皆さんこんにちは!今回の対談を担当します、投擲3年のアヒンバレ・ティナです。
今回は私の他にも、綾野千優、酒井寛之、西山藍那の1年生3名を加えた計4名で担当させて頂きました。
さて、今回の対談は十人桐色の新企画である「リレー対談」の第2弾となります。
前回の対談選手からの推薦で、新たにバトンを受け継いだ6名の選手による対談を行いました。
今回の対談テーマは「去年を振り返って」です。
もうすぐ学年も上がり、それぞれに課題や目標が新たに増えることでしょう。
そこで、学年が上がる前にそれぞれがどのように昨年を過ごし、今シーズンを迎えようとしているのかについてお話を聞いてきました。
大所帯である我が陸上競技部で、顔は合わさずとも共に練習に励むチームメイトは、どのような日々を送り何を目標に日々頑張っているのか。普段知る機会はなかなかないと思いますので、この機会に是非ご一読ください!
アヒンバレティナ×山本尊仁×中山颯太
山本尊仁(やまもとたかひと)
理工3年/大阪・春日丘/長距離・5000m~
◇陸上の好きなところ
ベストが出たらめちゃくちゃ嬉しいところ
◇つくばでよく行くご飯屋さん
活龍
◇たい焼きは頭から食べる派?尻尾から食べる派?
頭!
◇地元での好きな方言
おおきに
◇試合前やテンションを上げたい時に聴く曲
SPYAIR イマジネーション
中山颯太(なかやまそうた)
体育1年/大阪・生野/短距離・100m
◇陸上の好きなところ
体育祭でモテれると思ってます
◇つくばでよく行くご飯屋さん
くいてい、夢屋
◇たい焼きは頭から食べる派?尻尾から食べる派?
頭!
◇地元での好きな方言
ええやん、れーこー(アイスコーヒー)、マクド、なおす(片付ける)
◇試合前やテンションを上げたい時に聴く曲
アイアンバイブル/RADWIMPS
去年を漢字1文字で表すとしたら、どのような年でしたか?
山本) 漢字1文字やったら、悔しいの「悔」かな。
アヒンバレ) おー悔しいか、なんで?
山本) 自粛中も箱根駅伝に向けて練習をしててんけど、5月末くらいに怪我してそれが9月末ぐらいまで長引いてしまって、結局箱根の予選会の時に戦力としてチームに貢献することが出来なくて、、、。それにお世話になってた1個上の先輩の最後の箱根駅伝挑戦だったのに、走者として貢献できなかったのが一番印象強かったから「悔しい」という字になりましたね。
中山) 自分は変化の「変」ですかね。
アヒンバレ) 1年生だしいっぱい変化あったよね。
中山) はい。センター試験が終わって筑波大の入試を受けて、3月に合格って決まって、やったーって言ってたら引っ越しって感じで変化が始まって。かと思ったら、コロナの影響で世界も変わったりとか。他にも、自分としては1人暮らしとかつくばで新しいメンバーと陸上を始めた所とかも変化なので、とにかく変化の多かった1年だったと思っています。
去年(主に自粛期間中)はどんなことを意識して練習や生活を送っていましたか?
山本) 俺は今長距離の寮に入ってるねんけど、その寮のメンバーが近くにいるからこそ、生活のリズムは一緒に支え合いながら乱さないように工夫してたかな。朝も寮の人らで誘い合って走りに行ったりして、なるべく普段の生活から崩さないように皆で声掛け合いながら工夫してた。
アヒンバレ) いいね凄く。寮ならではやね。
中山) 自分は緊急事態宣言当初には、もうつくばに引っ越してたんですけど、こっちに友達が少なかったので仲良くなった子とたまに会って、公園で体を動かしたりだとかして体力維持に努めてましたね。あと、朝起きるのがつらくて(笑)夜に散歩とかも行って体を動かすようにしてました。
アヒンバレ) 私もよく夜に動きに行ってたわ。
中山) 夜に散歩するの楽しいですよね。(笑)
去年を振り返って良かった点や新たに身に付けたものはありますか?
中山) 自分は体調管理をするようになったのが良かったですかね。
アヒンバレ) 体調管理か、凄い大事だよね。なんでするようにするようになったん?
中山) 筑波に来て陸上競技部のグループに入った時にGoogleフォームで体調チェックをするように言われてからですね。毎朝体温測ったり毎日体重測ったりするみたいなコンディションチェックをするっていう習慣はためになったかなと思います。
アヒンバレ) 確かにこの習慣はためになったよね。やっぱり競技するうえでは自己管理は大事やし、いい習慣が身に付いたよね。
山本) 俺はニュースをよく見るようになったかな。今までは世間で何が起こってるとかって、自分の陸上とか学校の活動にあんまり関与してなかったから気にしてなかったけど、やっぱりコロナ酷くなったら大学が無くなったり部活も制限されたりするから、それをきっかけでニュースを観るようになったのは新たに身に付いて良かった習慣かなって思う。
もうすぐ学年が上がりますが、心境の変化やなりたい姿などはありますか?
山本) やっぱり1番は来年のお正月に箱根駅伝を走ること。その走ってる姿が自分の目指す理想の姿かな。4年生なったら筑1とか関カレとかも全部最後になるから、1つ1つの試合を凄い大事にして、来シーズンをやっていけたら良いかなと思います。
アヒンバレ) ホンマに全部最後やもんね。1つ1つ頑張っていこう。
中山) 自分は競技力は一般で入ってきて本当にまだまだこれからってところなので、しっかり喰いついていけるように、それでチームをまずは下から追い上げてくる人間として、盛り上げていけたら良いなって思ってます。
短距離は冬期練習を2年生が引っ張ることになっているんですけど、まだまだ未熟なんで、新入生が入ってきてしっかりその子達も先輩達も支えられるように、2年生全体としてそうならないとダメだと思うので、その辺で先輩たちとコミュニケーションをとって、ちゃんとチームを作れるような2年生になっていけたらいいなって思います。
山本) 凄い、頼もしい。
アヒンバレ) 今日ちょっと話しただけでも、中山くんの人の良さとか競技への姿勢とか凄い伝わってきたから、きっと人柄とか競技面でもチームを引っ張って慕われる存在になってくれるんじゃないかなって思うわ。きっとなれるね、期待してるね。
中山) いやいや、ありがとうございます。でもなりたいですね、頑張ります。
最後に来シーズンの意気込みをお願いします。
山本) さっきとほぼ一緒なんだけど、箱根駅伝に出たい。その為にも、1つ1つの試合を大切にして、確実にレベルアップしていけたら良いなという思いがあります。
中山) 自分はまだまだ、先を長く考えているんで今シーズンは10秒7で走れるように頑張っていきたいと考えてます。
アヒンバレ・山本・中山) 一緒に頑張りましょう!(拍手)
アヒンバレ) では本日の対談は以上となります。話も弾んで楽しかったので、これをきっかけにまた競技場でも話せたら嬉しいなと思います。本日はありがとうございました!
山本・中山) ありがとうございました!!
綾野千優×西山藍那×松井駿斗×坂見一将
松井駿斗(まついしゅんと)
体育1年/三重・伊勢/跳躍・棒高跳
◇陸上の好きなところ
教え合うし、競い合うこと
◇つくばでよく行くご飯屋さん
夢屋
◇たい焼きは頭から食べる派?尻尾から食べる派?
尻尾から
◇地元での好きな方言
〜やんやん
◇試合前やテンションを上げたい時に聴く曲
alone
坂見一将(さかみかずまさ)
体育2年/北海道・函館中部/長距離・5000m~
◇陸上の好きなところ
自分の努力や能力、コンディションがわかりやすく記録に反映されやすいところ
◇つくばでよく行くご飯屋さん
ラージャつくば店
◇たい焼きは頭から食べる派?尻尾から食べる派?
コンディション次第
◇地元での好きな方言
語尾が独特(〜だっさ、〜だっけや、〜だわ)
◇試合前やテンションを上げたい時に聴く曲
Teenager Forever /King Gnu
昨シーズンを漢字一文字で表すと?
坂見)僕は「焦」という漢字を選びました。去年は怪我が多くて、焦って復帰しようするけどうまくいかないことが繰り返されるシーズンだったからこの漢字を選びました。
綾野)なるほど。ありがとうございます。松井くんはどうですか?
松井)僕は「迷」を選びました。4月から8月まで実家にいましたがそこでは練習する方法や場所がわからなくて、つくばに来てからも、道はわからず、友達もできるか不安で。シーズンでは初めて怪我で出られない試合を経験して、色々な面でわからないことが多かったのでこの漢字にしました。
コロナ禍で練習環境など陸上関係で変化したことはありますか?
坂見)まずコロナ禍で出場できる試合が減って、必然的にジョギングなどの基礎的な練習が増えました。あとは、ジョギングをしている時は周りの目が気になって、このまま練習していていいのかな?という後ろめたさがありました。
綾野)そうですよね…。実際にマスクつけないで走ると周りの人の「え?」というような目線が気になりますよね。
では次に松井くんは、高校と大学入学後で環境面などで変化したことはありますか?
松井)まず練習方法が変化しました。高校の時は先生から聞いたメニューをやっていたけど、大学では自分で考えながら練習することが多くなりました。僕は自分で考えながらやる方が楽しいなと思うので、よかったなと思います。でも練習環境でいうと、地面が土からタータンに変わって足への負担が大きくなりました。
コロナ禍の思うような練習ができない中で工夫したこと
坂見)試合が減って、実践的な練習よりも基礎的な練習が積める期間だったことを活かして、走りの欠点や故障しやすい体質の改善をするために筋力トレーニングをやりました。
松井)僕は、実家にいたときは近所の山の公園で坂を走る練習ばかりしていました。走り方が変なので、足をあげてみるとか工夫しながらフォームの改善をしてみました。
綾野)お二人ともシーズンと比べると、自分を見直す機会が増えたんですね。
坂見・松井)そうですね。
今シーズンの目標を漢字一文字で表すと?
坂見)昨シーズンは「焦」という漢字をあげたので、今年は焦らず冷静にという意味で「静」にします。静かに虎視眈々に練習をつんで、来るべき時を待つという意味もあります。
綾野)なるほど。今シーズンの目標と大学を通しての目標はありますか?
坂見) 去年は自己ベストを出せなかったので、今シーズンは複数種目での自己ベストを狙いたいです。あとは、長距離パートとして箱根駅伝に出場して、出走したいです。大学を通しては、関東インカレの5000mに出場して入賞を狙いたいのと、箱根駅伝に出場して区間一桁を狙っていきたいなと思っています!
綾野)何区を走りたいか希望はありますか?
坂見)監督に1区を勧められているので1区がいいですね。
綾野)松井くんはどうですか?
松井)僕は「楽」という漢字にしていきたいなと思っています。僕の所属する跳躍ブロック棒高跳びパートは仲が良くて、練習も楽しいのでこの楽しい雰囲気をずっと続けていければと思います。昨シーズンは怪我もあって、試合には一回しか出場できていなくて、いつもは試合が楽しいと思えているけど昨シーズンはできなかったので今年は楽しい試合をしたいなと思っています。
綾野)松井くんも今シーズンの目標と大学を通しての目標を教えてください。
松井)5m20を跳んで全カレに出場したいです(松井の自己記録は5m10)。大学4年間では三重県記録(5m62)を更新したいです。
綾野)去年は怪我で試合に出られなくて楽しむことができなかったと言っていましたが、焦りとか不安とかどのような気持ちが強かったですか?
松井)焦るというより跳びたいという気持ちが強かったです。
綾野)あ〜。早く跳びたい!みたいな感じ?
松井)早く跳びたいし、一番高いところ跳んで優勝したいとずっと思っていました。
綾野)すごい…。
対談は以上になります。シーズンに向けて頑張っていきましょう!ありがとうございました!!
坂見・松井)ありがとうございました!!
(写真)
酒井寛之×小松真琴×吉田二千翔
小松真琴(こまつまこと)
体育2年/茨城・土浦湖北/投擲・円盤投
◇陸上の好きなところ
記録(数値)として自分の成長が見られるところ
◇つくばでよく行くご飯屋さん
ドルフ
◇たい焼きは頭から食べる派?尻尾から食べる派?
頭から!
◇地元での好きな方言
ごじゃっぺ
◇試合前やテンションを上げたい時に聴く曲
宿命
吉田二千翔(よしだにちか)
体育2年/三重・伊勢/跳躍・走幅跳
◇陸上の好きなところ
シンプルな動きを複雑に考える所
◇つくばでよく行くご飯屋さん
ハンアリきてください!
◇たい焼きは頭から食べる派?尻尾から食べる派?
そのたい焼きをみて決める。
◇地元での好きな方言
○○やん
◇試合前やテンションを上げたい時に聴く曲
その時好きな曲
コロナ禍で陸上に対する考え方などに変化はありましたか?
小松)一個思ったのは、自粛期間に練習できなかったからしょうがないのはあったけど、もっと陸上が好きだったら自分でどうにかしようとしてたのかなって思って。自分でどうにかするよりも、「他大学はできてるのに」みたいな。練習を出来ない状況だからしょうがないみたいな状況になっちゃって。
酒井)うんうん。
小松)徐々に部活が再開し始めたときに、みんなと一緒に練習ができ始めて、陸上が好きっていうよりも部活としてみんなで練習したり競い合ったりするのが好きなのかなって思ったかな。
酒井)みんなでやるのが良いっていうのはめっちゃわかる。
吉田)練習場所とか制限されて、みんなで集まることもダメになったから女子の少人数で集まって練習してたんやけど、そのときに虹の広場とかいろんな公園とか坂とか使ってやっとって。こんなところでできるんやとか、競技場じゃなくても全然練習できるなとか新しい発見があったりして楽しんで出来たりもしたし、こんな器具使えば意外とここでは練習できたりするんやなとか、このウッドチップ案外走れるんやなとか発見があったり考える時間もあったから自粛期間は良い期間だったのかもしれないなって思います。
陸上について。
小松)楽しいのは楽しい。きれいに飛んだら面白いし、遠くに飛んでたら気持ちいいし。
短距離のことはわかってないから何も言えないけど、投げに対して、遠くに飛ばすためにいろんなアプローチの仕方があって。全種目そうかもしれないけど、記録の向上に対してウエイトとかいろんな要素が関係しているところが面白いかなって思う。
遠くに飛んでたら楽しい。飛ばなかったら面白くない。それだけ(笑)
ここらへんは全部の種目同じじゃない?
吉田)それはそうやね(笑)
小松)投擲ブロックとしては、とにかく面白いです。投擲ブロック面白い人いっぱいいるし。
吉田)ね、見てて思う。
小松)みんな面白いから、雰囲気はすごく明るいんじゃないかなって思います。
吉田)跳躍ブロックのことを言うと、すごく楽しくやらせてもらってて、先輩はすごい優しいし、後輩は可愛いし、同期は明るくて面白いし。そんなにきつい感じじゃなくて、緩く楽しく陸上して、それぞれがやりたいことをやってこうみたいな。教え合いながらも、自分たちで強制力を持ってやるんじゃなくて、自主的にやってくスタイルが多いから、自分がやりたいこともできるし、その中でもみんなとやっていくこともできるし。自由度が高くて、自分的にはすごく合っているブロックなんじゃないかなって思います。周りにも恵まれて、すごく楽しくやってます。
酒井)なるほど、ありがとうございます。
陸上とそれ以外の目標があれば教えてください。
小松)プライベート面は、単位を落とさないことと、就活をぼちぼち始めることと、資格の勉強をしたいかなって思ってます。
吉田)わかる。笑
小松)(笑)そんな感じ! 競技の面では、去年は40mしか投げれていないから(小松のベストは48m41)、ちゃんと記録を出したい。今のままでも関東インカレは出れるけど、全カレや日本選手権の標準を切れていないので、もう一回ちゃんと記録を出して上の舞台で戦えるように頑張りたいと思ってます!
酒井)期待してます。
小松)ありがとうございます(笑)
吉田)プライベート面では、自分は兄がいるんやけど、兄が知らない間に勉強を頑張っていたみたいで。それで、あの人そんなに頑張る人やっけ?ってなって。自分を見たら最近怠惰じゃないか、勉強疎かじゃないかと思って刺激を受けたので、英語なり、資格のことなり、体育のことなり、自分の興味のあることに手を出して、与えられたものをやるんじゃなくて、自分でやることをしっかり進めていきたいなって思います。就活もあるので、自分のことを理解したいから自己分析とかも頑張っていきたいなと思います。
競技面では、関カレに出たいし、全カレにも出たいので、目標はそれで。記録で言うと6mが自分の中で越えたい壁なので、それを越えられるように頑張りたいと思います。
酒井)応援してます!
対談は以上になります。お忙しいところありがとうございました。今シーズン頑張っていきましょう!
小松・吉田)ありがとうございました!!
今回の記事は以上になります。
シーズンインが近づく中、それぞれの思いを語ってもらいました。今シーズンの活躍に期待したいと思います。
次回の対談記事は「副主将ブログ」です。
お楽しみに!!
企画・対談:アヒンバレ・ティナ
酒井寛之
綾野千優
西山藍那