主将×副主将対談 Part1

筑波の大黒柱である今泉、樫原に関東インカレの振り返りを行なってもらいました。

主将・今泉堅貴(体育4・短距離)

副主将 樫原沙紀(体育4・中距離)

※このインタビューは6/25に行われたものです。

 

___まずは、関東インカレの振り返りをお願いします。

 

今泉/以下、今)関カレは、総合得点という記録として目に残るものとしては、筑波大学の目指していたものとはちょっとかけ離れた結果に終わったのかなっていうのが、自分もそうですし、周りからの評価もそうかなって思うんですけど、男子が6番で女子が2番?その一方で、投擲ブロックをはじめとして優勝者も数多く生まれていて、広報の活動でもそういった選手を取り上げてチームの意識を高めたことで、最終日まで失速することなく継続して点を取れていた印象はあります。ただ、そう言った目立った活躍をする選手もいれば、短距離に限った話をすると試合時に怪我したりとか、本番で100%の力を発揮できなかった人もやっぱりいるので。そこは選手個人の問題もそうですし、サポートについても改善点が残るっていう指標の一つになったのかなとも考えていて。浮き彫りになった課題を一つずつ消化していって全カレだったり、六大と関甲信で一つずつ、チームとしての力を高めて行ければ良いのかなと思います。

樫原/以下、樫)めっちゃしっかり喋るやん(笑)(笑)。女子としては2番という結果で、女子の総合優勝を狙っていた中の2番だったっていうところは結果だけ見ると悔しいなっていう思いはあるんですけど、入賞者も多くいたし、表彰台乗ってくれた子もいて、内側から見た筑波で言うとみんなすごい頑張ってて、全力を尽くすことができた関カレになっていたのでそこは良かったのかなって思います。こんな長く喋ると思ってなかった笑

)思いついたことをペラペラ喋ってたから(笑)

)これは女子だけに限ったことじゃなくて、男子も女子も、サポートの子たちも、雨がすごい多い大会になったけど、その中でも朝早く行って、選手のテントをすごい頑丈に、選手が雨に当たらんように対応してくれたりとか、声出し応援もあったし、去年までではなかったような一体感をすごい感じることが出来た関カレになったのでみんなよく頑張ったと思います!

)前例がない全体応援も一体となって取り組んでいたようにグラウンドからは見えたし、そこの優劣は大学ではつけられないけど、筑波が応援部門では一番だったと思います!

___4年生として臨む関カレはどうでしたか?

)自分は連戦を考慮して個人種目を回避してマイルだけっていうことになって、3日目から競技っていうことで1日目2日目はホテルだったり選手控えで待機する場面があって。画面でずっと見てたりして関カレがいつも以上に遠いものだったけど、このタイミングで力をつけて活躍してた4年生の同期がいっぱいいて、同じ学年で頑張ってきた身としてすごい誇らしく思ったし、一方で頼りになる後輩たちも多くの活躍をしてくれて。そこは最上級生だからこそより周りが見えたなっていうのはあるし、関カレ期間を通じて周りに気を配れるようになったっていうのは感じているかな。なんていうんだろう、、1番は同期の活躍が嬉しかったです。それで自分も頑張りたいなってめちゃめちゃ思ったし。そんな感じで、いつもより距離感のある関カレでした。

)4年生としてというよりかは副主将として、何か役割があって出る関カレは最初で最後で。自分のレース出る時とか、「副主将だから結果出さなきゃ」みたいな自分で勝手にかけてた重圧もあったけど、それ以上に応援してる声というか、「見てるよ」みたいに言ってくれる声がいつも以上にあって、声かけてくれたり応援してくれる声が聞こえて。楽しかったですかね、率直に言うと。楽しかったのが一番で、これで最後なんだなって信じられないというか、、3年間関カレ出てきたけど、もう終わっちゃうんだっていう思いもありながら関カレには望んでました。あとは、私は中日はあったけど全部選手側として出てたから、周りを見る余裕みたいなのは全然なくて、堅貴みたく全体を見て頑張ってたなみたいな感想はそんなになくて、、ちょっとは見えてたけどがっつり見えてた訳じゃなかったからあれなんだけど、生では見れてないけど、誰々が入賞したとか優勝したとか、良い記録が出たって言うのを聞いて、それが去年とかよりも記録を聞いた時に嬉しさが込み上げてくるという感じがあって特別な大会になりました。

)もう1回言って良い?(笑) 考えがまとまったから(笑)。今までありがたいことに1〜3年生で個人もマイルも出て、1日目から4日目まで何かしらの予定が入ってたけど、今回はマイルだけということで、より競技を見る時間があったというか、同期を含めて筑波の選手の活躍を見る心の余裕もあったので、そうやって見させてもらって、これまでの3年間は自分のことで精一杯だったのがさっき言ったように大会期間中も周りを見てその結果に対して自分も一緒に一喜一憂できたっていうのが4年生だからこそだし、主将になったからこそかもしれないけど、そういった部分が自分でも一回り成長できたところなのかなと感じる、大人びた関東インカレでした。ちょっと成長したなって感じる関カレだったかな笑

___今まで短距離しか見てなかったもんね(笑)

)投擲さんの結果とか気にする余裕もなかったな、、「今日はアップを何時にして、、」っていうのばっか考えてた。

)間違いない(笑)

___2人ともすごい活躍してたけど、お互いの印象はどうだった?

)私は、、全部が終わって自分としては心がフリーダムになってマイルを見てたから全力で応援するだけになってて、、何人抜いたんだっけ、最後バーって行ってたよね。最後の最後で行ってて。筑波の全体応援が200の地点だったから、その時はまだ抜かしてなかったけど、「主将だから抜いてくれるかな、抜いてくれるだろう」って思ってめっちゃ応援してて、ちゃんと決めてきたから「マジでかっけえな」って思って笑笑。「うわー主将だわ」って思ってすごい感動しましたね。

沙紀のレースは正直安心して見てられたというか(笑)。「まあ勝つだろうな」と思って、ちゃんと勝って、まあそれはそうだなと思いつつ。

)(笑)(笑)(笑)

)副主将が勝っちゃったから「俺も下手な走りはできないな」ってのもあったし。1日目の全体集合で、自分が「個人パスしたけど、マイルでは絶対8点取って帰るので」って宣言してたこともあって、自分にもプレッシャーをかけながらの試合で、今回はそういった方法で関カレに関してはメンタルを作っていて、その重圧は多方面から(笑)。でも一番は、沙紀の1500の優勝はプレッシャーにもなったけど追い風にもなったかな。

___関カレでの声出し応援は最初で最後だったけど、トラックから見ていてどうだった?

)すごい楽しそうだなって思った(笑)(笑)

)(笑)(笑)

)俺も混ざりたいなって思ったし、自分達のためにこれだけの多くの人がこれだけ一生懸命やってくれるっていうのは勇気を貰えたし、「これがインカレなのかあ」って。初めてだったから、これが先生たちがよく言ってたインカレの本来の姿なんだなってしみじみした部分はありました。

)これまで応援がない時期があってスタンドを気にするっていう習慣がこれまで全然なかったから、スタート前とかにスタンドに向けてパフォーマンスするのを意識しなきゃいけないくらい応援してくれることに対する感覚が薄れていた中で声出し応援が初めてあって。声出し応援がすごい歓声で、1人ずつプラカードみたいなのも作ってくれててっていうのもあって、1500の決勝の時に下から見た時は感動したというか、、スタートって結構孤独感あるじゃないですか。それで、どうしよう勝てるかなーみたいに思っている時に、1500だったら流ししたときにちょうど筑波がいるみたいな感じで、みんなの方に手振って、頑張るしかないなみたいな。気持ち切り替えられて、いつも一緒のグラウンドで頑張ってる仲間がいてくれるだけでも気持ち違ったのに、声も出して応援してくれてっていうので、すごい込み上げるものがあったというか、、。いいなあって思って。さっきも言ってたけど、私も行きたかったなって思って笑。マイルの時しかいけなくて、しかも雨だったから「寒っっむ」って思いながらしか応援できてなかったから、いろんな選手をみんなと一緒になって声出して応援したかったっていうのが本音ですけど。そうやって応援席も含めて筑波全部で盛り上がって出来た試合だったから本当によかったなって思います。

___2人とも結構余裕あったよね?沙紀は1500の前の移動のところ見てたから、なんか落ち着いてるなって。

)余裕ではないよ(笑)(笑)。ばり緊張してた(笑)。移動で歩いてる時は「やるしかないな」って思いながら歩いてるんよ。召集の時とか「やばい、どうしよ、、」みたくなっとるけど、あそこまで入ると吹っ切れてる感じはあるけど。でも楽しかったのが1番だから、筑波の人たちがいて、良い意味で日常を思い出せるみたいな雰囲気があったから、関カレは楽しかったんかなって。

)応援してくれてた人たち自身も「全体応援楽しかったっす」みたいなことを言っててくれて、そこはすごい救われた気分になったし、その人たちの枠をもらって出ているから、そう言ってくれるのは凄く嬉しいし、尚更頑張らないとなって。全カレでも応援があると思うから、頑張らないとなって思うかな。あとリレーは、精神的にはめちゃめちゃ余裕でした。

)まじ?つよ!!

)いつもマイルはボーナスステージみたいな感じだから。

)楽しいがでかい?

)そうそう。緊張しないんだけど、最初の流ししてルーティーンをして、自分にも酔ってたし、

)(笑)(笑)(笑)(笑)

みんな俺らを見ろみたいな感じで気持ちも高められてって感じでした。

___関カレのM V Pをあげるなら誰?

)俺は間違いなく大井悠くん(跳混4)です。というのも、最終選考からエントリー締切、そこから試合までのスパンが例年よりも凄く短くて、選手が正式に決まって(応援団長も)結構ドタバタで決めて。応援団が決まってからも試合までの期間が迫ってる中で主体的に色々やってくれたし、俺がグランプリで日本全国ウロウロしてた時に、任せるだけ任せてあとは頼んだよみたいな感じで役割を投げ渡したような形にはなったけど、応援団長として色々動いてくれて、、リアルでも何回ありがとうって言ったかわからないけど、ここでもありがとうと言いたいです。

)M V Pで応援団長を出してくれたので、私は毎日何人診ていたかわからない、トレーナー責任者の佐々木幸太朗さん(投擲・M1)をあげたいと思います。私個人も大会期間中に色々ケアしてもらって助けてもらったし、トレーナーの中でもいろんな人に指示出してるのとか見てて、幸太朗さんがいなかったら筑波の入賞者ラッシュもなかったんじゃないかっていうくらい、自分も選手で出てるのに身を粉にして働いてくれて、いろんな選手のケアをしてくれてっていうところで、尊敬とかいろんな感謝も込めてM V Pかなって思います。

)あとは、大洋(佐藤大洋・短距離4)然り、サブマネの皆さんも毎度のことながら朝3時?4時とかに起きて色々やってくれてるのはずっとずっと前から知ってるし、今回も本当に頭が下がる思いでいっぱいです。

___サブマネは今回も楽しかったです。

)ほんと?

)ストーリーにさ、朝3時とかに出てるの見てヤバって思って笑

)朝起きて見たら3時間前とかになっててええって笑

)ええ、起きてんの?みたいな笑

)場所取りの開門ダッシュをインスタライブしてて、それ見てた。

)ええそうなの。爆睡してたわ笑

)ありがたいなあって思いながらチラ見してた。M V Pは1人だから出せないけど、その人たちにもありがとうって言いたい。

___全カレに向けての目標をお願いします

)全カレは個人もマイルもどっちも優勝するつもりで出るので、主将として点を取ることはもちろんだし、一人一人がベストな状態で試合に臨むことを切に願っております。

)全カレは去年すごい悔しい思いをした大会でもあるから、1500では今年こそ絶対優勝して、多分もう1種目出るので、優勝狙って16点を個人として筑波に持って帰りたいっていう思いと、女子の優勝、男子も優勝してほしいんですけど笑、関カレより全カレの方が筑波には分があるから、全カレでは男女総合アベック優勝をこの代で、みんな勢いあるし今年こそは達成したいなっていう思いが強いので、チーム一丸となって向かっていけたらなと思います。

)力はあると思うから、全員がきっちり、自分のやりたい競技ができれば、自然とチームとしての結果に結びつくと思うので、そこを目指していくためにもこの夏の鍛錬期もしっかり怪我なくやっていってくれたら良いのかな。

 

Part1は以上になります。Part2もお楽しみに!!