【十人桐色】#09 医学群生対談

第3回目の対談を担当します、C班の井上翔遥(体育3)、森山敦喜(物理2)、渡邉ももこ(体育1)です。

今回は医学群生を対象に選手をピックアップいたしました。厳しい環境に置かれながらも、文武両道を究める選手の実態や今後の目標について深く聞くことができましたので、ぜひご一読いただければと思います。

 

◇今回のピックアップ選手◇

川瀬宙夢(医学5)

薬師寺亮(医学5)

山口航平(医学3)

有松憧(医学2)

武田ひすい(医学1)

選手のプロフィールは対談記事とともに掲載。

以下、対談の様子をご紹介します↓

 


井上翔遥 × 薬師寺亮

 

薬師寺亮(医学5 / 短距離障害)

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Q.  医学部でありながら部活にも真摯に取り組むことについてどう思っていますか?

薬師寺 やりたくてやってるし当たり前のことかなあ、どちらもやらされていると思ったことはないから自分として当然のことをやってるつもり。全然カッコつけやないで?笑

井上 (感心しすぎて言葉が出ない)

薬師寺 やりたいことの目標がその1つだからどちらも頑張れるんだと思うなあ

井上 でもやっぱりすごいですね、見習いたいです笑

薬師寺 病院での実習の自己紹介の時に部活頑張ってるって言うのがちょっと優越感に感じることもあるなあ笑 やっぱり筑波は国公立の中でも普通じゃないよなー。。。

井上 でもやっぱりどちらかの負担がもう一方に影響を与えることもありますよね?

薬師寺 でもどっちかと言うと2つがあることで「一方がダメでも…」って考えることはあるかな? でも一応プライドもあんねんで?笑
まあどちらかが息抜きになったりすることも多いから、むしろどっちかに絞る方が難しいかもなあ。

井上 それでもやっぱり実習終わりに遅れて練習に来る姿勢はとても尊敬してます。

薬師寺 でも勉強と部活の両立って高校の時とかとあんまり変わらんと思うけどなあ

(やはりこの人はすごいと心の底から思いました)

 

Q. 他の学部(特に体育専門学群)にいっておきたいことはありますか?

薬師寺 勉強しろ笑

井上 即答ですね…。耳がいたいです笑

薬師寺 テストも少ないよなあ…。

(絶え間のない言葉たちに圧倒される井上)

薬師寺 勉強がキツイ時とか集合時間に出れない時は体専が羨ましいって思うなあ。
あと、飲み会とかで潰れた人がいた時、どうしたらいいか電話するのだけは勘弁して笑

井上 な、なるほど。たくさん出てきますね。。。(井上のライフはもう0)

薬師寺 真面目な話で言うと、たとえ医者でも言われたことを鵜呑みにしないこと。
でもきちんと通院するのは必要で、インフルの時に市販の薬飲むと悪化するし。

井上 (通院しなければインフルじゃないと思ってるなんて口が裂けても言えない、、、。)
筑波は医療施設が充実しているように感じますけどどうですか?

薬師寺 特に筑波の整形外科は実践的な知識も兼ね備えてる人も多くてレベル高いと思う。
俺から言えるのは医者の言うことや知識も毛嫌いせずに吟味してほしいってことかなあ。

井上 僕もよくお世話になってますけど、本当に学ぶことが多いですし施設もすごいですよね。

薬師寺 質問なんやったけ?笑
かなり脱線してしまったなあ。
うーーん。。部活には感謝してるよ、特に体専の人たちと高い意識が集まる環境には感謝してる。

井上 なんかいい感じでまとめていただいてありがとうございます笑

今回は貴重なお話ありがとうございました。

 

 

森山敦貴 × 山口航平

 

山口航平(医学3 / 中長距離)

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Q. 医学群を目指したきっかけは何ですか?

山口 うーん… きっかけって程でもないんだけど、両親が医療関係仕事に就いてて、まだ俺が小学生に入る前の小さい時に、父親に「お前は医者になってくれ!」って言われて、その時なーんにも考えずに「わかったーー! 俺、医者になるー!」って言ったのがきっかけかな(笑)

森山 そんな簡単に決めちゃったんですかー??

山口 そうそう(笑) その後小学生になってから、地元が茨城ってこともあって、「筑波大の医学部行くー!」とか言ってたな(笑)

森山 そんなに小さい時に言ってたことが現実になって凄いですね!

山口 まぁ、入学するのは大変だったけどね…

森山 山口さんは、1年間浪人して入学されましたが、大変でしたか?

山口 そうだね、センター試験で失敗しちゃって、もう、合格して本当に嬉しかったわ!
高校で陸上やってた人が何人か同じ予備校にいて、そのメンバーで、勉強の合間にjogしたりしてたよ!

森山 受験はどんなモチベーションで勉強されていたんですか?

山口 やっぱり、医師になりたいって言う夢と箱根駅伝を走りたという夢に両方とも挑戦できるのは筑波しかないって思ってたからかな。
あと、2学年先輩に川瀬さんがいて、3000SCとか予選会とかで活躍している姿を見て、「俺もやれるぞ」って励みになったよね! 今は川瀬さんは目標の人かな!

 

 

森山敦貴 × 有松憧

 

有松憧(医学2 / 中長距離)

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Q. 部活と勉強を両立するために気をつけていることは何ですか?

有松 うーん…難しいなぁー笑

森山 医学群はテストも難しくて、量も多くて大変そうなイメージだけど、どんな感じで勉強してるの?

有松 俺は、テスト前に集中してテスト勉強するスタイルで1、2年生までやってきたんだけど、今年になって、大会とテスト期間が重なってしまうこともあって、テスト勉強で大会の調整が上手くいかないことがあったから、2年の秋学期からは、日頃からコツコツと勉強しようとしてます!

森山 日頃から勉強するの凄い!
俺も見習いたいわ(笑)

有松 まぁ、俺もやろうと思いつつ、なかなか出来ないけどね…(笑)

森山 部活と両立する上で大変なこととかある?

有松 医学には年に10回くらい実習があって、今年はその実習と国体の日程が被ってて、大変だった!

森山 結局は国体に出場してたよね?

有松 うん!
実習も大切だから、すごく悩んだんだけど、やっぱり個人的にも国体への想いが強くて、来年も国体に出場出来る確信もないし、今年がチャンスと思ったから、後悔しない選択をしようと思って国体を選んだかな。

森山 そうだったんだね、医学群だとそんな大変なこともあるんだね。

有松 でも、高校時代にスポーツドクターになりたいって思ってそのがあるから頑張れるかな!

 

 

渡邉ももこ × 川瀬宙夢 × 武田ひすい

 

川瀬宙夢(医学5 / 中長距離)

 

武田ひすい(医学1 / 跳躍)

 
渡邉 医学部でありながら部活にも真摯に取り組むことについてどう思われてますか?
 
武田・川瀬 別に医学だからとかは関係ない!部活をやるからにはちゃんとやりたい。
 
武田 医学だからといって別に特別視はして欲しくないな。陸上をしたいという気持ちは皆んなと変わらないし、両立するのは難しいと思われているけど医学の先輩方が皆んな勉強と部活と両立しているから自分も出来る!
 
川瀬 戦うフィールドは皆んな同じだしね。体育専門の人が中心となって部をつくってくれているから自分たち(医学)も部活がやりやすいかな!
でも、競技場と医学のキャンパスが近いのは珍しい!普通だったら都内に大学病院があってその隣にしか医学のキャンパスが建てられないからどうしても競技場から遠くなってしまう。このおかげで両立しやすく一生懸命やりやすくてものすごく助かってる!他の大学では見られない筑波のポイントの1つでもあるから医学の道進みたいし陸上もガチでやりたい人はオススメかな(笑)
 
武田 やるときはやる!勉強も部活も中途半端にしない!どっちとも一生懸命楽しみたいな!
 
渡邉 陸上には体育専門学群の人が比較的多く自分のイメージでは、医学はハードスケジュールで部活の集合にも出れなかったり皆んなと練習一緒にできない印象があるのですが、実際のところどうですか…?
 
武田 1年生の春授業は全然集合とか出れなかったけど今は大丈夫かな…でも1番大変な2年生の春を経験してないから…(笑)
 
川瀬 そう!医学は2年生の春ABの授業がものすごく大変!だからその時期は医学生に何があっても多めに見てほしい(笑)
 
渡邉 え!そんなに大変なんですか…?!
 
川瀬 テスト自体は3つぐらいしかないけどその1つ1つのテストが大変でプラス6週間毎日の実習がある…ちょうど関カレとかぶるぐらいの時期で両立が大変になるし、10%留年して20%〜30%は再試する人が出てくる。
 
渡邉 そこが医学生の1つの山場みたいな感じなんですね…
医学に所属しながら陸上で関カレやインカレを目指している人って全国みても少ないですよね?
 
川瀬 そうだね!全日本インカレ男女アベック優勝を目標と掲げているチームの中に医学生が8人もいるのは多いと思う!あと、医学生のでもそれらの大会で入賞してるとかも珍しいかな〜。筑波に来たら「医学生」だとしても活躍できるのは不可能じゃないよね。入部制限もないしさっき言ったみたいに競技場近いし。
 
渡邉 なるほどです!箱根駅伝での川瀬さんめちゃくちゃ注目されてましたよね!Twitterのトレンドに入ったりもして!
 
武田 箱根駅伝はどの家庭もだいたい見るから注目度も高いですよね!
 
川瀬 すごかったね!でも、今箱根駅伝のおかげで筑波大学への注目度が高まっているからトラックも頑張っていきたいなぁ。筑波が注目されているということは他のブロックも見てもらえれるいいチャンスだからこれを生かしていきたいね!
 
武田 私もこの波に乗って今年は関カレに出場して入賞したいです!
 
 

 
対談記事は以上になります。今回の記事は以下の3人が担当いたしました。
 
 
左から、
渡邉ももこ(体育1 / 投擲)個人ページはこちら
井上翔遥(体育3 / 短距離障害)個人ページはこちら
森山敦貴(物理2 / 中長距離)個人ページはこちら
 
 
最後までご覧いただきありがとうございました!