こんにちは。初めまして。
投擲ブロック四年 上内 達司です。
まずは、このような機会をいただき、ありがとうございます。
せっかくいただいた機会なので、この4年間で感じたことや自分が陸上競技をやっていて大切にしていることを、 皆さんのようにためになることが書けるかわかりませんが、自分なりに綴っていこうと思います。
温かい目で読んでいただけると幸いです。
手短に自己紹介させていただきます。
出身は山に囲まれた奈良県天理市で、高校はうどんに囲まれた四国学院大学香川西高校です。趣味は映画鑑賞、アニメ鑑賞、音楽(聞いたり弾いたり)で、小さいころからディズニー映画が好きです。好きな食べ物は餃子と杏仁豆腐です。
【新歓でアイススケートと餃子in栃木】
砲丸投げに出会ったきっかけは3つ上の姉の影響です。
幼稚園生から小学生の頃にかけて、体操、野球、テニス、書道など姉がやってきた習い事(2ヶ月でやめたバスケ以外、、)を全てやってきました。しかし,どの習い事にも魅力を感じきれませんでした。そして中学生になり、姉が陸上部に入り、砲丸投げを始めたので、気が付けばまた僕も砲丸投げを始めました。
【毎月自分でバリカンで頭丸めてた中学時代】
ではいくつかのコラムに分けて書いていきたいと思います。
「安全第一」
まず一つ目に安全第一でやっていきましょうって話をしようと思います。
ありきたりだとは思うんですけど、一番大切だと僕は思います。
僕は陸上を始めてから今まで練習ができなくなるような大きな怪我を一度もすることなく競技をすることができています。
強度が足りないだけだろ、練習をもっとしろといわれるかもしれませんが、怪我をせず練習を継続してできることは自分の強みの一つだと思います。
自分はどんくさいところもめんどくさがりなところもありますが、練習でも日常でも怪我をしないように慎重に行動するタイプだと思います。ウエイトをする前に、目の前の重量を上げれなかった時の崩れるイメージをしたり、足元が安全か確認したり、身体がブチっていかないように伸ばせるところを伸ばしてみたりなど色々な想定をするようにしています。どんな怪我があるか事例を調べたり、人から聞いたりすることも怪我を防ぐ方法の一つだと思います。
体が動きすぎて怪我をすることもありますが、いろんな場面で最悪の想定をし、最高の準備をすることで些細な怪我も防ぐことができます。また自分だけでなく周りにも目を配り、よりみんなが安全に練習できる環境を作っていって欲しいと思います。
【とかいいつつ試合中に両足攣って大山先生に処置される】
「人の話を自分の成長に繋げよう」
大学4年間で色々な人と話す機会がありました。様々な場面で力をいただき、色々な考えがあるんだなと考えさせられるようなものもあってより大学4年間は人の話を聞くことが好きになりました。私が好きな少し身近な方の言葉を紹介しようと思います。
<やったやつにしかわからん事がある>
これは、大山先生が練習中や集合でよく口にされる名言です。
皆さんも筑波大学陸上競技部として、陸上競技に熱意を注ぎ込んだことはもちろん、サブマネや委員会活動でみんなの為に行動してくれたり、地方での遠征や海外での遠征をしてみたりなど、やったやつにしかわからない、行動した人しかわからない、そこでしか得ることができなかった経験をしてきたと思います。
その行動や経験は直接的な利益になっていると感じづらいものも多いと思います。
しかし、自分がこれまで経験してきた事、これから挑戦しようとすることどちらも些細な行動でも自分の成長に繋がってくると大山先生はよく話されます。
<やらない言い訳はいくらでもある>
これも大山先生の名言です。
期末試験前や大学のイベントごとで忙しくなる時期によく大山先生が練習前のブロック集合でみんなによく話してくださいます。
気分が乗らないからとか、期末テストの勉強があるからもう帰っちゃおうかなとか、練習をしない言い訳はいくらでも出てくると思います。予定があるなら計画を立てて、やらない言い訳を作らないようにして欲しいです。その言い訳は一生の後悔に繋がるんだと大山先生はおっしゃっていました。言い訳せずにやり切ったその取り組みが前述したやったやつにしかわからないものに繋がってくると思います。
<やってきたことしか出んぞ>
これは昨年の全カレで執行さんにかけていただいた言葉です。
僕は、試合前にはWANIMAやサンボマスターを聴きながら、気持ちをメラメラと熱くさせて、120%のパフォーマンスを出したいと、可能性に賭けるような試合をしてしまうことが多いのですが、結局はやってきたことしか結果として出ないことを改めて感じることができました。
試合前に不安が大きくなっているのはできてないことをやろうとするからだと思います。
執行さんのこの言葉で僕はこの冬季「やってきたことしか来シーズンでできないんだ」とより強く思い練習に取り組むことができました。
皆さんは自信を持ってこの冬季を積みきれましたか。選考会や大きな試合前、過信ではなく確かな自信をもって自分の積んできたものを振り返ることができるか、シーズンインまであと少し考えてほしいです。そこまでは自信を持たず日々ひたむきに、やれることはないか突き詰めることで結果は後からついてくると思います。
「できっこないをやらなくちゃ」は試合前でなく練習中に聞きましょう。
「筑波投擲ブロック最高!」
この4年間を振り返ればこのブロックで過ごした時間は、楽しいことばかりでした。
シーズンインに近づき後輩たちがウエイトにおいても投げにおいても、成長を見せつてくれています。すごいなと思う反面、「自分も成長しないと」と悔しさを感じることもあります。 日々刺激をもらえるこの環境は僕にとって最高の環境だったと思います。来シーズンの投てきブロックの活躍を期待するとともに、僕も負けじと見せつけてやりたいと思います。筑波大学陸上競技部に所属しているなら、筑波大学陸上競技部と各自分のブロックに、愛を持ってほしいなと思います。
【大好きな投擲ブロックの皆様】
「最後に」
僕にとって陸上競技は、いつまでも課題が尽きず、「たられば」も多く、悔しさが抜けないものです。やるべき課題が絶えずあり、常に自分を成長させてくれる存在でもあります。逆に言えば。このような気持ちが消える頃がやめどきなのだろうと思っています。
陸上競技に出会い、10年が経とうとしていますが、何が正解なんだろうか、本質はなんなのだろうかと、色々な場面で沢山のことを自分の頭の中に落とし込むためにまだまだ時間が必要だと感じます。そんな陸上競技を僕は愛し続けて、陸上競技を大嫌いになるまで競技を続けたいとこの4年間で感じることができました。
しかしこれまでのようなチームでの陸上競技とはお別れとなります。陸上競技は個人種目ですが、昨年は特にアベック優勝に向けてみんなで戦っているような気がして、チームで戦う陸上の楽しさを感じることができました。そして,学生での陸上競技部の組織として最高に楽しく悔しいこの気持ちは二度と味わえないのだろうなと寂しさを感じています。筑波大学で陸上競技をできたことは一生の宝物です。皆さんも悔いの残らないよう仲間たちと陸上競技を思う存分に楽しんでください。
最後になりましたが、大学4年間で僕を支えてくださった沢山の方々に、心より感謝申し上げます。4年間本当にありがとうございました。
【大好きな同期の皆様】