【十人桐色】#64 自粛期間からの半年

今回のテーマは「自粛期間からの半年」です!

コロナ禍でのインタビューだったため、今回もZOOMでインタビューを行いました。

インタビュー担当:井上翔遥(体育4)、森山敦喜(理工3)、渡邉ももこ(体育2)

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◇今回のピックアップ部員◇

加藤 拓馬(体育4)

坂見 一将(体育2)

福谷 颯太(体育2)

阿部 風薫(情報2)


加藤拓馬(体育4)(左)、井上翔遥(体育4, インタビュアー)(右)

・3月から数えて約半年の自粛期間の振り返りを聞かせてもらえますか?

加藤)色々考えた期間だったね。自分は陸上競技に早めに区切りをつけて授業や教員採用試験に臨んだかな。良くも悪くも陸上にかけてたエネルギーってすごいんだなって離れて初めて気付いた。それでもやっぱり消失感みたいなものはあってそれを切り替えるきっかけがオンライン授業だったね。

井上)オンライン授業は課題が多くて結構好き嫌いが分かれているみたいだけどそのあたりはどうなの?

加藤)俺は対面の授業よりも意欲的に取り組めたかな。授業で気になったところを調べながら受けるのがすごくしっくりきた。教育の講義に意欲的に取り組んだおかげで教員採用試験でも上手く話すことができたと思ってる。この期間に講義があってむしろ良かったかな。

 

・早めに陸上に区切りをつけたことについてもう少し聞いてもいい?

加藤)いい意味で諦めることができたんだよね。やっぱり結果志向の考え方だったし雰囲気にもそういったものを感じたから決断はすんなり下せたかなとは思う。

井上)周りからの反応とか色々大変なことはあったよね

加藤)それはね、、、笑 でもこれから生きていく上で自分を受け入れることってすごく大事だと思うから考え方や視野は広がったかな。自分は高校の時に結果を出して大学では厳しくて、人より先に何かを見つけたんだと思う。成功にあぐらをかかないことって大事だよね。

 

・教員や教育に関してのことも少し聞かせて?

加藤)陸上に区切りをつけたからこそ教採に向かっていけたと思ってる。両立は難しいし自分はできないかな。競技に加えて別のことにエネルギーを注いでる人は本当にすごいし応援されるべきだと強く思うかな。

井上)それは競技部を離れた拓馬じゃないと見えないところだよね。話を聞いてると拓馬にとってはこの自粛期間ってすごく充実してた?

加藤)結果として教育のことについての考えを深めて、教採で内定をもらったということを考えるとすごく良かったと思ってる。1つのことに集中できたからこそのこの結果だと思うし例年通りの流れだったら難しかったんじゃないかな。

 

しっかり自分を受け入れたからこその今回の対談だったと思います。協力に感謝です。本人が望むような大学生活ではなかったかもしれませんが、教員という道を開きそこに向かっている彼に安心しました。彼のこの経験や境遇によって素晴らしい教員になってくれることを期待しています。

 

 

坂見一将(体育2)
  • 3月の自粛期間から現在までの半年を振り返って!!

・陸上競技について

坂見)自粛期間に入った4~5月の頃は、足の故障があって、最悪の自粛期間の始まりだったんですけど、集合とかもなかったので、自分のペースで練習していました。

それから徐々に自粛要請が、解除されていくにつれて、足の状態も良くなってきて、長距離のメンバーと一緒に練習出来るようになってきたって感じです。

森山)それじゃ、比較的自粛の期間は、坂見としては上手く利用できたって感じ??

坂見)そうですね!!今、振り返ってみると良かったと思います。

・新しくハマったこと

坂見)自粛始まってすぐの頃に乃木坂46が好きになりました!

森山)おお!!推しはいるの?

坂見)言うのが恥ずかしいです(照)梅澤美波さんです!

森山)いいね~!!自分も、最近、日向坂46が好きになっちゃって、推しは“影ちゃん”です!!

坂見)突然、好きになりますよね!!

・嬉しかった出来事

坂見)昨年の9月頃から、長距離選手特有の足に力が入らなくなる“抜け”の症状が出てしまって、改善のために、1年間リハビリのような補強をずっとやってきて、最近ようやくその成果が現れ始めているのが最高に嬉しいです!!

足が“抜け“ずに走れたときは、嬉しいですね!!

練習に励む坂見

➁自分で思う“坂見一将”ってどんな人??

坂見)俺は、もっと笑いをとりたいんです!!(笑)

楽しいことが好きなので、しょうもないような話で友達と盛り上がっているような日々を求めてます!!(笑)

でも、人見知りがそれを、邪魔している感じは否めないです。

 

➂最後に一言お願いします!

今よりももっとBIGなランナーになって、走りでめちゃくちゃに目立ちたい!!

他の長距離のメンバーに天下はとらせたくないです!!俺が天下を取ります!!

期待してください!!

 

いつも、ストイックに練習に励んでいる坂見選手ですが、対談の会話の節々からもその陸上に対する熱意が伝わってきました!!

いずれ筑波の長距離を背負って立つであろう男坂見選手に期待大です!!

坂見君対談ありがとうございました。

 

 

 

福谷颯太(体育2)
阿部風薫(情報2)

 

Q 3月からの自粛期間から現在までを通しての半年間を振り返っての総括

 

福谷)長距離は箱根駅伝があったから1月から4月入るまでが冬季練習の時期になっていて、そこで怪我しないで良い練習が出来ていてかなり自信を持ってシーズン迎えることが出来ると思ってモチベーションの方もかなり上がったんだけど、コロナで競技会とか関東インカレとかなくなって急にその冬季練習で蓄えた力を発揮する試合が中止になって春先はモチベーションを保てない時期が続いたかな。

 

渡邉)分かる!試合が次々に中止になっていつ初戦なのか、いつ大事な試合がくるのか分からなかったから結構モチベーション保つのは私も難しかった。

 

福谷)まあでも、上半期の試合はなくなってしまったけれど今週の10月17日に開催される箱根駅伝の予選会に向けて練習はずっとやってきた!でも、自粛期間中に競技場が使えないから道路を走って練習していたりしたんだけど、結構周りの人からの目も厳しくて人目を避けて練習しなくちゃいけなくて、競技場使えるまではそれが結構つらかった部分はあるかな。でも、試合がなくなってモチベーションは下がったけれど10月にハーフマラソンを走ることを考えて逆算していくと、この4月にこれだけ走らなければいけないってある程度決まっていたからギリギリ走れていたかな。あと、辛かったのは帰省できなかったのが辛かった。

 

渡邉)今シーズン筑大競かなんか試合出た?

 

福谷)9月に筑波大突破会で10000メートルに出場して、去年の12月ぶりに10000メートル走って50秒ぐらいベスト出したよ!それもあって来週の箱根駅伝の予選会走れるようにもなったよ。

 

渡邉)え、50秒ってだいぶじゃない?!すごい!!!自粛期間中に競技場が使えなかったけれどちゃんと練習積めていたからこそ結果がついてきたんだね。

 

福谷)自粛期間中に同級生とかが走っているの見て、自分も走らなきゃいけないなって思っていたところはあった。春先とかは週200kmとか走っていたかな。練習はやっていたけれど周りみたら練習していい雰囲気じゃなかったし・・・。それがさっきも言っていたけれど辛かったかな。

 

阿部)私は、4.5.6月に帰省していて完全に1人で自粛練習みたいな感じで練習していて、皆で一緒に練習出来なくて質の高い練習がなかなか出来なかったからこそ練習で距離だけは落とさないようにしてたかな。私もモチベーションが下がってて、それを上げるのは結構きつかったかな。あと、割り切って勉強の集中していた時もあった!春学期に多めに授業とって秋以降に陸上に集中出来るようにしたり。

 

渡邉)すごい・・。先のことを見据えて行動してるなあ。

 

阿部)そのおかげで授業数が減ったから陸上に対して向き合う時間が増えたかな。

 

渡邉)陸上以外に自粛期間中にやったことある?

 

福谷)授業は始まってからは授業が大変だったから勉強か走るかしかしなかったなあ。朝走って授業受けて夕方練習するっていう流れ。でも練習以外あんまり外でないし家にいても暇だからウクレレ買ってみた。

 

~~~~ウクレレ演奏中~~~~~~

 

阿部)すごい!私は新しく始めたことはないけれど、実家に帰ってたから結構犬の散歩してた(笑)柴犬を朝晩散歩させてた!癒し!

 

渡邉)犬いいよね!かわいいよね!!

最後に今シーズン今から2人とも試合を頑張らなければいけないということでその目標を教えてください!

 

福谷)もともとの年間の最大の目標が、箱根駅伝の予選会で自分が走って箱根駅伝の出場を決めるのと箱根駅伝を実際に自分で走るっていうのが自分の目標で、そこをもう狙える位置にあるからあとは走るのみです!

 

阿部)目標は5000mで16分55秒を切る!これを切ると関東インカレの5000mと10000mの標準記録を突破出来ることになるから、そこを目標にしてます!

 

渡邉)なるほど!2人とも頑張ってください!!!!

 


 

今回は、「自粛期間からの半年」というテーマのもと、4名の学生をクローズアップしました。彼らがいかにして自粛期間を過ごしてきたのか、これからどのように過ごしていくのかが垣間見えたのではないでしょうか。

次回の投稿もお楽しみに!