今回のメインテーマは「他学群生×陸上競技」になります!
※他学群生:体育専門学群以外に所属する学生を指しています。
コロナ禍でのインタビューだったため、今回はZOOMでインタビューをさせてもらいました。
インタビュー担当(G班):浅井さくら(体育4)、杉山駿介(体育3)、中谷桐子(体育3)、橋本昇悟(体育2)
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今回のピックアップ部員(①好きな色②おすすめの夏の食べ物③誕生日④好きな芸能人⑤尊敬する人)
猿橋 拓己
①青色②アイス③7月29日④新木優子⑤金丸さん
野々川 善己
①白色②かき氷(いちご)③7月21日④東海オンエア⑤奥平さん
田川 昇太
①黒色②コンビニに売ってる60円のかき氷(いちご)③6月7日④浜辺美波⑤川瀬さん
深澤 陸
①青②かき氷③2月21日④ハナコ⑤田口大貴
山本 尊仁
①黒②パピコ③9月7日④四千頭身⑤お父さん
山口 泰生
①白②冷やし中華③3月26④サンドウィッチマン⑤今はまだいない
※今回は学年ごとに対談していただきました。
Q.陸上を始めたきかっけは?
猿)中学1年から始めました。陸上を始めた理由が、小学校のマラソン大会で1番取っていたことだったり、兄も陸上をやっていたからやろうと思った。
野)僕は小2からやってます。地域の陸上クラブに入っていました。始めたきっかけは小1の時に運動会で短距離に出て、たまたまみんなより速く走れて、その時たまたまクラスに陸上クラブの勧誘のプリントが回ってきたから入ってみることにしました。
田)じゃあ今陸上歴何年目なの?
野)15年目かな
全員)すご!ベテランだね。
田)自分は中学校1年の頃から。自分のお母さんが中学校の先生してるんだけど、お母さんの勤務先から自分の行く中学校に結構強い陸上部の先生が転勤してきて、その時にお母さんがうちの息子をお願いしますって言ったらしい。それで全然知らない先生だったけど陸上部へ入らないかっていうアプローチをかけられて、知らないうちにもう陸上部に入ることが決まってた。(笑)
浅)もう陸上部に入る運命だったんだね(笑)
Q.部活と勉強をどのようにして両立していますか?
猿)両立してるって言えるかわからないけど、先生とか友達に頼ることが大切だなってずっと思ってる。箱根駅伝に出させてもらうことになった時に、4年間で1番大変って言われてる実習があってそのリーダーを任されていて、深夜とかに作業をするようなことは翌日の朝練とかに影響が出ちゃうからあまり参加できなくて。リーダーなのに。だけど周りの人たちが「箱根あるから、あとは俺らがやっておくから」って言ってくれたり、先生たちもそうゆうのにすごい理解してくれてて、研究の計画練っていくにあたっていろんなアドバイスをくださった。自分から今の置かれてる状況を低い姿勢から言って、応援してもらえるようにしてきたかな。
野)自分もあまり両立はできてなかったかなと思う。どちらかというとテスト前日に詰め込むタイプだったからあまり参考になるかわからない。もともと両立というのが得意ではないので、時間で区切るなどしてメリハリをつけて部活と勉強をやってきた。勉強するときは部活のことは忘れるようにして、切り替えてやろうっていう意識を持ってやってきた。あと、他の学類に行って陸上を続けることを選んだのは自分だから頑張るぞっていう気持ちをもって、その気持ちをモチベーションにして頑張ってきた。
田)自分も野々川に似てるんだけど、うまい具合にメリハリをつけて両立をしてきた。入学当初は勉強と部活を頑張って両立しようとしてたけど、そうするときつきつの生活になってきちゃって精神的にもつらくなってしまった。ストレスを抱えてしまうと共倒れになってしまうかもしれないから、もう一つほんとに何もしない時間っていうのを作るようにした。陸上する、勉強する、休むっていう3つのことをバランスを大事にしてやってきた。
Q.勉強している内容から、競技に活かせることはなにかありましたか?
猿)学類で都市計画っていう街のこと勉強してて、片道100㎞以上ある箱根駅伝の中でも普段は知れない都会の道とかを、ここ授業でやった道だな~ビルだな~って思えたりして、タイムとかには活かせてないけどジョギングとかの暇つぶし程度には使えたと思う。
野)1,2年の時は勉強してることを陸上に活かせたらなと思ってたけど、やっぱり活かせることがあまり多くないです。でも今は別に関連してなくてもいいのかなと思ってる。人生って大きく見たときに最終的な目標が陸上じゃなくて色々なことが出来るということに価値を感じていて、陸上もやったしそれ以外のこともやったということに意味があると思っている。
田)医学をかじってるので貧血とかの仕組みとかは多少わかるけど、走りに活かせることはないかな。でも逆に陸上を勉強に活かせてるかなって思ってる。陸上は毎日コツコツと練習しないとパフォーマンス発揮できないけど、テストも一緒だと思ってて、1,2年生の時に一夜漬けでテスト勉強したりしてあまりいい成績じゃなかったけど、コツコツと1か月前からちゃんと勉強していって始めて勉強も成果を発揮できるとわかった。
Q.他学の受験生で陸部に入るか迷っている人たちへメッセージをお願いします。
猿)筑波大学でなら自分のやりたい勉強(都市計画)と、陸上もできるなって信じてこの大学を受験した。ほかの大学に行ってたら陸上は続ける気がなかった。その理由は、陸上競技部のレベルが高いっていうことと、キャンパスが一つに集中してることがとても重要だった。ほかの大学だと理系のキャンパスと体育施設は離れていて、その移動と労力が厳しいと思うから。筑波だから出来るキャンパスライフだと思います。
野)陸上を高いレベルでやろうと思ったときに、体育系の学部に入るのが普通だと思うし、他学の人がトップレベルの陸上競技部に入るなんて筑波大学くらいだと思う。トップレベルの部活と勉強を両立できるのは筑波大学しかないと感じている。いろんな人がいていいよっていう環境だから、ぜひ筑波大学陸上部へ!
田)体育だけじゃできないことを他の学部なら出来ることがあると思うし、地元(長崎)を離れて日本に中心や世界とつながっている関東に出てきて視野を広げたいと思って筑波大学に来た。体専のコミュニティと陸上部のコミュニティはあまり変わりがないと思っていて、そこは違う価値観を持っている他学類の友達を持つことでいい経験になるし、部活に入ってない子の活動とかも刺激になると思う。あと、ここに猿橋もいるんだけど、箱根駅伝に出るって決まったら「猿橋は理系の学生なんだぞ」とか医学の学生もいるんだぞとかすごいちやほやされたりして(笑)体専じゃなかったら頑張ればすごい記事にもなるし、応援される立場にもなるから頑張るメリットにもなると思います。
Q.陸上を始めたきっかけを教えてください。
山)小学校の時に仲良かった友達が陸上好きで、その友達に中学校入ってから陸上に誘われたのがきっかけかな。
杉)それまでやってたスポーツとかはある?
山)いや、何にもしてない!
中)それじゃ陸上一本なんだ。
山)そう。でも、もともと中2の秋までは短距離やってたんだよね。
中)えー!?そうなんだ!
山)そう(笑)で、短距離遅すぎて、顧問の先生に「長距離やれ。」って言われたのが長距離を始めたきっかけやな。
中)すごく意外!
山)もともとスプリンターでしたから(笑)
深)自分はもともと球技とかは得意じゃなかったんだけど、持久走とかシャトルランとかは人よりもできて。小学校の時は持久走とか一年で一番嫌いだったんだけど、結局自分が活躍できるのはそこなのかなって陸上を意識し始めたかな。あと、うちの親も大学まで長距離やってたって聞いたからやってみようかなってなった。他の人よりも活躍できそうかなってのと、家族が大きなきっかけかな。
中)確かに、家族とかの影響は大きい。
Q.今回は他学の人に集まってもらっていますが、部活と勉強をどのように両立していますか?
深)自分の学群は人間学群の障害化学類って言って高齢者とか障害者を勉強している学群なんだけど。体専と違って6限があるっていうのが結構大きくて。自分が1年の時は必修科目が週4で入っていて6限まであったりした。
中)やば、多いね。
深)そう、だからポイント練習とかも6限ある日にかぶっちゃって。みんなと違う日に1人や2人でポイントを行うことがあった。だから2年生になって時間割を意識するようにした。6限の授業をなるべく取らないようにするとか、朝練もしっかりできるようになるべく1限を入れないように工夫した。だから、両立というよりは、時間割の仕方を意識している。
中)時間の使い方って大切なんだなぁ。
山)自分は理工学群応用理工学類に所属していて物理とか化学とか、いろんなことを薄く広くやって3年生から専攻してやっていく感じの学部かな。自分は陸上中心で生活しているから、テスト前に焦ってテスト勉強したり、レポートもぎりぎりにやったりとかやから、あんまり両立って感じではないかも。
中)でもちゃんとやれてるのがすごいよ。
山)めっちゃ逆算はして、出せるぎりぎりの期間だけは把握するようにしている。結構ギリギリを攻めてる(笑)
Q:自分が学群で勉強していることで、競技に生かせることはある?
山)それについては考えたことがあるんだけど、ないんだよね(笑)なんかないかなぁ、、、
深)自分は特別支援について学んでいるから、授業で発達障害の子供に対しての勉強の教え方について触れることがあった。発達障害の人でもきちんと正しい順序で段階を踏んでいけば発達していくことができて、色々なことを身につけることができるというのを聞いたことがある。陸上においても段階を踏んだ練習があるから、一見違うようなに思えても共通していることがあるんだなと感じた。自分の今の実力や現状を理解して、それから自分には何が必要なのかというのを考えて、正しい順序や取り組み方を決めていくことが、陸上や受験勉強でも必要になってくるなと考えることができた。自分の強みや強化しなければいけないところをしっかり把握して、弱い部分を補いつつ強みを活かしていくようなトレーニングをしていくことが必要になってくると思う。これは陸上だけじゃなくて他のことでも通じることだと思う。
杉)陸上でも自分のレベルに適していない練習だと怪我のリスクもありえるよね。
深)ただガムシャラにやるのではなくて、自分の今の状態に合わせて正しい努力を積んでいくことが大切だと思う。それが1番強くなったり効果を出したりするための最善のやり方だと思う。
中)尊仁(山本)は将来自分の今学んでいることを活かした仕事に就きたいと思ってる?
山)全く関係のないテレビ関係の仕事につきたいと思っている。そもそも、理系の学部に入ったのも、その学部について興味があったわけではなくて、筑波大学で陸上をしたかったからという理由で筑波大学に入学をした。むしろ将来は今大学で学んでいることじゃなくて、新しいことをしたいと思っている。
Q:体育専門学群以外の他の学群の受験生や陸上競技部に入部するか迷っている人がたくさんいると思うが、自分たちはどうだった?これから入部を考えている人に向けてアドバイスをお願いします。
山)もし、高校生などでこの十人桐色を見ていて、大学で部に所属して競技をしたいけど、勉強が忙しくなりそうで両立していくのが難しいという考えを持っている人がいたら、その考えはやめた方がいいと思う。陸上をやりたいなら絶対にやったほうがいいし、やる気があれば大学の勉強と部活も両方頑張ることができる。だから、大学の勉強を言い訳に陸上をしない人がいれば、やったほうがいいんじゃないかと思う。
深)ほんとにそう思う。悔いなくやるっていうのが一番大事だと思う。体専以外の学群で忙しいと思っていても、川瀬さん(医6)とか医学の人の話を耳にすると、自分よりも頑張っている人がいるからそれに比べたら全然だなと思える。体専以外の学群で魅力的なのは、周りの人が体専とは違う人たちが多くて、スポーツとかをやっている人ばかりじゃなくて、色々な価値観を持った人がいる。自分の競技が苦しくなったときに、色々な人と接することで良い意味での心の逃げ道ができる。人間関係の面でも、うまく関わっていけば陸上にもプラスになっていくと思う。体専以外の学群の人が競技をすることはぜんぜん悪いことではないと思う。
Q:これから駅伝シーズンにもなりますが、2人の目標をお願いします。
深)去年は最後まで選抜合宿に選んでもらえたので、今年も選抜合宿に選ばれことを1つの目標にしている。選抜合宿に選ばれたら箱根予選のメンバーに食い込めるように頑張っていきたい。
山)箱根駅伝予選会で自分が走って、2年連続の箱根駅伝出場を決めて、今年こそは箱根路を走りたいと思う。
Q. 陸上を始めたきっかけは?
山) 両親が陸上をやってて、自分も小学校の時は割と足速い方だったからお父さんに誘われて小学校の中学年くらいに近所の陸上クラブに行ってみたのがきっかけかな。
橋) 足速いとまず陸上って多いよね(笑) 初めは何の種目やってたの?
山) 初めは短距離。小6の陸上大会でハードルを始めて中学でもやろうと思ったんだけど、中学校は陸上部なくてソフトテニス部に入ったんだよ。でも陸上の大会の時に他部活の人も召集されることがあって、それで大会に出させてもらってやっぱり高校で陸上やりたいなと思って、高校では陸上部に入ったんだ。
橋) 混成はいつから始めたの?
山) 混成は高2の新人戦から始めたんだよね。中学の時もハードルやろうとは思ったんだけど高くて怖かったから短距離やってたんだ (苦笑)、高校でまたハードル始めたらある程度動けたのと身体が大きかったから先生に勧められたのがきっかけだったね。
橋) そこで混成に転向したの?
山) いやその時はあくまでハードルがメインで混成はお試しだったんだけど、 親や先生が勧めてくれたのと、純粋にいろんな種目やるのっておもしろそうって思って高3の総体で転向したんだ。
Q. 部活と勉強はどのように両立しているか?
山) 完全に両立できてるとは言えないけど何とか両立させてる (笑) 一年の時は六限まで授業があったから練習に行くともう同期のみんなは練習終わってたり練習の初めしか一緒にできなくて辛い時もあったけど、その分先生や先輩方に気にかけてもらえてアドバイスをもらえたり一緒に練習させてもらえたおかげで続けられたと思う。
橋) 今回のオンライン授業とかだと他学の人はレポートの量が多くて大変だったと思うけどどうだった?
山) 今回のオンライン授業は大変だった。ほとんど全ての授業でレポートがあったし、その量も多かったからレポートを終わらせるだけで一日が終わっちゃう時が多くて、練習も夜とか隙間時間を見つけてするようにしてたけどあんまりできなかったかな。種目別コーチング演習が始まってからは聴講生として参加出来てたから専門的な動きが出来たり体を動かす時間が確保できたのは良かったね。
Q. 勉強している内容から、競技に活かせそうなことは?
山) 一年生の間は幅広い分野について学んでたからまだ直接的に活かせそうなことは見つかってないけど、二年生で六つのコースに分かれたからこの先専門的に学んでいく中で競技につながる学びを見つけていきたいなと思ってるよ。
橋) どの研究室に入りたいとかはもう決めてるの?
山) 今のところ人間生物に興味があるんだよね。人間生物っていうのは医学とか体育に重なるところがあるんだけど、筋肉の動き方とか働きについて学ぶことができる学問だからいずれ競技をする上で役立つ時が来るんじゃないかと思ってる。
Q. 他学志望で陸上部入部を考えている人達に一言
山) 他学類だと自分の専門の勉強もやらないといけないし忙しくなっちゃうかもしれないけど、それでも陸上が好きなら充実した大学生活が送れると思うし、陸上部に入る価値は十分にあると思う。それと、筑波大学の陸上部は強いからと不安に思う人もいると思うけど、入部に対して壁を感じる必要はないのかなって思う。自分も陸上部に入るかどうか初めは悩んでたけど、いざ入ってみたらみんな本当に優しくていろいろアドバイスもらって今では楽しく真剣に陸上に打ち込むことができてる。だからあまり深刻に考えず、他学類であったとしても陸上部で頑張れる選択肢があるのだということを知ってくれればいいかなと思ってます。
今回は、他学郡で勉学に励みながら、陸上競技部に所属している学生をクローズアップしました。多忙ながらもトレーニングに励み続ける彼らの活躍を期待しましょう。
次回の投稿もお楽しみに!