【リレーブログ】#7 『シャボン玉の心』南田航希

執行からバトンを受け取りました。中長距離ブロック長の南田航希(体育4・大塚)です。

確かに執行に自転車の特殊な工具を貸したことがあります(笑)

自転車は乗ることも、メンテナンスすることも大好きです!(陸上は???)

サングラスね(笑)

サングラス、ランニングシューズ、スパイク、練習着などなど、自分が身に着ける「ギア」は私のシャボン玉のような心、メンタルを何とか割れないようにしてくれる大切な道具です。確かに私が使っているサングラスのレンズはギラッギラで、他の選手はあまり手を出さない柄の練習着もあります。(この写真のように↓)

さて、少し前置きが長くなりましたが、今回このような機会を頂きましたので、現在私は、どんな思いで陸上競技に取り組んでいるのか、自分に言い聞かせつつ、皆さんに紹介できればと思います。お昼のランチを食べながら、お風呂を沸かしている時などなど、時間があるときに目を通していただけると幸いです。(ところどころ関西弁が出てきますが、お気になさらず。)

前置きでも少しふれました、「シャボン玉のような心」。大学で競技を続けるなかで気づかされました。少しの衝撃(マイナスな出来事)で割れてしまう、そのようなイメージです。その原因はいろいろなものがあげられます。他大学に進学したライバルの飛躍的な記録の更新、全くうまくいかない自分の競技成績、自分が波に乗ってきた時期に突然のケガなどなど…。つもりに積もって3年生の前半シーズンは「なんで走ってるんやろ。」「走るのって何がおもろいんや?」「走るよりチャリ乗ってる方がおもろいやん。」「陸上やめよ。」「学校もやめたろかな。」本気で考えてました。このころは練習にも身が入らず、競技場に行くのすら嫌でした。

また、本来であればこのような状態になった際には誰かに相談をすることが吉だと思うのですが、私の記憶では、自分から誰かに相談をしたり、愚痴を吐いたりそういったことをあまりしていませんでした。というか、できない性格だったんですかね?

大学に入学する前は、中学、高校と陸上を続け、キャプテンを任されていました。また、他人から頼られることも多く、その期待に応えようと努力していました。そのため、自分の弱い部分を見せたくない、見られなくない、自分はしっかりしない、といけないというような他人から見た「南田航希」を無意識のうちに演じていたのかもしれません。そんな中高校生だった私が、いざ大学でこれまで以上に高みを目指す環境に身を置き、困難が自分を取り囲んだ時でも「南田航希」を演じてしまい、その結果自分から誰にも相談ができなくなっていたのかもしれません。

しかし、そんな私を救ってくれたのは、当時の先輩方や同級生、後輩、地元の友人などでした。常に励ましの言葉や、期待の言葉。時には気分転換も兼ねたサイクリングの誘いなど、どれもこれもが私にとってうれしいものであり、私のシャボン玉のような心が割れないように支えていただきました。

おそらく、このブログを読まれている方の中にも、私の心を支える言葉をかけてくださった方がいらっしゃると思います。あの時、直接お礼を言ったかもしれませんが、この場を借りてもう一度

「ありがとうございました。」

また、「南田航希」を演じるのではなく、「素の南田航希」でいる。弱音を吐きたいときは吐けばいい、誰かに悩みを相談したいときは相談すればいい。「受け身はもったいない」よくどこかの合宿や勉強会などで聞く言葉です。自分が弱くなっているとき、誰かに話を聞いてもらいたいそんなときこそ「受け身はもったいない」。難しいかもしれないですが、自分からのある一言が自分を変えてくれるかもしれません。(ホンマにこの最初の一言が出ぇへんねんな、)

陸上競技を始めて今年で気が付けば10年目に突入しました。最初は走ることが大好きで始めた陸上。距離の長い短いにとらわれず、とにかく走ることが大好きだったあのころから比べると、多くの陸上競技の楽しみや厳しさをたった10年ですが感じてきたと思います。また、多くの人に支えられ今の自分がいます。次は私が結果で恩返しする番です。前半シーズンは思うような走りはできていません(毎年です。反省です。)。後半シーズン、本気で陸上競技に打ち込む最後のシーズン。

よし、やったろか。

そんなことを考えながら陸上してます(笑)

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。リレーブログ#1の堅貴の冒頭 にあった「ハイパー自分語りタイム」になってしまいましたが、南田ってこんな思いやったんやなぁって少しでも思っていただけたら嬉しいです。

さて、次回は障害ブロック長の江國さんにバトンを渡します!

いつもニコニコしている彼女ですが、ここぞという時の集中力と、勢いのあるアプローチからの1台目のハードリングには驚かされます🫢

次回:4年唯一のハードラー江國怜奈! 彼女の胸中とは!!

 

南田航希(みなみだ こうき

【個人ページはこちらから】

体育専門学群 4年

大阪府/大塚高校

中距離ブロック/800m

中距離ブロック長

競技会委員会(2022-23年度委員長)

前回担当、執行のブログはこちら