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【十人桐色】#44 4年生対談

 

今回の十人桐色は、「4年生対談」です。

池川博史(体育4)中司菜月(体育4)鈴木博貴(体育3)真鍋綾萌(体育2)が担当しました!

対談を通してそれぞれの観点から「筑波大学」を聞くことができました。ぜひ最後まで読んでみてください!

 

◇今回のピックアップ選手◇

〈プロフィールの項目〉

① 今行きたい場所

② 好きなかき氷の味

③ 朝ごはんはパン派?ごはん派?

④ おうち時間用に買ったアイテム

 

◇選手名より個人ページがご覧いただけます。

堀健人(ほり けんと)

体育4年/短距離障害・400mH/愛知・明和

 

徳田沙那子(とくだ さなこ)

体育4年/投擲・円盤投/東京・三鷹中等

 

浅井さくら(あさい さくら)

体育4年/跳躍・走高跳/愛知・岡崎城西

 

西研人(にし けんと)

体育4年/長距離・5000m~/京都・山城

 

大土手嵩(おおどて しゅう)

体育4年/長距離・5000m~/熊本・小林(宮崎)

 

中司)今までの日常と自粛期間が明けてからの変化はある?

 

堀)ありきたりだけど、ちゃんと陸上ができる環境ってすげえありがたいんだなって感じたな。

一人で練習してた間、考えながらするのは最初楽しかったんだけど、だんだん人と走れないのがつらくなった。みんなと走るのも好きだったんだなって気づいた。

 

中司)不安とかはあった?

 

堀)今年初めて冬季を全部やり切れた分、(1年生は怪我、2年生は留学)自分にも期待してた。その分一時期不安もあったかな。でも案外何とかなるかなって!

今までやってた練習の代わりになることも見つけられるしね。

 

中司)試合も決まってきたよね

 

堀)そう!全カレ開催が決定して、今は標準記録を切ることがいいモチベーションになってる。塩川(体育2)とも一緒に出たいしね。

ただ、総合的な体力要素が400Hにはすごく大切だから、不安に感じる時もあるかな。でも、課題は自粛期間が明けて、逆にその部分が明確に課題として見えてるから、メニューを考える時に重視してる。

 

中司)具体的には?

 

堀)スプリント能力自体は、むしろいい感じだけど200とか300の走り方を忘れちゃったんだよだから流しの段階から長めの距離を設定したり、有酸素と走りを組み合わせた内容を取り入れてる!

 

中司)今までの気づきも自粛中の練習に生きた?

 

堀)“休む選択肢”が生きたと思う。自粛になる前、腰を痛めたんだよね。入学当初のままだったら高校生時代のがむしゃらさが残ってて、痛くても走ってたと思う。でも、2週間ぐらい安静にしつつ、段階的に内容を組み立てていったから、ちゃんと治せた。調整能力が身についたと思う。 

でも逆にがむしゃらさも必要だと思ってる。去年自分ではいけそうって感じてるのに記録が停滞してた時期があって。それを打開したきっかけが高校時代やってた練習。300+200×8だっけな?そしたらめっちゃ調子よくなったんだよ。

正解がないから調節が難しいね。

 

中司)これからの展望は?

 

堀)就職しても陸上は続けたいなって思ってる。今までは陸上に変わるくらい打ちこめるものをしたくて、その軸で探してた。けど、自粛してみて、スポーツと自分が切り離せないなって感じることもあったし、でも陸上だけにこだわり続けるのも今の自分の状況から違うのかなっていうのも思った。

 

中司)今しかできないことをやりたいよね。

 

堀)そう!おかれた環境で頑張ることも大切だと思う。

どんなに激務であろうと忙しかろうと自分の時間は取れる。自分のやりたいって思える仕事ができる機会がもらえたからそれも一生懸命やる。でも同じくらい力を注ぐことがあってもいいと思った。そう考えられた時に、最初は陸上はやめようとしてたけど両立の選択肢が見えてきたかな。

 

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同じブロックで競技に取り組む同期(通称ほりけん)ですが、明るく前向きに、ときにはがむしゃらに陸上と向き合っている姿が印象的です。対談では潔く自分を受け入れて素直に向き合ってきたのだなと感じました。ほりけんらしく、思う存分突っ走ってほしいと思います!(中司)

 

池川)9月に日本インカレが決まったわけですが今の陸上に対しての心情や現在置かれている状況に対して教えてください。

 

浅井)競技場が使えなくなった頃から練習のモチベーションがなくて、どちらかというと最初は将来のために就活に力を入れていました。

全カレや日本選手権の日程が決まって練習を始めけど、マットが使えない状況で助走練習もできないから試合出た時のことを考えると焦りもあるかな。

そこまで急いで試合に出なくてもいいかなと考えていて。7月に県選手権あるけどそれも怪我したら嫌だから迷ってる(笑)

 

池川)1週間にどのくらい練習してる?

 

浅井)週3日で1時間くらいを競技場だったり家の近くの公園でやってる。今はこんな感じかな。

 

池川)なるほど。移動手段がないと競技場に行って練習することもできないよね。

車持ってる人で集まって行ったりしてるのを聞くけど、行きたくても行けない人も多いし、いろいろ差が出てしまうよな。

次の質問にうつります。今の陸上に対する大きな目標それまでに達成したい近辺の目標を教えてください。

 

浅井)一番大きな目標は全日本インカレ入賞です。出場は決まってるから最低限8位には入りたい。近い目標は日本選手権の標準があと1cmやからそれを切りたい。そのためには県選手権にでないといけないんだけどまだ迷ってて。2ヶ月くらいスパイクも履いてないからね。

 

池川)フィジカル面とかに変化はあった?

 

浅井)食べ過ぎはないけど筋肉落ちて足が細くなってしまった(笑)

 

池川)それはええことなんかな?

 

浅井)体が軽い方が飛べるとは思うけど試合にでてみないとわからないな〜

 

池川)今4年生で将来の道筋を立てないといけないけど、進路を考える上で分岐点はありましたか?

 

浅井)リクナビで地元の企業を調べて応募した。今まで進路に対してあまり積極的に考えて来なくて、とりあえず仕事できるとこを探した感じかな。

競技もやめる予定だったし、大学院に行って勉強するつもりもなかったから就活しよって感じだった。乗り気じゃない状態で就活してました。

けどここ最近、競技に対する思いも変わってきて競技を続けるかもしれない選択肢も出てきたかな。

 

池川)それはなんでなん?

 

浅井)今年は試合もなくて、こんなので終わっていいのかなと心残りもあって。競技を続けさせてくれる環境も見つかるかもしれなくて、陸上好きだしできるならやりたいなって思った。

 

池川)やっぱみんななんやかんや陸上好きなんよなあ〜。

最後に、下級生・同級生にメッセージをと言いたかったのですが今までたくさんあったので質問を変えて、陸上での浅井さくらのここをみてくれ!ってとこありますか?

 

浅井)助走のスピード感と素早い踏切を見てほしいです。助走の前に集中力上げるためにブツブツ独り言を言ってるときは全集中しているのでお願いします(笑)

 

池川)是非全日本インカレではみなさん注目してあげてください。ラストここから4年生みんなでがんばっていこな!

あと、この企画を通してよかったことあった?

 

浅井)みんなの考えが私の意見と似てて、楽観的に考えてる人が多いなと思った。対談することで自信がついたかな!

 

池川)ありがとう。どんどん自信つけていい跳躍みせてな!

 

Q1. 今の状況自粛生活による心情や気持ちの変化などはありますか?

 

徳田)こんなこと後輩に言うのもなんだけど、競技に対するモチベーションはほとんどなくて、この先全カレがあるって言われたけど、もし今競技するってなっても体を戻せないと思う。やっぱ重いもの持たないと女性は特に筋肉どんどん落ちていくし、今やるってなっても中途半端になっちゃいそうな気はしてる。っていうのが正直な思いかな。

でも、コロナのおかげでだいぶいろんなこと考えられたし、競技のことや、将来のことについて考える時間は増えたかなと思う。

 

真鍋)確かに、4年生って競技に関しては自分たちにみたいに来年っていうのがないですもんね。自分もその立場なら将来のこと今考えるしかないですもん。

 

徳田)そうなんだよね。

 

Q2. 今の目標は何ですか?

徳田)競技に関しては、競技者としてではなく主事として、みんなを支援する側でチームや後輩たちのために何かアクションを起こせる人間になりたいと思う。

 

真鍋)そういう人がいるっていうことは、競技をする側の人間からしたらとてもありがたいことです。

 

徳田)今まで競技者としてやってきて、もうそれができないってなったら部のために後輩のために何かするしかないし、最上級生ということを意識して動いていかないといけないと思う。

 

 

Q3. 進路を考える上でのターニングポイントは何ですか?

徳田)元々教員志望で筑波大学に入ってきたから、将来のこと何も考えてなくて、競技やりたいからとかいろんな人の価値観に触れたいから筑波に入った。でもいざ教員になるのか、就活するのかって考えたときに、社会に出てやりたいことができた。って感じ。

 

真鍋)自分も教員になりたいと思っているけど、教員しか見てないから視野が狭いのかなとたまに思ったりします。

 

徳田)そうだと思う。筑波は教員にはなりやすい環境だから、惰性で教員になる人も多いと思うんだよね。就活だるいから教員でいっかみたいなのはすごく嫌で、惰性で教員になった人に教えられる生徒がかわいそうじゃん。

将来こんな教師になりたいっていう目標があるならいいと思うけど、どうしようかなって悩んでいるのなら、一回社会に出でて色々アクションを起こしてやっぱり教員だわと思うなら社会に出たこともマイナスにはならないからいいと思う。

 

真鍋)自分も中学高校と教員になるとしか思ってなかったし、高校の顧問の先生にも期待されてきたから、教員しかないんだと思い込んできたところはあります。

 

徳田)体育のことかは特にそういうの多いと思う。部活の顧問の先生に戻ってこいってみんな言われてるから。でもそれを選択するのは自分だから、選択した後は自分で責任を負わなきゃいけない。結局やってみてあってなかったは先生のせいじゃなくて自分のせいだから、自分が選択したことに責任が持てるようにした方が良いと思う。いっぱい悩めばいいと思う。

 

真鍋)さなこさん、前起業したいって言ってたじゃないですか。

 

徳田)あぁ、起業は一手段だと思っていて、元々自分がやりたいことというか、叶えたい世界があって、その世界を実現するために事業を作るでもサービスを作るでもいいし、起業するでもいいしって感じ。その選択肢の中に起業があっただけで、それ自体にこだわりがあるわけではないかな。

 

真鍋)そうしたいっていうのは就活を始めてから思うようになったんですか?

 

徳田)就活をしようってなったときに、自己分析をしないといけなくて。自分がどんな人間になりたくて、どんなことがしたいんだろうって考えたときに、過去の経験とか自分の原体験と言うところから、こんな世界はすてきだなと思う世界があって、その世界を実現するために自分で何かを起こしたいって思い始めた。

 

真鍋)自己分析って大切なんですね!

 

徳田)教員にも自己分析は大切で、どんな教師になりたいのかを見つけておくことで行き詰ったとき諦めそうになった時に引き留めるきっかけになると思う。

 

Q4. 後輩に向けて就活をする上でのアドバイスはありますか?

徳田)みんな、早くやんなしか思ってない 早くやってさっさと決めてしまうのが体にも心にも優しい。とにかく自己分析をやろうって感じ!

 

真鍋)とにかく、教員になる人も就職する人も自己分析しろってことですね!

 

徳田)あとは人生の目標を作ることかな。みんな今は競技が一番だけど、いざ競技をやめたときに目標がないと生きづらいと思う。だから、どんな大人になりたいとか、どんなことをしたいっていう人生の目標を持ってた方がいいんじゃないかな。

みんな自分がどんな人間なのか見つめなおして人生の目標持とうゼ!

 

 

鈴木)大土手さんには、教職枠でご出演頂きました。 (大土手さんは2年時までは地方公務員になろうと考えていましたが、様々な経験を通して、教員になることを決めました。)

今日はよろしくお願いします!

 

大土手)よろしく!

 

鈴木)早速ですが、教職科目を履修するのって、物理的に科目数増えますから、大変ではなかったですか?僕はそれが大変だったから、履修するのを途中でやめてしまったのですが、モチベーションを保てた理由を伺いたいです。

 

大土手)モチベって程のものは無かったかな。履修すれば資格が取れるわけだし。「せめて資格を取っておけば?」って親にも言われていて、それにも納得していたから。やりたくないって理由だけでやめてしまうのは、もったいない気がした。

 

鈴木)なるほど。確かに英検の資格が欲しければ、モチベに関係なく英語の勉強しますもんね。では、どの時期が一番きつかったですか?

 

大土手)一年の春かな。

 

鈴木)え、ちょっと意外でした。僕はてっきり3年の春かと思っていました。(3年春学期が、他教科も含めて一番科目数が多く、ほぼ毎日5.6限まであるため)

 

大土手)科目数は3年の春が一番多いけど、一年の春は生活に慣れてないから、休み方も分からないんだよね。学年が上がればゆっくり昼休みに昼食を食べられるけど、当時はその時も気が休まらなかったからな~。

 

鈴木)筑波大の昼休み、45分しかありませんもんね。。。僕も食べるの遅いので、いつもぎりぎりになります(苦笑)では今度は、そんな大変な時期を乗り越えて迎えた、教育実習について伺いたいと思います。教育実習は行く前から下準備が数多くありますが、行く前から実習が終わるまで、全体を通してどんな気持ちでしたか?

 

大土手)行く前は、(嫌だな)とか、(楽しみだな)とかは、特に考えてなかったかな。ただ、免許取るためだけの人にとってはきついって言われていて、最後の篩(ふるい)にもなるとも言われていたね。実習中は、もうその時には「教員になろう」っていう意思があったから、体的にはきつかったけど、行きたくないとかネガティブなことは全く考えなかったし、面白かったよ。

 

鈴木)具体的にどんなことが面白かったですか?

 

大土手)コロナのせいで、生徒が来たのは半日とかだったけど、交流は充実してたし、オンラインで会話もしたね。それ以外にも体育館やプールの掃除とか、色々したな。最終週は実習生4人で30コマ授業を回したよ。でも、ストレスな疲れは無かったし、やりがいを感じた。

 

鈴木やりがい、ですか。よくニュースとかで、教員はブラックだ、とか、忙しすぎる、とか言われていますよね?それについてはどう思いますか?

 

大土手)忙しいこととかを批判する人はいるけど、俺は、「やりがいがあればよくね?」って思っているよ。例えば普通の公務員は土・日休みがあるけど、じゃあ、その休みで一体何をする?俺の場合は、特に他にやりたいこともないし、忙しいくらいが丁度いいと思うんだよね。

 

鈴木)確かに、休みは大事って言いますけど、時間を浪費するのはよくないですね。時間の使い方って大事だと思います。では、そんな教育実習を経験して、今考えている将来の教師像はありますか?

 

大土手「生徒第一で考える」かな。教育実習を通して、色々な生徒がいることが分かって、「自分の想像内だけが生徒ではない」んだなと感じた。

だから、例えば部活動なら、俺は、顧問に従ってやってこれたけど、全員がそれでできるとは限らないから、そうした主従関係を強要することはしたくなくて、生徒の目標を聞いて、それに合わせた指導ができればいいと思っている。インターハイに出たいって言われれば、土日も練習組むようにするし、楽しくやりたいなら、適度に休みも入れるみたいな感じで。

クラス担任としては、経験してきたことを、少しでも伝えられればなと思っているよ。生活態度・礼儀に関しては、「人として当然のこと」だと思うから、どんどん言うと思う。

 

鈴木)まさに生徒第一ですね。素敵です。

 

(箱根駅伝4区:写真提供アフロスポーツ様)

鈴木)最後に、今教職の授業を履修している後輩や、これから筑波にきて教員になろうとしている後輩アドバイス等ありましたらお願いします!

 

大土手)そーだね。無理に、「教員になれよ!」とは言わないかな(笑)。ほんと、無理に教員になることはないと思う。教職科目の履修やめた人は、それでもいいんじゃない?大事なのは、これから何をするのか、じゃないかな。

ちょっと厳しいこと言うけど、教員は子供の人生を左右する仕事だから、責任感がある人にしかできないと思う。

だから俺が言えるのは、今、教職を悩んでいる人は頑張って取って欲しいし、きついから履修やめたいと思っている人はやめていいと思う、ってことぐらいかな。俺もまだ教員になった訳ではないから、あまり偉いことは言えんけど(笑)。

 

鈴木)いえいえ、厳しいお言葉ですが、その通りだと思います。

 

大土手)あとは、そうだね。「人の話をよく聞く」ことかな。何が自分の武器になるかは、自分でもわからないから。ふとした時に、(これも自分の長所なのか)って思うときもあるし、(あの経験が、こんなところで生きるのか)、みたいなこともある。だから、人の話はよく聞いて、覚えておくといいし、思ったことはちゃんと言うようにしている。もしかしたら、それが、その人に、いつか役に立つかもしれないから。

 

鈴木)とても有意義なインタビューでした。ありがとうございました!

 

 

鈴木)西さん、よろしくお願いします!早速ですが、西さんは卒業後も競技を続けるとお聞きしました。しかし、コロナの影響で普段通りの練習ができず、大変な状況ですよね。現在の状況と心情を教えてください。

 

西)そーやねー。4年で最上級生としてラストシーズンを迎えるのに、試合があるか不透明な状況が続いていて、一番出たい年なのに、出れないかもっていうもどかしさはあるね。やっぱり4年間の集大成として、関カレ、全カレ、箱根駅伝とかに出て、証を残したいな。

 

鈴木)大学生としてはラストシーズンですもんね。。。

 

西)そう。でも、だからと言ってあきらめるのは一番ダメだと思うから、先があることを信じて最大限の努力をしているよ。

 

鈴木)なるほど、最大限の努力ですか。でも、色々な制約がありましたよね。集合できないとか、施設が使えないとか。色々困ることもあると思いますが、それに対してどんな工夫をしましたか?

 

西)うーん、そうだね。自分で出来ることを、きっちりしたかな。例えば、集合ができなくても、最低限、チームで決めたジョグの量は一人で走って確保したし、走距離だけで言えば例年かそれ以上は走れているんよ。体重も絞れていて、いい状態をキープできているかな。もし夏に試合があれば、ベストも狙えると思う。

 

鈴木)頼もしいです!

 

西)あとは、そうやね。朝はちゃんと起きるようにしたし、規制が解除されてきてからは、少人数で集まって、一人だとなかなかできないサーキット練習(心拍が上がってきつい)をしたり、夕食前に補強をしたりして、走り以外の刺激も入れられたかな。この状況を踏まえて、俺を含めてチームのみんなも、普段より+αの練習を意識して取り入れられたと思う。

 

鈴木)確かに、補強のために(少人数で)集まるっていうのは、以前はなかったことですもんね。では、諦めず最大限の努力をしていく中で、何か気持ちの変化はありましたか?

 

西)あった!と言っても、これは自粛生活が理由って訳では無いんやけど、これまでは、就活とかがあって、本来チームを引っ張っていく立場なはずなのに、4年生の足並みが揃わない時期があったんよ。

それに対して不安やもどかしさを感じていたんやけど、それが最近になってひと段落して、みんな部活に本腰を入れられるようになったんよ。頼もしかったし、みんなで最後一丸となって頑張れると思ったら、それがめっちゃ嬉しかった!

だからこそ、自分たちの最後の年、試合でちゃんと結果を残したいと思ってる。

 

鈴木)なるほど。西さんの強い思いが伝わってきます。では、次の質問になります。卒業後も現役で競技を続けるということでしたが、どのような思いで、競技を続ける道を選んだのですか?

 

西誰でもできることではない、と思ったからかな。2年の時までは、教職も履修していなくて、卒業して就職することをなんとなく、ただ漠然と、考えていたんよ。でも、だんだん記録が伸びてきて、実業団の合宿にも参加させていただいて、競技を続けるっていう選択肢が見えてきたんよね。

競技を続けるためには、もちろん記録も必要で、だとしたら、やりたいって思うだけで出来るものでもない。だから、もしそのチャンスがあるなら、チャレンジしてみたいと思ったんよ。

 

鈴木)なるほど、そうだったんですね。実力が伸びたことを象徴するように、今年の箱根駅伝1区は最初の10kmを自己ベストで通過するという、正にエースの走りを見せた西さんですが、箱根駅伝のスタートラインに立った時はどのような気持ちでした?

 

西)あのときは、初めての感覚やったね。駅伝競技っていうのをやったことが無かったからなおさらなんやけど、みんなの存在を強く感じた。

普段のトラックレースと違って、あの時は、俺の後にも襷を待つ選手がいたし、朝からサポートしてくれているチームメイトや監督、コーチ、応援してくださる人もおって、「西研人」っていう個人じゃなくて「筑波大」の一人として走っているっていう感覚があったな。

いい意味で責任感があった。10㎞を自己ベストで通過したときも、(みんな喜んでくれるかな?)って考えていたし(笑)、そのあともきつかったけど、(ここで離れることは出来ないな)って粘ることができた。

 

(箱根駅伝1区:写真提供アフロスポーツ様)

鈴木)他大の選手は意識しましたか?

 

西)うん。人も多くてすごく緊張した。でも、付き添いの直哉が声掛けてくれて、めっちゃ心強かったな~。

 

鈴木)なるほど~。貴重な経験を聞けました!では、様々な経験を踏まえて、大学最後の年はどのようにしたいですか?

 

西)やっぱり、自分たちで納得して、笑って終わりたいかな。コロナがあって残念だったな、で終わりたくはない。コロナを言い訳にしていたら、後々後悔すると思うんよ。もし大会が無かったとしても、例えばタイムトライアルでベストを出すとか、何らかの形で「やり切った」と思えるものを残したいね。そのためにも、今は一生懸命やる!

 

鈴木)素晴らしいです!では最後に、後輩へ伝えたいことを伺います。今年度卒業して次のステップへ進む先輩として、これから筑波大学陸上競技部を目指す人や入学したての1年生、今の23年生に向けて、それぞれお願いします!

 

西)今目指している人や1年生には、「陸上部は成長のチャンスがいっぱいある」ってことを伝えたいな。陸上部は入部制限が無いから、実績が無くても入れるんやけど、これは本当に魅力だと思う。

例えば、強豪校でレギュラーだった人を見て、最初は漠然とすごいと思うだけやけど、一緒に過ごすうちに、なぜ強いのか、その理由が分かるようになって、意識とか取り組み方とかを見習うことが出来るんよね。

それに、指導者、コーチ、監督、先輩・後輩、みんな「いい人」しかいない!わからないことは何でも教えていただけるし、関カレとかも全員で応援するし、この企画自体、生徒が自発的にやっているやん?

競技力だけじゃなくて、人間力も磨けると思うんよ。ここで競技が出来ることはほんと、幸せだと思う。だから、(筑波はレベル高そうだな)って思っている人こそ、頑張ってチャレンジして欲しい。

 

23年生は、今はモチベーションを保つのが難しいかもしれないけど、前向きにやって欲しい。俺の経験なんやけど、4年生になって初めて、「最後」を意識するんよね。そんで、(ああしてればよかった)って思うことが沢山出てくるんよ。「コロナのせいで~」って言って記録が出せずに後悔するのは本当にもったいない。いつも順風満帆とはいかないけれど、前を向いてやって欲しい。

 

鈴木)素晴らしいお話でした。ありがとうございました!


 

最後に全員での対談になります。

 

テーマは「後輩に向けて伝えられること」です。

①競技②進路について考えた経験を聞かせてください!

 

大土手

①1、2年生の時は、怪我をして思うように走れなかった。でも、駅伝主将になったことで意識が変わった。意識が変われば競技は後からついてくると思う。自分のやりたいことに踏み出すには責任のある立場に身を置いてみるのも一つの方法としてあると思います。

②(教員志望) 入学当初は親の勧めで教職をとってたんだけど、現場を見たり、実習で先生と話す中で教員に魅力を感じた。興味のなかったことも後から生きることもあったから、親には感謝してます。

 

浅井

①私も最初怪我をして、すごい落ち込んでた。でも気づいたことがあった。高校の時やみくもに練習をしてたのを大学でもやり通そうとしてたんだよね。先輩に教えてもらいつつ、考えて練習をするようになって、やっと大学ベストが出せた。後輩には同じ失敗をしてほしくないので、過去の自分に頼りすぎず、新しいことにも挑戦してみるという考えも伝えたいと思います。

②私自身スタートは少し遅めだったかな。やりたいことを今すぐに決めなきゃってずっと思ってたけど、焦らず社会人になってから見つけていってもいいのかなって思っていて。今も考え中です!

 

西

①故障こそなかったけど、目立った成績を出せてなかった。でも大土手が主将になって、チーム改革をして目標が明確になった時に取り組みが変わったと思う。それから、自分の力では考えられないくらいいい記録も出だせた。それで道も開けてきたから、最後まで何が起こるかわからないよって伝えたいです。

②(競技を)まだやれるって思えているのと陸上以上にやりたいことはまだ知らないっていうのもあるけど、今の所ないかなと思うので陸上を続けていきたいって思っています。

 

①1年目は怪我、2年目で自己ベスト、3年目でやっと全カレに出れた。その転機となったのが「人の話を聞くこと」。高校生のときはがむしゃらにやってて、それが実ったこともあるけど、自分の考えにこだわってしまった。でも、自分の思ってた課題とは全く違った視点のアドバイスを先生やコーチからいただいて。逆転の発想をもつことができたから、自分の考えを持ちつつ、人の話も聞いてみるのも大事だと思います!

②(就活について)アドバイスとしてはやってみたらわかるっていう部分があるかな。業種・やりたいこととかが最初からわかってる人って少ないと思うからやりながら、不安になりすぎなくてもいいと思います!

 

徳田

①私自身、周りの人と比べて引け目を感じてた時期があって。でも同期と仲良くなったり、同じ目標に向かってるんだと感じてから、生きやすくなったと思う。競技への想いが大事だと思うから、もし以前の自分みたいに差を感じることがあったら、その必要はないよって伝えたいかな。

②就活のスタート早いと思ってたけど、実際外に出てみたら乗り遅れてるって感じて苦しかった時期もあったな。競技があるとなかなか難しいから、今の状況を逆手にとって、できるだけ早く始めることを勧めたい。日常でも自分を見返したり将来のためにできることはたくさんあるから。部活に集中するためにも、両立できるバランスを保てる準備をしてほしいです!

 

〈フリータイム〉みんなで質問をし合いました!

◇徳田→大土手へ

徳田)最初は志望してなかった教員になることはどんな価値観をもって決めたの?

 

大土手)出会った教員の人達がまったくマイナスな言葉を言ってなかったことが決めてかな。楽しいぞってキラキラしている大人の人をみたり、実習で現場を肌で感たこともあって、やってみたいなって思ったかな。

 

徳田)楽しいって大事だよね。私も働いてる方が輝いてて、ビジョンのスケールが大きくて、それにむけて本気で取り組んでるところを見たときすごく魅力的に感じたな~

 

堀)めっちゃ同意!自分は陸上と同じくらい打ち込めることを探してたな。だから、会社のビジョンに向けての個人の持つミッションの内容を見てたな。

 

浅井)大学を決める時も、雰囲気を見てた部分もあって。就活の時も社員の人に雰囲気を聞いてたからすごくわかるな~

 

 

Q. 最後に!筑波大学に来てよかったことを教えて!

 

西)多様性があるところかな。最初は正直推薦の選手に壁を感じてたけど、同期との関わりを持つ中で壁もなくなって、今では同期の存在があってよかったなって思う。

 

徳田)いろんな価値観に触れることができるところかな!部員同士との関わりも楽しいし、外に出ても自分が求めれば色んな人とつながることができた4年間が私の場合は有意義になったな。

 

大土手)クラウドファンディングを通して、たくさんの人の支えに触れられたところ。あと同期の存在が大きいって感じられたところかな。

 

浅井)知りあいがほとんどいない環境だからこそ、コミュニケーション力がついたと思う。授業とか寮で部活以外の人との交流もあったし、競技面でも知らない知識をたくさん知れたと思う。

 

堀)自分の当たり前の次元とみんなの当たり前の次元が違って。レベルの高い環境にみをおけたこと、周りのみんなが頑張ってるのをみてそれがすごく力になったからありがたいなって思う。

 


今回の対談は以上になります。日常がから遠ざかった期間も含め大学生活では筑波大学だからこそ得られた経験もたくさんあったと思います。

この記事を読んで価値を共有したり、振り返るきっかけになれば幸いです!

 

長編記事でしたが最後までお読みいただきありがとうございました!

A班の次回対談にもぜひご注目ください!