【十人桐色2025】#28「支えのありがたさ」勝くるみ

「支えのありがたさ」

こんにちは。

中長距離ブロック3年の勝くるみです。

2年前のリレーブログに続き、今回も執筆の機会をいただきました。

再びこのような貴重な機会をいただけたことをとても嬉しく思っています。拙い文章ではありますが、少しでも何か伝わるものがあれば嬉しいです。

まずは簡単に自己紹介をさせていただきます。

体育専門学群3年生で、専門種目は800mです。アーティストでは嵐が好きで、今年の対抗戦では、800mのレース時に“A・RA・SHI”や“Happiness”を集団応援で歌っていただきました。(とても力になりました。ありがとうございました!)また、人と話すことも好きです。様々な十人桐色のテーマがあるように、筑波大学には様々な価値観や考えを持った人がたくさんいて、共感して盛り上がることもあれば、そういう意見もあるのかと気づかされることもあります。大学に入ってからより一層人と話すことが好きになりました。こうした経験も含めて、筑波大学で良かったなと感じる部分が多くあります。

それでは本題に入らせていただきます。

前半シーズンも終盤を迎えました。特に今年は関東インカレと日本インカレが立て続けに開催されるという異例の年で、4月から7月まで毎月のように大きな大会があった方も少なくなかったのではないかと思います。(実際、私も毎月初旬は緊張ウィークでした笑)

今回は、怒涛の前半シーズン、特に対抗戦を通して感じたことを綴りたいと思います。

まず一番に感じたのは、全体応援の力です。これは決してテンプレやお世辞ではなく、心から感じたことです。レース前に緊張したり、不安になったりしたときに何度筑波の陣地を見て、応援を聞いて、励まされてきたか、、数え切れません。そのせいか、対抗戦でない試合でもつい筑波の陣地の場所を見たりしてしまっているほどです。笑 全体応援を通して選手は計り知れないエネルギーをもらっています。全体応援は個人競技である陸上競技を団体競技に変えてくれる存在であり、インカレの魅力にも繋がっていると感じています。私は中高時代、部員数が多くない部に所属していたことや高校時代はコロナ期間と丸被りということもあって、大人数から応援されるという経験がほとんどありませんでした。正直もう3年目になりますが、未だに慣れず、毎回その応援のありがたさを嚙みしめています。「応援によって、自分の力以上のパフォーマンスを発揮することができる。」入学当初は全体で応援してくれることを勝手にプレッシャーとして感じてしまっていたり、応援に恥じない走りをしなければと力が入りすぎたりしていました。でも対抗戦に出場させていただいていく中で、レース中や前後でのあの盛大な応援は自分のためのものなんだという考えに変わり、今では応援してくれる全員が味方だと感じることができています。プレッシャーがゼロになるわけではありませんが、それ以上に応援を力に変えることができるようになったと感じています。

 

また、様々な場所で多くの人たちが関わり、作り上げられて成り立っている大会なのだと、改めて実感しました。試合では選手にスポットライトが当たりがちですが、その裏には数え切れないほどの多くの人たちの支えがあります。学年が上がるにつれて、今まで気づかなかった部分が見えてきて、特に今年はそれを強く感じました。スタンドで集団応援してくれる仲間をはじめ、選手をサポートしてくれる付き添いの人、大会の補助員や救護として携わっている人、競技中の写真を撮ってくれる人、試合後にマッサージをしてくれる人など、ここでは書ききれないほど多くの役割を担っている方々がいて、選手は競技に集中でき、そして大会は成り立っています。招集後にスタート地点へ向かう道中で筑波の人を含め何人もの人たちがそれぞれの役割を全うしている姿を目にし、感謝の気持ちとともに、自分も選手として全力で戦おうという気持ちが一層強まりました。これからもこの「支え」があってこそレースを走ることができるということを忘れずに、競技に臨んでいきたいと思います。

 

 

今年の対抗戦は終わってしまいましたが、まだまだシーズンは続きます。今回改めて感じた感謝の気持ちを胸に、残りのシーズンも目標に向かって走り抜きたいと思います。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。