【投擲】第2回筑波大競技会

2019シーズンが本格的にスタートしたと同時に春学期の授業も開始し、部員は皆慌ただしくも充実した日々を過ごしています。あと数日で元号が「令和」に変わり新しい時代が始まろうとしています。

今回は「平成最後」の競技会となった、第2回筑波大競技会の結果を報告させていただきます。

 

【第2回筑波大競技会】

 

男子砲丸投

谷中宏太朗(体育4) 15m41 PB

羽生田智(体育3) DNS

松田貫汰(体育1) 15m58 PB

橋本昇悟(体育1) 11m64 PB

女子砲丸投

齋藤友里(体育4) 14m18

アヒンバレティナ(体育2) 11m79

男子円盤投

長谷川祥大(体育4) 46m70

岩田知大(体育4) 40m91

髙橋史門(体育3) 47m21

小林裕季(体育2) 43m22

松田貫汰(体育1) 36m89

左から長谷川、髙橋、岩田、松田

女子円盤投

嵯峨山結菜(体育4) 38m28

徳田沙那子(体育3) 36m61

アヒンバレティナ(体育2) 42m10

田中彩菜(体育2) 40m54 PB    関東インカレ標準突破

僧理みのり(体育2) 32m60

小松真琴(体育1) 48m41 PB 日本選手権・全カレA標準突破

左から田中、小松、僧理

男子ハンマー投

池田真佐夫(体育4) 58m19

岩田知大(体育4) 56m83

富永天平(体育3) 55m51

小林裕季(体育2) 57m23 PB

左から富永、池田、小林

女子ハンマー投

関口清乃(体育4) 56m33

渡邉ももこ(体育1) 56m01

真鍋綾萌(体育1) 50m72

左から渡邉、関口、真鍋

男子やり投

岩崎大佑(体育4) DNS

池川博史(体育3) 70m26

奥田大樹(体育3) 65m82

小山水晶(生物3) 62m12

矢ヶ部晃大(人文3) 48m18

谷村陸(体育3) NM

杉山駿介(体育2) 68m34 PB 関東インカレA標準突破

女子やり投

黒住莉那(体育4) 41m09

桑添友花(体育3) DNS

兵藤秋穂(体育2) 53m66 PB 日本選手権B標準突破

 

 


 

今回の競技会では、8名の選手が自己ベストを更新し、ブロック全体にとってかなり嬉しい結果となりました。なかでも今回は1,2年生の自己ベスト更新が目立ったように思います。

 

今回はPBを更新した2年生4選手による競技会後の対談の様子をお届けします。

今回のPB更新者。前列左から小松(体育1)、松田(体育1)、橋本(体育1)、谷中(体育4)。

後列は対談を行った2年生。左から、

杉山駿介(体育2・やり投)

PB 64m50→→→68m34

小林裕季(体育2・ハンマー投)

PB 56m87→→→57m23

田中彩菜(体育2・円盤投) 

PB 39m58→→→40m54

兵藤秋穂(体育2・やり投) 

PB 52m22→→→53m66

 

以下対談の内容です。

 


 

田中)皆さんベストおめでとうございますということで、前日ご飯食べに行った組!

兵藤)そう!前日食べに行ったメンバーみんながベスト更新できたのは凄いよね!

田中)ね!びっくりした!1日目にベスト投げた3人に囲まれて、自分も投げられる気しかしなかったけど笑

 

 

兵藤)彩菜、前日めっちゃ楽しみわくわくって言ってたけど、どうだった?

田中)あれはほんとにワクワクドキドキしてて!遠足前みたいな!当日はワクワクドキドキドキドキドキドキって感じだったけどね(笑)

杉山)でも試合の時、相変わらず顔ひきつってたよね。

田中)私、今回楽しかったよ!今までで一番楽しくて収穫のある試合だった。ただもうちょっと出したかったよね…。

兵藤)まだシーズンは始まったばっかりだからね!彩菜と小林はベスト更新し続けてるイメージあるんだけど、そのあたりの感想としてはどう?

田中)前のシーズン、私は上がるしかなかったから。他の人みたいに競技力が高くてここにきたわけでもなかったし、本当に水の含んでないスポンジ状態で。いろんなこと吸収するしかなかったよね。今回は冬季でちゃんと積めてるし技術が変わってるのが自分でも分かる。楽しみでしかないし出るだろうと思ってやってるよ。

 

 

小林)去年はケガばっかりだった。5月に腰痛めて9月に治って練習始まったと思ったら10月に捻挫してみたいな。

田中)で、冬気練習はちゃんと積めた??

小林)冬季は高校のターンがダメってのもわかったし、左足捻挫したからターン回らなくなって。だから右足使ったターンしてたんだけど、右足も捻挫して。どうなるんだろうとは思ってた。冬の間、そんなにウエイト自体は上がってないんだよね。スクワットはちょっと上がったくらいだけど、羽生田さん(3年羽生田智・砲丸投)みたいに全部の種目10㎏上がったとかじゃないし、なんなら冬季前よりあがってない種目もあって。だからこの冬はハンマー投ちゃんとやったなって感じ。ウエイトも普通のウエイトっていうよりも、ハンマー投のためのウエイトばっかりやってたから。基礎体力よりも今までの土台にハンマー投の分を上乗せしたみたいな。

 

 

兵藤)杉山はいつぶりのベスト?

杉山)ちょうど2年かな。高3の4月振り。

兵藤)1年生のシーズンはケガでしんどそうなイメージだったけど…。

杉山)いや、別にしんどいとは思わなかったよ。

兵藤)どんな気持ちだったの?

杉山)競技に関しては好きだからやってる。ただそれだけ。だから苦しいとは思わなかった。ただただ競技を楽しむことが一番だと思うから。

 

田中)秋穂は1年ぶりのベストだけど?

兵藤)1年半振りだね。

田中)思うところはあるでしょ?

兵藤)高3の国体ぶり。いや本当に。「お前早く投げろよ」って、そういうふうに言ってくれる先輩もいるし、自分でもなんで出ないんだろうって思いながら去年やってた。去年は安定して投げれるけど1本がないシーズンで。シーズン中はどうして1本出ないんだろうって思ってたけど、今考えるとそういう風に出し渋ってた時期もなんだかんだ無駄にはなってないのかなって。

 

 

杉山)アベレージが上がってきてたから1発出せることは確かだよね。

兵藤)だから今度は今回のベストくらいをアベレージにしていきたいよね。

田中)それはそうだよね。私も1発ようやく40m超えたからなあ。

小林)1発40mなの?

田中)1発40m。多分そのあとボロボロだった(笑)帰ってからずっと自分の動画見てたけど、多分ワースト2くらい。「え!これで??」みたいな投げで40m飛んで。「え、こっちのほうが見た感じいいのに」って投げが記録に繋がってない感じ。そこちょっと修正じゃないけどさ、自分の感覚と記録を繋げられるようにしたい。そのためのポイントは自分では分かってるつもりだから。

 

 

兵藤)結局みんなさ、渾身の1投でベスト出ました!って感じじゃないでしょ?

田中)違う。全然違う(笑)

杉山)俺は今回アベレージの塊って感じだったし。

兵藤)筑2の駿介はやばかったね。

杉山)俺アベレージ高かった?

田中)高い高い!やりの副審、私やってたけど67m,68mで安定だったから。

杉山)でもあれも思うような投げじゃないからね。

兵藤)選考会まで日数少ないけど、まだやれるみたいな?

田中)やらないとね。伸びしろは自分でも分からないし、その分伸ばして代表選手に入る。

 

 

兵藤)それこそ中堅学年じゃないけどさ、自分たちがどんどん青桐のユニフォーム着て試合出たりとか1発バンバン投げてとか、そういうのが出来たら上も下も刺激できるのかなって。

小林)でも2年がプレッシャーを感じずに楽しめる最後かなって思う。今年いろいろ経験しておきたい。できれば1年で経験したかったけど。3年になったらもう余裕ないでしょ。来年ラストってなるし。それこそ4年はラストシーズンになる。

杉山)それでもやっぱり楽しむのが一番だよ。

 

 

兵藤)今シーズン投擲ブロックとしてはどうなりたいとかある?

小林)全カレは男子の投擲でもっと得点したいよね。そうすればアベック優勝も近くなると思うし。

兵藤)自分たちががいる間にアベック優勝したいよね。

小林)4年生ではアベックしたいじゃん?僕らが4年の時って、関カレ第100回なんだよ!

兵藤)100回目でアベック優勝ってかっこよくない?(笑)

小林)かっこよくね?やろうぜ!やるしかないでしょ!

兵藤)いいなあ!やろう!

 

 

兵藤)筑3、選考かかるし緊張感もあるだろうからね。もっとPB更新者がいっぱい出ればいいよね。

一同)バッチバチだけど(笑)

杉山)代表選手、どうなるか分からない種目多いよね。

兵藤)みんなまだ始まったばっかりって感じだから、ここから!

 

 

小林)やっと立ったね、スタートに。駿介はスパイクのピン持ってたけど付けてなかったって感じだよね。彩菜はなかったじゃん、そもそもスロシュー

田中)なるほどね、裸足でやってた(笑)

小林)秋穂はね、スパイクは履けたけど靴下がなかったタイプ(笑)

田中)裕季は?

小林)僕はね、スタートラインの場所が分からなかったね。方向完全にミスってた。

杉山)まあみんなそれでも立てたからね。

 

一同)本当にここからだね。

兵藤)まだまだ頑張ろう!今日はありがとう!

 


 

今回は初の試みとなる【PB更新者対談】の様子をお届けしました。至らない点も多々あったことと存じますが、たくさんの方々に読んでいただければとても嬉しく思います。同期とはいえ、普段競技について語る機会はあまり多くなかったので、とても有意義な時間となりました。特に小林が一人ひとりについてスパイクの比喩を挙げた場面はとても印象的で、深く話すことが出来たからこそ引き出すことが出来たものなのかなと思います。

 

今週末には織田記念、5月1・2日には令和最初となる競技会、第3回筑波大競技会が控えています。関東インカレの代表選手最終選考も兼ねた競技会です。近々新入生の紹介も出来ればと思いますのでそちらもぜひご注目ください。

 

引き続き投擲ブロックの応援をよろしくお願い致します!!

 

 

文責:投擲ブロック2年 兵藤秋穂