【リレーブログ】#49 『負けない気持ち』秦くるみ

皆さんこんにちは!

村田蒼空からバトンを受け取りました、秦くるみと申します!

普段は恥ずかしくてそらのことをあまり褒めないのですが、せっかくの機会ですのでほんの少しだけそらへの愛でも語ろうと思います。

そらはU20日本記録保持者で競技力に関しては言わずもがなのことですが、実は性格もいいんです。とにかく優しい。それに一緒にいて楽すぎるくらい楽です。

しかしそらとは一緒に居すぎて話すネタも尽き、最近は無言なことの方が多いですね。そのせいか不仲説も出ているようで、、。笑

仲が良すぎるが故にこうなっているだけですのでご心配なく!!

競技力性格面白さ、、色々含めてそらのことはいつも尊敬してます(そらと出会えて良かっただなんて恥ずかしくて言えないけど!!)

 

こんな相棒とこれからたくさん練習して、日本インカレで一緒に優勝します!!絶対に!!!!

(入学オリエンテーション遅刻したときのオムライス)

 

(前回担当、村田のブログはこちら

 

さて、自分の元にバトンが回ってきたということで、皆様に何を伝えようかと色々と考えたのですが、これまでの方々のためになる話でハードルが上がりに上がった上に、面白いことも何も思い浮かばず、、

私が考えていることを無難に真面目に書いていこうかと思っております。

語彙力が皆無なため、拙い文章になってしまうと思います。(汗

どうか暖かい目でさらーーっと読んでいただければ幸いです。

僭越ながら自己紹介から始めさせていただきます!

名前は秦くるみ(はた)です。

走幅跳の日本記録保持者である秦澄美鈴さんと姉妹ですか、とよくよく聞かれるのですが、残念ながら無関係なのです。

むしろどこかで何かしら繋がっていてくれよ!と心の中では思っているのですが、、おこがましいのでやめておきます。笑

小学2年生の夏に父の影響で陸上を初めてから今年で12年目になります。

昔は練習も辛いことも大嫌いで泣きながら練習に行くことなんてしょっちゅうでした。

それでもただ周りより速く走りたいという小学生らしい安易なモチベーションでなんとか続けてきました。気がつけば12年目。憧れだった筑波大学のユニフォームを着て競技ができることに幸せを感じています。

(昔の写真)

 

私が走幅跳で1番大事にしていることは「勝負強さ」です。

私はこれまでの陸上人生で「勝負強さ」について突き詰め、練習を重ねました。

その結果、ありがたいことに、多くの方々から「勝負強いね」と声をかけていただけるようになりました。

私にとって最大級の褒め言葉です!!

そんな勝負強さを実現するために常に目標としているのが、

揺るぎない自信を持って跳躍すること

負けられない試合で私は常にこれだけをテーマにして挑んできました。

簡単に言いますが「揺るがない自信」ってなんなんでしょう。

そんなもの付けようと思って付けられるものではないですし、、、

ただ1つ言えるのは、心に余裕を持つことです。

周りが格上の相手でも100%勝てないなんてことはありません。

勝てる方法は必ずあると思っています。

心に余裕さえ持っていれば、抜かれたとしてもまた抜き返せばいいと自分自身の考えを変えることができます。

こんな格好つけたことを言っていますが、大学に入ってすぐの頃は何もかも上手くいかず、自分は大学で落ちていくんだろうなと思い悩んでいました。

高校時代である程度競技に対する自己肯定感をあげてきたつもりが、大学の同期や先輩、周りの方々の強さに心をへし折られ、自信なんて微塵もありませんでした。

憧れだった桐の葉はとんでもない重りとなり、こんな跳躍しかできない私が青桐(公式ユニフォーム)なんて着て試合に出ていいのかな、なんて考えることも多くありました。

跳びたいと思っていたはずが、跳んで結果を出さないといけないという考えになり、勝手に自分に期待して絶望する日々でした。

完全に負の連鎖に陥っていましたね。

しかし、ふと我に返って考えてみたんです。

ずっと憧れていた筑波に来て、その筑波のユニフォームで戦えるなんて、こんな幸せなことはない。せっかく得た権利を無駄にしてる場合じゃない!!

そこで俯瞰して初めて自分が勝手に自分に期待しすぎていることに気がつきました。

大学で急に一人暮らしが始まって、自炊、洗濯、諸々の家事と慣れない授業。それに加えて、練習も全く変わりました。これまでメニューを出してもらっていた高校とは違い、自分でメニューを組み立てなければならない練習環境。

高校時代とはあまりに違いすぎます。

そりゃ高校生のときのように上手くいくわけありませんでした。

高校の調子が良かった自分でいようとしなくていい、大学生としての自分で戦えばいい。体格も生活習慣も変わった中でそれに合わせた戦い方をすればいい。

そう考えるととても楽になりました。

自炊も生活も授業も練習も、全てが競技に繋がっています。自分で自分を作り上げて、それで跳べるようになったらどれだけ楽しいのかと、考えるだけでワクワクしました。

この瞬間私の人生は陸上楽しいモードに切り替わりました。

(3人でロープ登ってみた)

 

(話が逸れましたが、また勝負強さの話に戻りたいと思います)

陸上が楽しくなってからは調子も徐々に戻り、また自信や勝負強さについても考えるようになりました。

満を持して挑んだ日本インカレでは、私の資格記録はランキング外でした。(恐らく12番目)

出場選手の多くが自分より格上です。みんな私の憧れの選手です。

そこで勝つイメージが作れるかどうかが勝負だと思いました。

WBC決勝前の大谷選手の言葉

憧れることをやめましょう。

聞いた事がある方も多くいるのではないでしょうか。

私はその言葉に感銘を受けました。まさにその通りだと思います。

憧れの選手を見て、受け身になるのではなく、勝つつもりでその舞台に立つべきです。

勝つ根拠云々の話ではなく、勝つ気持ちさえあれば自信はついてきます。

もちろん、自信があるから勝てるというわけではありませんが、自信があれば、精神面で競技に対するマイナスの影響は無くなります。

結果、全員に勝つつもりで挑んだ日本インカレは、第3位でした。

本当に勝負強ければ優勝しているでしょうし、どこかに詰めの甘さはあったと思います。

私もまだまだ勝負強い人間だと言いきれないと思います。

それでも、跳ばなきゃいけない場面で自分を律して試技を行うことができるようにはなりました。

それに、陸上が楽しくなりました。

私は調子がいい時、試技中にニヤニヤが止まらなくなってしまいます。全員が自分を応援してくれているように錯覚し始め、自分の可能性を無限かのように感じます。ハイになっちゃってるんでしょうね

(跳ぶ直前まで笑っているから、なんだコイツって思った方もいるのではないでしょうか。楽しくてしょうがないだけなので変なやつだと思わないでいただけるとありがたいです。笑)

その試合中、心の底から走幅跳が楽しくてしょうがなくて、その舞台で試合ができることに喜びを感じています。「幸せだな〜、楽しいな〜、もしかしたら自分勝てるんじゃないかなあ」なんて惚けたことをずっと考えています。

ここまで陸上を続けてこれて、競技中心の生活を心の底から楽しいと感じるということは、陸上にはとんでもない魅力があるのでしょう。

いつかの大事な瞬間に最高のパフォーマンスをするために、自分を最高の状態に仕上げようと努力できます。

辛いことも余裕で我慢できますし、むしろ自分から辛いメニューをやりたくなることもあります。

色々な選択肢があった中で、せっかく大学まで来て陸上をやっているのだから、楽しく競技をするのが1番だと思っています。

ただ、「enjoy」ではありません。努力して努力して最後まで頑張ったからこそ知ることができる競技の魅力を全力で噛み締めるという意味での「楽しい」です。

これからもこの筑波大学で競技ができる幸せを噛み締めながら、楽しく生きていきたいと思います。

長々と失礼いたしました。

いつか自分が伸び悩んだ時に読み返す用になってしまいそうな文章ですが、、、自信が無くて悩んでいる方へ、少しでも考え方をかけられるきっかけになれば幸いです。^^

(親愛なる跳混ブロック及び水平パートの皆様の写真を添えて)

次回は中尾日香です!

はるかと初めて会ったのは3月の高知合宿です。第一印象は大人しくて優しい子だなと思っていたのですが、、、話してみると関西弁の鋭いツッコミとギャグ線の高さにびっくりしました^^

そのギャップがとーーってもクセになってしまうんです!

そんなはるかがいったい何を書いてくれるのか、、!お楽しみに!!!!

(まだ高校生だった頃の初々しい同期たち)

 

秦くるみ(はた くるみ

【個人ページはこちらから】

体育専門学群 1年

静岡県/伊豆中央高校

跳躍混成ブロック/走幅跳

広報委員会