9/9~11に京都で行われた日本インカレにて、筑波大学は男子リレー2冠を達成するなど大躍進を果たしました。その興奮冷めやらぬ中、9/17~19の3日間、神奈川県は相模原ギオンスタジアム・ギオンフィールドにて、第33回関東学生新人陸上競技選手権大会 兼 関東学生リレー競技会(関東新人)が開催されます。
関東新人はリレー種目を除き、標準記録を突破した1,2年生のみが出場可能な大会です。筑波大学の次代を担う選手が多くエントリーしており、各対校戦とは違った見応えがあります。インカレで躍進を見せた今年、「今後数年筑波大学には手が出せない」と言われてやろうと、選手たちは鼻息を荒くしながら最後の調整に取り組んでいます。今回はそんな闘志を燃やす短距離障害ブロックの選手たちを、見どころとともに紹介していきます。
◆男子100m
柾木拓(体育2) 2組7レーン
井澤真(体育2) 3組2レーン
先本貴一朗(体育1)5組6レーン
日本インカレ男子走幅跳に出場した柾木がエントリー。PBは昨春マークした10.48と本職選手に全く引けを取らない。1年のリハビリを経て今季トラックに帰ってきたU 18日本選手権200mチャンピオンの井澤は、関東インカレ直後にレースに復帰すると徐々に調子を上げ、8月には10.64をマーク。滑り込みで今大会の出場権を得た。PBの10.42に迫る走り、更には同校出身のライバルとの激突にも期待。今季PBに迫る先本にも、殻を破って高速レースを戦い抜くポテンシャルがある。1年生の急成長に期待だ。
◆女子100m
田中里菜(体育1) 7組7レーン
◆女子200m
田中里菜(体育1) 2組3レーン
田中は今大会、短距離障害ブロック女子唯一の個人種目出場者。1年生ながらさまざまな大会でタフにレースを重ね、関東インカレ帯同など貴重な経験を積んでいる。ここで成長を見せ、少数精鋭の女子短距離パートに新戦力として名乗りを上げたい。
◆男子200m
先本貴一朗(体育1)5組6レーン
個人2種目のエントリーは男子ブロック唯一。今季200mの出場は少なく調子は上向いていないが、やはり急成長を期待させるのがこの大会、期待の1年生。コーチ陣も認めるそのポテンシャルを発揮できるか。
◆男子400m
古澤慎也(体育2) 2組6レーン
中川祐哉(体育2) 5組3レーン
古澤は昨大会でPBを0.5秒近く更新し、4位入賞。中川も今季PBを0.55秒更新する急成長を見せている。両者のPBは古澤:47.88、中川:47.86と拮抗しており、直接対決となればその勝敗は読めない。先日の日本インカレを制覇したマイルチームの中で、補欠として何度も苦汁をなめてきた2人が進化を見せられるか。関東インカレA標準(47.80)への挑戦にも注目。
◆男子110mH
太刀川慧(生命1) 3組6レーン
曽我部隆伍(芸術2)5組8レーン
丸山壮(体育2) 6組5レーン
全員が関東インカレA標準を突破し、今夏の全カレ出場枠争いでも大激戦を演じた障害パートから3人がエントリー。丸山は昨年大会で6位。昨季後半から順調にタイムを伸ばし、全カレ出場を勝ち取ると、地元京都でもPBの快走を見せた。曽我部も今季6戦連続でPBを更新し、激しい全カレ出場枠争いの中心となった存在。今度は彼が、慣れ親しんだ地元での好レースを演じる。今季タフにレースを重ねてきている太刀川も、群雄割拠の障害パートで鍛錬を積み、十分に爆発力を備えている。
◆女子4×400mリレー
筑波大学 2組4レーン
エントリー名簿のほとんどが1年生のフレッシュなチームで挑む。大学マイルの経験が少ない選手が並ぶ中、新星は現れるか。
◆男子4×100mリレー
筑波大学 6組7レーン
この4継チームが、間違いなく最も気合の入っているメンバーだろう。今季スプリントで急成長を見せている曽我部や上り調子の井澤ら、その層は厚い。全カレ制覇の勢いを借りて、役者揃いのフレッシュなチームがハイレベルなレースを展開する。
◆男子4×400mリレー
筑波大学 4組4レーン
今季初めての48秒台を記録するなど成長著しい3年生の竹尾がエントリー。中川、古澤の今季好調二枚看板とともにチームを押し上げ、A決勝進出、上位入賞を目指す。
「チームとしての強さ」を知らしめるために。
───先輩ばかりに頼っていられない。次は俺たちの番だ。
#醒めて起て のハッシュタグとともに、選手へのご声援をよろしくお願い致します!
文責:短距離障害ブロック2年 古澤慎也