『走ることの幸せ』
皆さん、こんにちは。
今回コラムを担当させていただく、中長距離ブロック2年の阿部風薫です。このような機会をいただき大変うれしく思います。それでは、よろしくお願いします!
まず、簡単に自己紹介させていただきます。所属学類は、情報学群、知識情報・図書館学類です。長すぎますね…(笑)
陸上競技は高校から始め、現在は、5000mがメイン種目です。それまでは、小中ともにバスケットボールをしていました。
今回、私の「走ること」に対する思いを書いていこうと思います。
私は、幼いころから走ることが好きでした。走ることが好きといっても長距離です。短距離はスタートが心臓に悪くて苦手でした。(今でもですが…)
よく、周りからは、どうしてそんなに走るの?楽しいの?と言われていました。皆が嫌がるマラソン大会や陸上記録会などを心待ちに走っていたからでしょうね。私自身、どうして走るのだろう?と年に3回くらい思います。(笑)
一言で返すならば、答えになっていませんが、
走りたいから走る
としか言えません。
あまりに雑なので、もう少し掘り下げましょう。
「走ることは生きること」
と言われることがあります。大いに同感です。
走っているとき、走り終わった後、生きていることを実感できます。走っているとまっさらな自分でいられる感じが心地いいのです。走るだけでいい。単純だからこそ、余計なものが何もない。
もちろん、きついです。スピードをあげれば、距離を延ばせば、きつくなる。走りたくなくて、さぼることもあります。
しかし、走っているうちに、じわじわと走ることの虜になってしまったようです。
そんなものに出会えたことは幸せなことです。
私は、ある時から、よく幸せに気づくことができるようになりました。陸上競技を通しても、たくさんの幸せを感じます。
例えば、大会のとき、
後がないレースで、よい結果を出さなければならない。目標を達成したい。そんな時、とても緊張します。
それでも、
「スタートラインに立つことができるのは幸せだ」
と思います。自分にはスタートすることが許されている。たくさんの支えがあってそこに立てる。そのラインに立ちたくても立てなかった人がいるのですから。すると、緊張が少し和らぐ気がします。
そして、ゴールすることができたら、それはもっと幸せなことです。自分の立てた目標が達成できたらさらに幸せです。
大会だけではありません。私にとって、誰かと一緒に走れること、筑波大学陸上競技部で走れること、普段走れること自体が本当に幸せなことです。
走りたくても走れない人、走りたくても走れなかった人がいます。
私にとって、必死になれることの一つが偶々走ることであっただけで、何かに必死になれるということは幸せなことだと思います。
この場を借りて、お世話になっているたくさんの方々に、感謝いたします。
現在もコロナウイルスにより、大変な状況が続きますが、日常にあるたくさんの幸せに気づくことで、より幸せな日々を送ることができるのではないでしょうか。
まとまりのない文章でしたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
〇今日のコラム〇
阿部風薫(あべふうか)
情報学群 知識情報・図書館学類 2年
岩手県出身
岩手県立大船渡高等学校
中長距離ブロック・5000m
トレーナー委員会