こんにちは。初めましての方も多いかと思いますので、自己紹介をさせていただきます。
この度、主事を拝命いたしました。跳躍混成ブロック・棒高跳びパート3年の林妃咲です。
出身は富山県で、地元が大好きです。
好きな食べ物はお寿司、趣味は漫画・アニメ、釣りです。多くの方から「きーちゃん」と呼んでいただいておりますが、このあだ名は大学に来て初めてです。

今回、このような執筆の機会をいただき、心より感謝申し上げます。拙文ではございますが、最後までお読みいただけましたら幸いです。
主事立候補の挨拶でも申し上げましたが、私はこの筑波大学陸上競技部を心から誇りに思っています。この3年間で受けた数多くの学びや影響に対し、少しでも恩返しがしたい。その思いが、主事を志した最大の理由です。
突然ですが、「感謝すること」は一見簡単なようで、実は非常に難しいことだと思いませんか?
なぜなら、感謝には「気づこうとする姿勢」「知ろうとする姿勢」が不可欠だからです。
感謝は誰かに求められて行うものではなく、自発的に生まれるものだと私は考えています。
私にとって主事としての1年間は、「世の中で一番尊いことは、人のために奉仕して少しも恩に着せぬことです。」この福沢諭吉の言葉に集約されます。
私は来年、選手としてインカレに出場する予定です。しかしこれまでの3年間は、主にマネジメント側としてインカレに関わってきました。早朝からの場所取り、ホテル名簿の作成や要望対応、得点集計、救護活動など、時に「何のために陸上をしているのだろうか」と思ってしまうほど、厳しい場面もありました。
「それが嫌なら選手になればいい」と言われたこともあります。当時は確かに一理あると感じましたが、マネジメントを続ける中で、その考えは本質的に異なるものだと気づきました。
雨の中、深夜から雨天走路の場所取りを行った日があります。過酷な状況ではありましたが、その後に現れた選手たちの、緊張と責任を背負った表情を見て、インカレが対抗戦であり、「チームのために戦う」ことの重みを、改めて実感しました。
そして今年、全日本インカレにおいて女子が総合優勝を果たしました。岡山のスタジアムで全員が円になり宣揚歌を歌ったあの瞬間、「筑波の一員でよかった」と心から思いました。選手一人ひとりの奮闘に、深い感謝の念を抱いています。
同時に、その結果の裏には、荷積み、サポート、救護、宿泊準備、場所取り、応援など、多くの人の支えがあったことを忘れてはならないと思います。
出場経験のない私が述べるのは僭越かもしれませんが、こうした支えがあるからこそ、選手は全力で競技に臨むことができるのだと思います。
つまり私は、
私が誇るべき筑波大学陸上競技部の選手として活躍してくれた選手に感謝していて、そして、その選手を支えてくれたサポートの人達にも感謝していて、、、
感謝は巡るものだと感じています。
この感謝の気持ちが、選手に勇気を与え、サポートに活気をもたらす。そのような好循環を生み出すことが、私の願いです。

主事としての1年間、改めて福沢諭吉の言葉を胸に、部のために誠心誠意尽力してまいります。
まだ始まったばかりで、至らぬ点も多く、不安を感じる日々ではありますが、歴代主事の皆さまへの敬意を忘れず、皆さんとともにこれからの感動を築いていきたいと思います。
1年間、どうぞよろしくお願いいたします。
P.S.福沢諭吉のこの言葉は、つくばのとある場所で副主将が見つけて、教えてくれました。探してみてください。
(副主将を支える主事の私)

(ポールパート)
筑波大学陸上競技部主事 林妃咲