皆さんこんにちは!投擲ブロックの西山藍那さんからバトンを受け取りました、中距離ブロック4年の綾野千優と申します。らんなちゃんとは他ブロック同期の中では早く仲良くなって、一緒に遊んだり、朝練習を一緒にした時もありました。あれから3年も経つんだね~。前回のブログで『ギャグセンスが高い』と書いてくれてましたが、、その言葉、そのままお返しするよらんなちゃん!(笑) 特に、彼女の宝塚歌劇団モノマネが個人的に激推しです。モノマネをお願いしたら、きっと円盤を持たなくても華麗なターンをしてくれることでしょう。競技の面では、1年生の時から大きな舞台で活躍し続けていてとっても尊敬しています。学生ラストシーズン、一緒に頑張ろう!
(前回担当、西山のブログはこちら)
さて、では本題に入りたいと思います。私は「大学での競技生活を通して感じたこと」をテーマに文章を書かせていただきました。はじめて自分の経験や思いを文章にしますが、私のマイナスから得たプラス経験を少しでも多くの人に発信できればと思います。
悲しくも恥ずかしくも、私の大学陸上は常に怪我と隣り合わせ状態でした。というのも、疲労骨折をして大学に入学し、その年の秋からまた足を痛めて別の場所を疲労骨折、その後も毎年疲労骨折。ある時には試合前に肉離れをしてしまったり、シンスプリントは常に私の左足にいたりいなかったり、、と怪我が絶えない陸上生活だったと改めて思います。私は中学から陸上競技をしていますが、こんなに怪我に苦しんだのは大学生になってからで、入学してからなかなか継続して練習することができていませんでした。怪我をしてしまう原因は、自分の足のアライメントや練習の調整不足、自己管理不足など“自分自身”にある。頭ではわかっていても、その時の感情(焦り、走らないことへの不安)や状況から冷静な判断ができず、結果的に競技長期離脱という形になってしまうことが多くあったように思います。
結果的に大学の陸上生活4年間のうち1年以上は怪我で長期離脱をした私ですが、競技から離れる時間を経て得たこと、学んだこともたくさんありました。怪我の期間を通して自分自身と向き合うことができたこと、感情的にならず冷静に・客観的に物事を捉えること、などなどありますが、なによりも「たくさんの人に支えられている」ことを改めて感じました。特に、同ブロックの女子同期である樫原、澤井、兵藤には沢山相談を聞いてもらい、その度に「またみんなと走りたい」という気持ちにさせてもらっていました。本当に3人には感謝しかありません。SPEC(大学内の施設)では、トレーナーの方がリハビリの方法や走りに対するアドバイスをしてくださったことで、怪我をしない動きを習得することができました。時々話を聞いてもらいながら心理的な面でも支えていただきました。「大事なことは、現状から目を背けないこと。怪我と向き合った先に前よりも強くなってる自分がいる」というトレーナーさんの言葉を胸に、怪我の期間も前を向いて取り組むことができました。
そして多くの方の支えのおかげで今年は大きな怪我もなく練習を積むことができ、先日4年ぶりに自己ベストを更新することができました。タイムが表示された時、喜びと同時に沢山の人の顔が浮かんできました。人よりも遠回りをしたかもしれないけど、たくさんの方が支えてくださり、応援し、私の背中を何度も押してくださってここまでこれた。決して自分一人ではここまで辿りつけなかったものだと実感し、感謝の気持ちで胸が一杯になりました。
大学で陸上をする中で、怪我で何度も心が折れそうになりましたが、その度に多くの人が手を差し伸べ、支えてくださったからこそ“今の自分”があり、陸上競技への熱を絶やすことなく続けられているとこの身をもって感じています。それは怪我だけに限らず、練習、環境、そして応援など多くの人の支えあってこそだと思います。その中でも、毎日一緒に練習する筑波大学陸上競技部の仲間の存在は大きいです。競技場に行って刺激をもらったり、仲間の何気ない一言で心がふっと軽くなったり。皆さんも、今の自分の軌跡を振り返ってみてください。同期、先輩、後輩、先生方などたくさんの仲間の顔が浮かんでくるはずです。
今怪我をしている人、行き詰っている人もいると思いますが、そういう時こそ周りを頼りながら、また周りも手を差し伸べながら、みんなで前を向いて進んでいけたらいいのかなと思います。筑波大学陸上競技部は、それができる組織であり、いつも心強い仲間がついています。
競技をする上で怪我は決して良いことではありませんが、怪我の期間を経て、私は多くの人に応援され、支えられていることに改めて気づくことができました。学生の陸上競技生活も残り少ないですが、同期、先輩、後輩、先生方、家族などたくさんの人に支えていただいていることへの感謝の気持ちを忘れず、残りの学生陸上生活を全うしていきたいと思います。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
次にバトンを渡すのは、同じ中距離ブロックの後輩、3年の木村颯斗(きむらはやと)です。木村は一見チャラそうに見えますが、日々の練習を「ランログ」として記録し自分の走りを分析するなど努力家な面もあり、後輩ながら尊敬しています。私も、木村たち3年生のランログをみて勉強させてもらってます。陸上競技にひたむきな彼が次回どんなことを話してくれるのかとっても楽しみです!
木村、頼んだぞー!
綾野千優(あやの ちひろ)
体育専門学群 4年
岡山県/岡山芳泉高校
中距離ブロック/800m
トレーナー委員会