【リレーブログ】#55 『道標』景山咲穗

筑波大学陸上競技部リレーブログをご覧の皆さん、こんにちは。

日頃より多大なるご支援、ご声援をいただき誠にありがとうございます。

内田萌奈さんよりバトンをいただきました、短距離障害ブロック4年 景山咲穗(かげやまさきほ)です。

彼女とは、高校生のときの国体からの付き合いで、今年で6年目を迎えた仲です。当時から、見惚れてしまうほどのカッコ良さと包み込んでくれるような優しさをもち、多くの場面で手を差し伸べてくれました。この場を借りてありがとう!残りの学生生活で、萌奈ちゃんとの思い出をもっと増やしていきたいなぁと思っております(*^-^*)

 

(前回担当、内田のブログはこちら

 

改めて、リレーブログを企画していただいた広報委員会の皆さん、本当にありがとうございます。

今回、このような大変貴重な機会をいただけたので、これまで内に秘めていた私自身の想いを真っ直ぐに言語化し、ここに残させていただきたいと思います。長く、拙い文章となっておりますが、ご一読いただけると幸いです。

【 一期一会 】

物心のついた頃、陸上、サッカー、水泳、ソフトボールをはじめとする多くの女性アスリートが、世界の舞台でメダル・トロフィーを掲げている姿や観客を魅了させている姿を画面越しで目にし、憧れを抱きました。これらがきっかけで、多くのスポーツ種目と出会い、1番楽しいと感じた陸上競技を始めました。スポーツを、陸上競技を、選択していなければ、出会うことがなかった方々との出会いがあり、繋がり、自身の夢が大きく膨らみました。

紆余曲折

多くの方に支えられながら獲得した日本選手権準優勝の結果を経て、2020東京五輪リレーメンバー候補にまで名を連ねさせていただいた頃、『スポーツの発展・価値向上に貢献する』大きな夢 を掲げました。それは、幼き頃の何気ないきっかけで生まれた行動から、いつしか、一競技者として結果を残し続ける誰もがワクワクするパフォーマンスを発揮し続けることで、未来のスポーツマン達やスポーツの発展・価値向上に、好影響を与えるのではないかという考えに結びつき、その一員になりたいと強く思わせたからです。

1歩ずつでも確実に、掲げたものへ近づくために、何事も工夫を凝らしながら尽くす日々。

「すぐに結果として現れなくても長期的な視点で信じて継続することが大切なんだ」と心に刻む中、競技者としてままならない状況が続きました。気が付けば、掲げたものからは遠ざかっているように感じました。誰に対しても相手の都合や気持ちを伺い、本音を素直に伝えられず、自分の居場所さえ見失いました。学び、考え、本気で取り組んできた過程に自信を失い、技者であり続けることに不安ばかりが募っていました。

一方で、競技者として闘い続けるには、運営者・審判員として支えて、指導者として導いて、観戦者として応援して下さる方々が一体となるからこそ成り立つ。学生として多様な価値観に触れ、知見を広げていく中で、スポーツの成功や発展・価値向上へは、する人と共に、ささえる人、みる人の存在の大切さに気付かされ、私は、考え直しました。

 

【 一言芳恩 】

分岐点に立ったとき、進むべき道に迷ったとき、覚悟を決めて成長できる道を選択する。

しかし、これまでの私は『成長を体現できた』ではなく『成長を体現するための準備ができた』ここに尽きると考えています。だから、『成長を体現する』ために新たな世界と立場で同じ夢を追い続けることを決めました。ただ、これは、貴重な一言で導いて下さった方、あたたかな一言で救って下さった方、そして自分の考えや意見を前向きに受け入れ、恵まれた環境を整えて下さった方がいたから、決められたことです。

夢を与えて下さった、成長を体現するための準備に携わって下さった方々への感謝や敬意を胸に、時間はかかるかもしれませんが、必ず、己の道を切り拓きます。

このすべてが、私の『道標』 いつかは、誰かの『道標』へ

 

次は、三浦由奈さんにバトンを繋ぎます。

彼女は、いつも明るく柔らかな雰囲気と大切な場面で100%以上を発揮できる力を兼ね備えており、非常に見習うところが多く、なくてはならない存在です。彼女とは、大学入学当初から、4*100mRの選手として、1走(景山)2走(三浦)もしくは2走(三浦)3走(景山)のバトンパスを行ってきた仲でもあります。彼女のおかげで、どんなときも、安心して走り出すことができました。本当にありがとう!今年のインカレ後には、「スタブロからの時よりも、咲穗からバトンを貰ってからの時の方が加速しやすい」と伝えてもらい、阿吽の呼吸で行えていたんだなと感じました。再び、ここでバトンを繋げて良かった。インカレの時以上に、由奈らしさを発揮してくれることを期待しています!

 

最後に

筑波大学で、筑波大学陸上競技部で、学業・競技に夢中になることができた4年間は、私にとって一生の宝物です。

最後までお読みいただいた皆様、本当にありがとうございました。

今後も、筑波大学陸上競技部へのご支援、ご声援の程よろしくお願い致します。

 

景山咲穗(かげやま さきほ

【個人ページはこちらから】

体育専門学群 4年

千葉県/市立船橋高校

短距離障害ブロック/100m・200m

ユニフォーム委員会