【十人桐色】#67 広報委員長の総括

広報委員長の谷村陸です。

今回は、桑添主将発案の十人桐色が一区切りついたので、企画運営と投稿作業を行なった広報委員会の委員長である私が総括も兼ねてコラムを書かせていただく次第になりました。

今年の主な広報活動に関しましては、部報の制作、インカレの広報活動、十人桐色のサポートの3つが中心でした。新型コロナウイルスの影響もあり、計画通りにはいかなかった1年でしたが、そのような状況下においても超優秀な広報委員たちの臨機応変な対応のおかげで広報活動を停滞させることなくシーズンを終えることができました。インカレにおいても、コロナの影響で帯同できるサポートメンバーに厳しい制限がかかってしまったため、広報活動を行うことが困難になってしまいました。しかし、とある広報委員がインカレ中の広報に関わる業務をほぼ1人で行うことを申し出てくれたため、競技の結果速報や写真を皆様にお届けすることができました。(ほんとありがとう。。。)

 さて、主将の発案でスタートした十人桐色という企画ですが、今回は、広報委員長の立場として、この企画から感じたことを書かせていただきます。広報には、大きく分けて組織外広報と組織内広報の2つがあります。組織外広報とは、自分たちの活動の認知度を高めることを目的とした広報活動であり、組織内広報とは、組織のメンバーやその家族などの組織の内側を含む比較的狭い範囲に向けた広報活動にあたります。主将がウイルスの流行を予測してこの企画を発案したのかは定かではありませんが、私は、十人桐色という対談企画は、コロナ禍における最強の組織内広報ツールであったと感じています。そう言える根拠としては、外出自粛要請の発令以降も、すぐにオンライン対談に移行して投稿を継続したことです。オンラインでの対談は、STAY HOME期間の部員に対してコミュニケーションの機会を与えて、競技に対するモチベーションの維持に貢献できた部分があったと確信しています。さらに、地元への帰省が制限されてしまい家族や友人と会うことの出来ない部員や連絡をまめに取らない(取ることのできない)部員もいる状況の中で、部員の言葉を何らかの形で公開することによって、長く会えていない家族や友人の目に入れることがあれば、その記事が部員たちが何を考え、何をして過ごしているのかを間接的に伝えるメッセージになったのではないでしょうか。そういった面においても重要な意味を持つ企画だったと思います。

また、この対談の中には、各部員が困難をどのように乗り越えたのか、怪我とどのように付き合ったか、なぜ結果を残すことができたのかなどのようなテーマも多く見られた。そういう意味では、この企画は大学生活、競技生活における200人以上のトライアンドエラーの歴史がつまった貴重な情報資源であるとも考えられます。3年生以下の後輩たちはもちろんのこと、まだ顔も知らない後輩たち、まだ産まれていない後輩たちが十人桐色の記事をさかのぼって何か学んでくれたらいいなーなんて妄想しています。

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十人桐色企画は次回で終了!
企画に協力してくれた部員たちお疲れ様!!!
ずっと読んでくれた方も気になる記事だけ読みに来てくれた方も本当にありがとうございました!!!

来年以降もイケイケな後輩たちが度肝を抜くような広報活動をしてくれることでしょう。私も一人のファンとしてこのブログを楽しませてもらいます。長々と失礼しました。

筑波大学陸上競技部4年 谷村陸