【十人桐色】#35 日本インカレ特集!

 

皆さんこんにちは。今回の十人桐色は、『日本インカレ特集』です!!

今週開幕する日本インカレに出場する選手の中から、兒玉直之(跳躍4)、本庄悠紀奈(中距離3)、大沼樹生(跳躍2)、八重樫澄佳(跳躍1)にインタビューを行いました。

 

是非、最後までご覧ください!

 

 

野千優×庄悠紀奈×玉直之

本庄悠紀奈(ほんじょう ゆきな)

体育3/大阪・大手前/中距離・3000mSC

出場種目:3000mSC

専門種目の見どころ:選手それぞれ障害の飛び越え方が違うことです!足を掛けて飛び越える人、足を掛けない人、どちらの足でも跳べる人など見ていて面白いと思います。また、位置取りが難しく、頭をフル回転させながら走っています。ぜひ以上の視点から試合を観てみてください!

 

兒玉直之(こだま なおゆき)

体育4/宮崎・宮崎西/跳躍・三段跳

出場種目:三段跳

専門種目の見どころ:技術的要因が大きい種目なので、うまくハマれば本番の大幅ベスト更新も有り得ます。刮目して見よ!

 

◎今回は『全日本インカレ』をテーマに、学内の記録突破会(日本インカレ選考会)で大幅ベストを更新された先輩方にお話を伺いました。

 

綾野)よろしくお願いします!

   まずは、 突破会前のベスト記録と、突破会で更新した記録を教えてください!

本庄)私は3000mSCをしているんですけど、突破会前の記録は10分49秒47で、突破会で10分34秒20になりました。

兒玉)僕は三段跳びをしていて、突破会前の記録は15m37㎝で、突破会で15m71㎝になりました。

綾野)おお、じゃあ全日本インカレのB標準とA標準の両方を突破してベストを更新されたんですね!(男子三段跳びの全日本インカレA標準=15m65㎝ B標準=15m40㎝)

兒玉)はい、そうですね。本番の一本がうまくはまった感じでした。

本庄)すごい!

綾野)すごい!ありがとうございます!

   では次に、「ベスト更新までの道のり」を教えていただきたいです。ざっくりとした質問なんですけど、、突破会で記録を出すために取り組んできたことや、意識してきたことなどを教えていただけたらなと思ってます。

兒玉)僕は、今4年生でやっとベストを大幅に更新して全カレ出場が叶ったんですけど、1~3年生までは、高校の時の記録も更新できてなくて。そういった意味では

今年一気に記録が伸びた感じなんですけど、普段の練習で特別に意識したことはあまり無くて、どちらかというと自分が陸上を楽しめてればそれでいいやっていう気持ちで、楽しんでやってたら記録が伸びたっていう感じです。

本庄)私は、記録が出てなかった時期の自分と今を比べて考えてみたんですけど、高校生の時や大学1,2年生の時は自分の走りに全然自信が持てなくて、練習に対して意欲もわかないし、競技を楽しめてなかったですね。3000m障害をやり始めてからは、周りのひとと比べなくなったのが一番大きいかなって思ってて、それがきっかけで競技を楽しめるようになったし、「自分はできない」とかネガティブな考えが少なくなりました。3000m障害は走力だけじゃなくて、ハードリングとかいろんな要素がある種目なので、いろんな面から自分の改善点を考えてやっていくのが楽しいです。

綾野)なるほど!悠紀奈さんは、突破会の初日にあった3000m障害では途中棄権してその次の日にもう一回走ってベストを更新されましたよね。ほんとにすごいです、、突破会の2日間のコンディションやその時の心境はどんな感じだったんですか?

本庄)突破会1日目はレースを一緒に走る後輩と設定タイムを決めてたんですけど、そのタイムが自分にとって速いかなと思ってて、不安に思いながらスタートしたらやっぱり速かったです。そこでまだまだだなって思った部分もあったり落ち込んだりもしたんですけど、次の日に向けてその日の反省点を見つけて、水濠のとび方を教わったりして「やるしかない!」って気持ちで切り替えて2日目は臨みましたね。

綾野)なるほど。ありがとうございます!

   お話を聞いていると、突破会に向けてすごい特別なことをしたというよりは、いつもの練習の中で課題を見つけて取り組まれたって感じなんですね!

   では、次の質問に行きます!

   試合の時のルーティーンがあれば教えていただきたいです!

兒玉)そうですね。三段跳びは砂場の種目なのでスパイクが汚れることがおおいので、前日はベランダで無言でスパイクをふいたりしてますね(笑)試合の前日だから何か特別なことをしようとかはなくて、いつも通りうしろめたさなく試合に臨めたらいいかなと思ってて。試合前日は道具への感謝もこめつつ試合に向けて気持ちをつくってます。

本庄)めっちゃあるんですけど、、まずは前日にお鍋を食べることです!これは高校の時からずっとなんです。

綾野)おお!何鍋をたべるんですか?

本庄)ふつうに水炊きです!関カレ前も一人で食べました(笑)

( ちなみに鍋の具材は、たっぷりお肉・うどん・えのき・レタスがスタメンだそうです! )

あとは、試合直前にアミノバイタルを飲むことと、アップの時に音楽をききます!

綾野)兒玉さんは勝負飯とかありますか?

兒玉)前まであったんですけど、最近はあんまりないですね。強いて言うなら、県外の試合だとだいたい牛丼を食べてますね。いい記録が出たときにたまたま前日に食べたものが牛丼だったっていうのもあるので、願掛け的な感じで食べることが多いですね。だいたい吉野家に行きます(笑)

綾野)なるほど、ありがとうございます!

 

では最後に、全日本インカレでの目標と意気込みをお願いします!

本庄)タイムは10分20秒前半で走ることで、入賞圏内に入りたいと思っています。あとは、自分のベストを尽くせるように頑張ろうと思っています!

兒玉)突破会で出した自己ベストを更新したいです。学生最後の大舞台ということもあるので、思いっきり欲張って、16m以上跳んで上位入賞を目標にしたいかなと思っています!

綾野)ありがとうございます!

   対談は以上で終わりになります。全日本インカレまであとすこしですが、今できることをして楽しんで挑みましょう!

綾野・本庄・兒玉)頑張るぞー!!

 

~対談を終えて~

兒玉さんも悠紀奈さんも、競技を“楽しむ”ことを大切にされているのだな、ということが伝わってきました。

男子三段跳は9/19(日)の10:00から、3000m障害は9/19(日)の11:20から行われます。

ぜひご注目ください!!

 

西山藍那×沼樹生×重樫澄佳

大沼樹生(おおぬま たつき)

理工2/北海道・帯広柏葉/跳躍・走高跳

出場種目:走高跳

専門種目の見どころ:バーを越えるときの空中動作

 

八重樫澄佳(やえがし すみか)

体育1/岩手・黒沢尻北/跳躍・走高跳

出場種目:走高跳

専門種目の見どころ:スピード感のある助走

 

 

大沼は先日行われた選考会で自己ベスト並びにインカレB標準を突破し、見事初出場を決めました。また、八重樫は一年生ながらインカレに出場する期待の新人エースです。

そんな、人間離れした跳躍力を持ち華麗にバーを越える2名のハイジャンパーを西山が取材しました!

 

西山)よろしくお願いします〜!

   ふたりは、この前の選考会に出たと思うんだけど、どんな感じだったか感想などなど聞かせてもらってもいい?

大沼)選考会前まではインカレ標準をきっていない状態で、標準を切って、さらに学内での順位も狙って挑んだ選考会だったんだけど、それが達成できて良かったかなあ。

西山)もともとの自己ベストは?

大沼)もともとは2m05で、今回が2m10!

西山)高跳びって、だいたいの種目と違って、決められた記録に挑戦するから、「これ跳べなかったらインカレ出れない…」みたいな感じでプレッシャーになったりドキドキしたりしないの?笑

大沼)するっちゃするけど、そこまでなかった。前回の競技会の時に標準記録を跳べそうな感じはあったから。

八重樫)足かかっててすごく惜しかったですもんね!

西山)そうなんだ!じゃあ選考会の前も跳べそうな自信は結構あった?

大沼)自信はない!笑 いけるかなあくらいは思った!

西山)そうなのね!笑

   すみかちゃん(八重樫)はどうだった?

八重樫)そうですね…自分の思う跳躍ができなくて。

西山)うんうん。

八重樫)すでに今回のインカレもA標準きっていたんですけど、それは一昨年の記録なので、自己ベスト跳べれば、標準記録上回るだけじゃなくて日本選手権の標準も切れるという思いはあって…176cmの壁を感じちゃいましたね。(自己ベストは175cm)

 

西山)二人は初めてのインカレ出場になると思うんだけど、インカレについてどんな気持ちを持ってる?

大沼)僕は関カレとかも出たことがないから、初めての対校戦!

西山)そうなんだ!!関カレの時はどうだったの?

大沼)標準は切ってたんだけど、校内選考で落ちたから出てない!

西山)じゃあ初めての青桐の試合になるね! ワクワク?ドキドキはない?

大沼)ドキドキはするけど、一番は楽しみな気持ちが大きい!!

西山)たつきはインターハイ出てるよね?その時はどうだった?

大沼)出たけど、戦えないくらいだったから、大学では大きい試合でも戦えるようになりたいな!

西山)じゃあその目標に近づいてきたね!

大沼)そんな気はする!

西山)すみかちゃんは??

八重樫)私は関カレ出させてもらったんですけど、そこで9位をとってしまって…

高校の時は割と得点源だったので、気負うわけではないんですけど、せっかく出させていただくからには一点でも多く取りたいです!

西山)うんうん、かっこいい…!対抗戦だからやっぱりチームのためにっていう思いばっかりが先行しちゃってプレッシャーになりがちだけど、気負わず自己ベスト目指して頑張ろうね!

 

西山)最後に意気込みとか目標とかあったらお願いします!

大沼)自分が跳べる高さは2m15cmくらいはあると思うから、まずは、失敗する本数を少なくして、少しでも順位をあげたいな。

西山)うんうん!

大沼)2m15くらい、自己ベストが目標!!

西山)うんうん!

八重樫)試技数を少なくして、多分1m 68、1m70が順位が決まるあたりになると思うので、欲を言えば自己ベストが目標です!そうすれば、上位入賞もできるのではないかなと思います!

西山)うんうん!いい目標だね!

   私も2日目に競技があるので、3人とも2日目頑張ろう!

   長くなりましたが、ありがとうございました〜!!

大沼・八重樫)ありがとうございました!!

 

<<<<<<< 余談♪ >>>>>>>>>

 

いつも投擲ブロックでは大きな大会前になると兵藤さんが素敵なモチベーションビデオを作成して下さります。今回もその素材として投擲ブロックメンバーが意気込み等をボードに書いて写真撮影を行いました。そこで2年の堤が「打倒大沼」とボードに書いていた件について。

 

西山)何で「打倒大沼」なの??

大沼)関カレの時も同じようにボードに書くやつやってたと思うんだけど、その時は、しゅんと(跳躍2/松井駿斗)がたまたま近くを通ったから「打倒松井」って書いたと思うんだけど、今回はたまたま僕が前を通ったから「打倒大沼」になった!笑

西山・八重樫)ははは笑笑

西山)別に意味はないのね!笑

大沼)通っただけ笑

 

特に意味はなかったようです。

(⇩投擲2・堤洸太郎 関東インカレに続き上位入賞に期待です。)

 

今回、2名の初出場選手とお話しをしましたが、大きな舞台での自己ベスト更新を目指し、これまでの自分を越えようと励む姿にエネルギーをもらいました。

今回出場する選手の中には、大沼、八重樫以外にも多くの初出場選手がいます。初出場選手の活躍にもご注目ください!

左から、西山、八重樫、大沼

 

担当:投擲4年 アヒンバレ・ティナ

   投擲2年 西山藍那

   中距離2年 綾野千優

   短距離2年 酒井寛之