初めましての方は初めまして、前回のリレーブログをお読みいただいた方はお久しぶりです、鵜澤飛羽です。
自己紹介は前回のリレーブログにありますので、ぜひお読みください。 ちなみに末續慎吾選手は俺とってのヒーローです。
さて、このタイトルを世に出していいのか不安になりますが臆せず語りたいと思います。
最近よく目にし、言われることがあるのですが、それは「200mで19秒台を出して欲しい」です。
きっとこれを読んでくれている方の中にもそれを望んでいる人はいるのでしょう。
私自身も19秒台は今か今かと待ち望んでいます。
ですがこの19秒台には大きな壁が存在します。それが末續慎吾選手です。
今の日本記録は20.03秒。
19台を出すには必然的にこの選手を超えなければなりません。 本題に入りますがこの選手を超えるために自分に必要なものは何か考えてみました。しかし、考える時間があまりにも短いので変なことを言っている可能性はありますがご了承ください。
最初はスピードです。
パリオリンピックの際私は本気で日本記録を破ろうとしていました。ですが、結果は惨敗、リレーメンバーにも選ばれず悔しいというより自分の不甲斐なさに苦虫を噛み潰した気持ちになりました。
また、日本インカレでは100m5位という結果でした.ここでふと思ったことがあります。
俺遅くね?
200mで19秒台を出すためにはシンプルなスピードは必要不可欠です。しかし、そのスピードは私にはまだ備わっていなっかたようです。
そこで末續慎吾選手と比較してみました。
鵜澤飛羽100m 10.25 200m20.23
末續慎吾100m 10.03 200m20.03
見れば一目瞭然ですね、そうなんです19秒台を出せるスピードは持ち合わせていないんです。 私は後半型ですがそれを考慮したとしても到底19秒台には届きません。
次は気持ちの面です。
当時末續慎吾選手がお仰っていたのはメダルが欲しい、それに比べ私は決勝進出したい。
この差はとてつもなく大きいです。本当に本当に大きいです。
また皆さんがご存知の某有名スポーツタレントさんと話す機会があり、末續慎吾選手と私の違いを聞いてみました。帰ってきた答えは末續慎吾選手より鵜澤君は「血泥まみれになっていない」でした。
まだ私は綺麗すぎるようです。
この言葉の解釈は皆さんに任せますが私はまだ自分が傷つき血まみれになりながら泥まみれになることができていないという言葉をそのままの意味での解釈はできませんでした。
有名な話ですが末續慎吾選手は当時期待でのプレッシャーにより手の震えが出たり、練習ができなくなったりしていました。しかし、私はどうでしょうか、プレッシャーは感じますがそれも気にするほどではありませんし怪我以外で練習ができなくなることはありません。
これに関してはまだ私のタイムが遅いのでプレッシャーを感じる圧がまだ少ないのかもしれません。
ですが陸上に対する、自分の走りに対する価値観が圧倒的に違うと感じました。
なんというか末續慎吾選手は文字通り命懸けで命を削って戦っていたように思います。
私は陸上に命をかけれるかと問われてもきっと即答でできませんと答えると思います。 この目に見えない気持ちの差も19秒台が出ない原因だと思います。
最後にこれは私の問題なのですが走る理由が見つからないのです。
じゃあ19秒台を出したいんじゃないのか、末續慎吾選手を超えたいんじゃないのかと言われそうですが、その通りなんですけどこれらはあくまで目標であって理由ではないんですよね。
理由っていうのはもっと心が熱くなるような、昂るような、心から強くなりたくなるようなそういったものだと思うんですよ。
この理由って目標や夢よりも大切にしなきゃダメなものだと思うんですよ。
それなのに今は理由を持ち合わせておらずそれを探す日々を送っています。
しかし、それでも走らなくてはいけません。 止まることは許されないのです。そんな世界に足を踏み入れてる気がします。
この3つが私が19秒台を出せない原因だと思います。
じゃあ、どうすればいいか、、、、、
答えは意外とシンプルで「やるしかない」です。
ここ最近意識的に言っている言葉です。
うまくいかなくても、きつくても、心が折れそうでも、泣いたとしてもやるしかないんです。
そうしないときっと答えはわからないからやるしかないんです。
やり続けた先に自分の納得する走り、気持ち、理由があると願ってこれからも走り続けるのだと思います。 そして見つけた頃にはあの末續慎吾選手すら超える最高のヒーローとしてみんなの走る理由になりたいです。
以上が今の気持ちをまとめたものになります。 書いてて改めてやるしかないんだなと思いました。
日本記録、19秒台出します
東京世界陸上決勝で戦います
リレーも走ります
きっとやり遂げます
だから
俺を見ていてくれ
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