぼ全ブロックが以下の時間帯に集合して練習しています。
月曜 Free
火曜 16:45~
水曜 15:15~
木曜 16:45~
金曜 Free
土曜 9:30~
日曜 9:30~
◇費用
初期費用(公式ウェア・部費)として入部後にまとまった費用が必要となります。また、シーズン中は大会時の交通費の負担もあります。
◇研究
筑波大学では数多くの研究を行いながら、コンディショニングのチェックや数値データを活用した取り組みも可能です。
測定設備も充実しており、研究の被験者としてその恩恵を受けることもできます。
◇体育専門学群以外の選手
陸上競技部の部員の多くは体育専門学群の学生ですが、それ以外の学群・学類の学生も少なくありません。文系・理系問わず、多くの学類に部員がおり、それぞれの得意分野を生かして競技に打ち込んでいます。
現在所属する体育専門学群以外の選手の内訳は以下の通りです。(2019年度)
□理工 17人
□医学 10人
□人文 7人
□生命環境 6人
□人間 2人
□社会国際 4人
□情報 2人
□芸術 1人
計49人
◇委員会
陸上競技部には大きく分けて五つの委員会が存在し、原則部員はこのうちのどれかに所属します。
ここでは各委員会の活動内容を大まかに紹介していきます。
〈トレーナー委員会〉
トレーナーとしてマッサージやストレッチ方法、怪我をした際のケアなどを学び、練習中に怪我や違和感を覚えた選手たちに的確な処置を施します。
また、関カレや全カレなど、部員が一致団結して臨む大会に帯同し、現地でトレーナーとして、試合に挑む選手たちがベストを尽くせるコンディションづくりに貢献します。
体の構造や神経系を学ぶ事ができ、自身の競技にも生かす事ができます。
〈広報委員会〉
陸上競技部のHPの運営や広告費の収集、Twitterアカウントの運営を通して筑波大学陸上競技部のプロモーションを行います。
PR動画やスライドショーの作成を通してコンピュータの技術を身につけるとともに部を世界に発信していくためのアイデアの思考活動を通してクリエイティブな発想を養う事ができます。
〈データバンク委員会〉
選手一人一人の記録を管理し、各選手の本種目とサブ種目の記録の相関を調べたり、自らが競技者として歩んできた軌跡を参照できる環境づくりに貢献します。
記録集の作成を通してコンピュータ技術を身につける事ができます。
〈競技会委員会〉
筑波大学競技会の運営を行います。
参加する選手の登録やプログラムの作成などに際してミスのない作業が求められるため、任せられた仕事に対する責任感を持つ事ができます。
〈ユニフォーム委員会〉
新入生や追加発注をしたい部員のジャージやユニフォームの発注を担当します。
発注先の企業とのやりとりを通して社会人としての礼節を学ぶ事ができます。
筑波大学は部員全員が選手であり、マネージャーやトレーナーを専門にする部員はおりません。
マネジメント等の運営業務も選手が協力し合って行っています。
競技者として、また運営者としての二面性をすべての部員が兼ね備えていることが本競技部の特徴です。
【最後に】
上述のように本競技部には体育専門学群以外の学生も少なくありません。
これは本競技部が学群、学類や記録や実績による入部制限を設けていないためです。
今は全国や世界の舞台で活躍できない選手も競技力や競技に対する意識の高い部員たちと練習をともにする事で自己記録の大幅な向上につながることもあります。
そのため私たち陸上競技部では実績を問わず競技に打ち込む意思さえあればどなたでも入部を歓迎いたします。
私たちとともに陸上競技を通して競技力、人間力の向上を目指しませんか?