【十人桐色2026】#35 「飽きが来ない陸上生活」山本慧


みなさんこんにちは,中距離ブロック4年の山本慧です.初対面の人にはよく体育専門学群と間違えられますが一応工学システム学類の所属で通信を学んでいます.


十人桐色執筆依頼を受けるにあたってどんなことを書こうか検討を重ねました.その結果,せっかくのラストイヤーなので、これまでの陸上人生を振り返ってみることにしました。どんなことを考えながら取り組んできたのか、文章としてまとめてみたいと思います.

この導入の部分は最後に書いているのですが,文章を書きながら思うのは人間は、頭の中で考えていることって案外ふわふわしていて,文章や誰かとの対話を重ねることではっきりしていくものだなと思いました.
拙い文章ではありますが飽きずに最後まで読んでいただけると幸いです.


私は中学から陸上を始めたので2026年で10年になります.10年間を振り返って思うのは自分の性格でよく飽きずにここまでやってこれたなということです.私のことをよく知っている人ならわかると思いますが,自分は非常に飽き性で最初は熱中できてもすぐにモチベーションが落ちていって気がついたらやらなくなっていることが多いです.
今までゲーム,自転車,水泳,鉄道模型...などなど様々なものに熱中して来ました.どれも最初の一時期は楽しくてずっとやってられるってくらいに頑張れるのですが,気づいたらやらなくなっていたり、最後は惰性で続けてしまうことが多かったです.
そんな私が今継続できていると胸を張って言えるのはBeRealと陸上くらいです.
BeRealに関しては連投記録が伸びる喜びを密かに噛み締めながら惰性で続けているだけなので正直そこは本題ではないので置いておきます.

ではなぜ,陸上に10年も向上心を持ちながら取り組んでくることができたのか.
私なりの結論は「常に新しい刺激がもらえる環境に自分を置き続けてきたから」です.
中学で陸上を始めた時は小学校で出たトライアスロンのランの順位がよかったからという安直な理由です.その当時は大学まで陸上を続けるなんて全く考えておらず,正月の箱根駅伝で筑波大学が走っているのをみて,もし大学まで陸上を続けるとしたらここなのかなと中学生ながらに思ったことはかすかに覚えています.
高校は文武両道を謳っている学校に進み,勉強,部活どっちも頑張ろうという環境でした.
ただ,高校3年生の春の一番大事な時期にコロナウィルスにかかってしまい,万全の状態で総体に出場することはできず,悔いが残りました.その時,悔いが残るまま終わるのは嫌だなと思って,大学でも陸上を続けることを決めました.

実際に大学に入ると勉学,部活ともに周りはレベルの高い人たちばかりでした.勉強では周りに置いて行かれて打ちのめされ,部活でも周りと比べて落ち込むことは何度もありました.
しかし,そこで諦めることはなく,「環境に適応する」という自分の強みを信じ,とりあえず追いつこうという一心でがむしゃらに頑張ってきました.そうして続けているうちに、苦しかったことにもだんだん慣れていき,単位をとりながら,部活にも向き合うことができるようになっていきました.1年目は受験のブランクで苦労しましたが2年目にはベストも更新することができました.

まあでも,環境に適応するっていうのは、周りのレベルに追いつくことでもあると思います.その環境で求められるレベルに追いつく,周りの人と比較した時自分が劣っている部分の差を埋めることとも捉えられるかもしれません.そのように,マイナスに捉えてしまうと自分の成長にはつながらないと考え,自分より競技力や陸上への向き合い方が優れている人に対してリスペクトを持つことで自然と刺激を受けて自分もレベルアップすることができたと思います.

私はこんなに恵まれた環境で陸上ができていたからこそここまでやってこれたのだと思います.今まで関わって来てくれたみなさんにはとても感謝しています.
4年生.陸上人生ラストシーズン.最後は納得いくまで,やれることはやったと言い切れるまで全力で走り切りたいと思います.
最後まで読んでいただきありがとうございました.