皆さんこんにちは。
二回目の登場失礼いたします。元副主将になりました樫原沙紀です。
1年間副主将としての私を支えていただきまして本当にありがとうございました。皆様の応援が本当に力になりました。
副主将を終えてみて、まだ筑波大学陸上競技部にできた事があったなあと...至らぬ点があったとは思いますが、皆様のおかげで1年間やり切ることができたと思います。
第64回目となるリレーブログですが、残りもあと主将の一回となりました。皆さまお楽しみいただけましたでしょうか。リレーブログは、副主将として、皆様から応援されるチーム作り、またチーム内での話題作りに貢献することができるのではないかと、広報委員長酒井君と考えたものです。多くの部員が賛同し、執筆していただいたおかげで成り立ちました。本当にご協力ありがとうございました。部員の紡ぐ文章を見て、やはり筑波大学陸上競技部には多くのタレントがいて、最高なチームだなと感じました。更新されるのがとても楽しみでした。(更新はすべて酒井君がやってくれました。本当にありがとう。)
(前回担当、酒井のブログはこちら)
二度目のリレーブログ。すべてが終わって今呆然と考えていることがあります。
それは、引退についてです。
2020年に入学し、ともに4年間戦い続けた同期達のほとんどはすでに陸上競技場をあとにしており、毎日当たり前だった同期のいる競技場はもう見られなくなってしまいました。
引退ってなんなんだよ。
いつまでもいつまでも、この環境の中で、筑波大学で、みんなと陸上していたいのに、いつの間にか時間が過ぎて、学生陸上が終わってしまいました。
書いているだけで寂しくて涙が出てきそうです。。。
人生の半分ちかくを陸上にささげてきた同期たち。
陸上競技は確実に人生の柱になっていたはずです。
しかし、やめるときは一瞬。
本当に儚い…。
そんな、いつか終わりが来ることに懸命になることに何の意味があるのだろう。と漠然と考えていました。
そんなことを考えていた時に、つくばマラソンが開催されました。
4年間ではじめて沿道にたって応援することができました。応援している中で、42.195キロもはしる過酷な競技マラソンを、何千人もの人が笑顔で走っている姿をみて、唖然としました。こんなにも、マラソンに取り組む人がいるということ自体驚きが大きかったのにも関わらず、楽しそうに走っている、、!?ゴール後にはチームメイトとたたえ合っていました。そんな姿をみていたら、なぜか私もマラソンを走りたくなっていました(ゆるランで)。笑
走ることを通じて、人と人とが関わり合い、自然と楽しむことができているのだなあ、と感じました。
陸上競技の本質はここにあるのだと思います。この価値は陸上競技と離れても残り続けていきます。
陸上競技は、常に自分と向き合い過去の自分をこえていく競技です。しかし、それは、人との関わり合いがあってこそ成り立ちます。
ライバルの存在、チームメイトの存在、コーチの存在、支えてくれる方々の存在。
一人だったら、なにもできない。
これまでの陸上競技人生を思い返してみても、本当に人にめぐまれて、かけがえのない日々を過ごしてきたと感じます。
また、4年生のリレーブログを読んでいて、今を懸命に駆け抜けることの価値に改めて気が付きました。やっているときには気が付かないけれど、終わりを迎えたときに、感じることが多くある、というのはとても幸せなことなんだと思います。
終わりが来ると分かっていても懸命になり、つらい練習を乗り越えることができるのは、それ程までに陸上競技には魅力があるからだと自分の中で答えをだしました。
皆さんは陸上競技にどんな魅力があると思いますか?ぜひ教えてください。
陸上競技から卒業し、それぞれの夢へと次の舞台へと進む同期の背中をみつつ(寂しいのでいつでもつくばに来てほしい…!)、私はあともう少しだけ、陸上競技の夢を追っていたいと思います。
これからも応援の程よろしくお願いいたします。
また、筑波大学陸上競技部の両インカレアベック総合優勝への道は続きます。
私たちの代で達成できなかったことはとても悔しいですが、頼れる後輩たちがきっとかなえてくれることと思います。
筑波大学陸上競技部へのご声援を引き続きよろしくお願いいたします。
最後になりましたが、共に1年間闘った、けんき、たいよう、しほちゃん、そして我らが広報委員長ひろゆき、本当にありがとう、そしてお疲れ様でした!
また、4年間応援していただいた皆様、本当にありがとうございました。
次回は、ラスト元主将今泉君です。日本代表に幾度となく選出され、自身に満ち溢れたその姿は、最初に決めていた“背中で部を引っ張る”ということを体現していたと思います。本当に心強かったです。そんな、けんきが最後に何を語るか楽しみです。ラスト期待しています!!!
樫原沙紀(かたぎはら さき)
体育専門学群 4年
広島県/呉三津田高校
中距離ブロック/1500m
広報委員会
2022-23年度副主将