【十人桐色2026】#28「軸」渡邉憲司

皆様、はじめまして。

体育専門学群3年、中長距離ブロック所属の渡邉憲司(わたなべけんじ)と申します。

この度は『十人桐色』という、素敵な企画に参加させていただけることを光栄に思います。

今回文章を書くにあたって、当たり障りのない文章を書くよりも、心の内から込み上げてくるのを文章にした方が自分にとって意味があるものになると感じたため、ありのままの文章をお届けします。拙い文章になるかと思いますが、温かい目で読み進めていただけると幸いです。

軽く自己紹介をさせていただきますと、専門種目は1500mで、3学年の学年代表を務めています。(もっと学年会開催します。スマン!)

出身は栃木県の大田原高校で1年間の浪人を経て筑波に入学しました。

私にはこの浪人時代から大切にしている考え方があります。それは「1つのことを極める」という考えです。

浪人する以前の自分は、我ながら陸上や勉強に必死に取り組んでいたと思います。しかしどんなに努力しても、成し遂げたいことが曖昧であったため、努力のベクトルがいろんな方向向いてしまい中途半端な結果ばかりでした。今振り返ってみると1つのことに腹をくくることのできないチキン野郎だったと思います。

そこで、浪人が決まった瞬間から、「筑波大学体育専門学群で1500mを極めよう」と覚悟を決めました。幸せなことに、同じような熱量を持った仲間達と出会い、共に合格をつかみ取ることができました。

そこから筑波での1500mが始まりましたが、高校時代に出したPBを更新するのに3年と半年の歳月を要しました。途中何度か折れかける場面はありましたが、平本さんからの激励や樹生との記録会後の熱い会話をはじめ、多くの人の支えがあったおかげで何とか軌道修正することができました。本当に助かりました。

また、1500mに対するアプローチの仕方もバリエーションが増えてきました。

「上半身と下半身もっと連動させるにはどうしよう?」

「蹴ったりする動作とか接地が重心の前だったりしてるけどそれって下腿とか末端の動き変えるよりも中心部の動き変える方が重要じゃね?」

「風邪引かないようにするためにはR1と気の持ちようじゃない?」

というように正しいか間違っているかは別として、1500mに関連する事を考える時間が圧倒的に増えました。

このように試行して思考することの大切さや各々の陸上に関する考えを残していってくださった先輩方には頭が上がりません。本当にお世話になりました。

そして私自身、次なる大きなターニングポイントがあります。それは関東インカレです。

今年の関東インカレは地元である栃木県で開催されます。カンセキスタジアムには高校時代の陸上の思い出の大半が詰まっています。PB出した場所もカンセキ、初めて関東高校駅伝走った場所もカンセキ、インターハイ出場できずに北関東総体で負けた場所もカンセキです。

筑波で1500mを極めたいと声に出す以上、インカレで点を取ることは絶対条件です。選考会で負けたり、予選で負けたりすることは論外です。このことを今年の冬季の間はずっと自分に言い聞かせてトレーニングしてきました。負ければ自分なりに考え取り組んできた内容が所詮その程度だということになります。たとえこの考え方が勝利至上主義と言われようが、ルールと倫理観の範囲内で使えるものは全て使ってでも勝ちに行きます。

いかがだったでしょうか。今日は入学式だったこともあり、入部希望でこれを読んでくださった方もいるのではないでしょうか。是非、新しい筑波大学陸上競技部の形として盛り上がっていきましょう!