こんにちは。短距離障害ブロック2年の浅井央真です。執筆の機会をいただき、ありがとうございます。分かる人には分かると思うのですが、自分は文章書く力はそんなになく、そのせいでとても苦労したので、拙い文章ですが、最後まで読んでくれると嬉しいです。
何について書くか悩んだのですが、「1年生の間試合に出ない」という決断をした経緯のようなものを話したいと思います。
最近の関東インカレや日本選手権で、自分の名前を知った人、名前は知ってたけど本気で走っているのを初めて見たという人もいると思います。
それもそのはず、自分は高校生の頃、全国IHには1回も出場していない上、大学1年の間、試合にほとんど出場しませんでした。これは新しく怪我をしてしまったからという訳ではなく、筑波大学に入学する前段階から「1年間試合に出ない」と決めていました。これには自分との戦いに負け続けてきた自分なりの覚悟、そして勝利への執着がありました。
自分が陸上を本格的に始めたのは中学生になってからで、始めは純粋に足の速い同級生との競走を楽しんでいました。
競技成績が向上し始めたのは中学3年生の頃からで、全中にも出場できました。

(中学三年生の浅井)
自分は当時、陸上競技は高校までと決めていたので、勉強と陸上、両方の選択肢を取れるようにと瑞陵高校を選択しました。
勉強と陸上がお互いのいい息抜きになったのもあって、高校でも順調に成長し続けられ、1シーズンごとにベストを更新でき、着々と成長できていました。
そして2年生になり、ここから全国的に活躍できるようになります。その大きなひとつとして高校2年生での20.97の愛知県記録があります。東海総体に向けた調整として出場した記録会だったのですが、リラックスできたのもあってか当時のベストを約0.5秒ほど更新し、全国ランキング2位(当時)にのることが出来ました。
しかしながら、迎えた東海総体。そのアップ中に、人生1度目の肉離れを起こしてしまいます。軽度ではあったが試合を欠場することとなってしまい、高校2年でのIHの夢は崩れてしまいました。
その後、怪我を直し、U18や全国合宿も経験し、課題であったスタートや最大速度を改善。迎えた高校三年生では、100mでシーズン序盤からかなりの好タイムを連発。万全の準備を期しており、自分は本気でIH優勝を目指していました。
しかし、夢半ば、愛知県IHの途中、再度肉離れを起こしてしまい棄権。自身の夢はスタートラインに立つことすらなく潰えました。この時のことを今でも鮮明に覚えています。本当に悔しくて悔しくて一日中泣いてました。
予定通り、このまま高校で陸上を辞めることも迷いましたが、このままでは終われないという思いが強く、大学でも続ける決心をし、筑波大学へと入学しました。

(肉離れしちゃったのに繋いでくれた高校のリレーメンバー)
このように、高校時代までの自分は、重要な試合で怪我を頻発しており、勝つか負けるかの以前、戦う前に自滅してしまう競技者だったわけです。
この反省を踏まえ、自分は考えました。
「大学生になってまでも競技を続けるという決心をしたからには、怪我はしたくないし、勝ちたい」
「そのためには怪我をする原因の根元を知り、変わる必要があり、それには時間がいる」
「それなら大学1年間は身体を変えることにシフトし、試合には出ない」
自分の陸上人生を俯瞰して見た時、ここ1年焦らないことが大切だと感じましたし、過去の記録を見ても大学1年生は活躍が難しそうだったという理由もこの決断を後押ししました。
こうして自分は1年間鍛えるという選択を取ったわけです。
そして1年間、谷川先生のご指導の元で自身の身体を改造することになりました。この1年間、やはり試合のない陸上は退屈な上、同期が全国的に華々しく活躍し、抜かれていく様を見るのは辛かったです。陸上辞めたくなったのも正直なとこです。
結果的に、この1年間をトレーニングに充てるという判断は正しく、現在の位置まで成長することが出来ました。何より、全力でレースを何本も行っても怪我の心配が無くなったのが大きいです。おそらく大学1年からレースに出ていたらここまで速くなれていないだろうし、今でも怪我に怯えながら競技をしていたと思います。
以上が自分が大学1年間試合に出ないことを決めたまでの経緯でした。
今こう思い返しても、自分は調子がいい時に怪我をしてばかりです。油断や慢心をしている時こそ気をつけなくてはならないというのは、調子の上がってきた今の自分に強く言いたい言葉です。
しかしそれ以上に感じるのは、仲間の存在です。自分を支え、遠い場所まで全力で応援してくれる両親や、心の支えとなる友人や先輩後輩、今でも応援してくださる中高の顧問の先生など、自分にはもったいない優しく大きな存在が今の自分を作ってくれました。本当にありがとうございました。
自分の陸上人生、どこまで行くかは分かりませんが、これからが本番です。
まだ自分は、谷川先生がおっしゃっていることの理解の入り口に立ったばかりだと感じています。だからこそ、これからが勝負だと思っています。

(同期とのお気に入り写真)
これからも応援していただけると嬉しいです。最後まで読んでくださりありがとうございました。
