はじめまして!南田くんから引き継ぎました、短距離障害ブロック4年の江國怜奈です。
怪我を経験しながらもひたむきに努力を続ける姿、ブロック長として中距離を引っ張っている姿は私だけではなく多くの選手の見本となっています。(短距離の私からすると中長距離の練習をしている方々皆様大尊敬です。。。)大学ラストシーズン、一緒にがんばろう!
前回担当、南田のブログはこちら
さて、ここまで続いてきたリレーブログを執筆したメンバーは今泉君やさきちゃんを始め、インカレで活躍している選手ばかりです。そのようなメンバーの中で私だからこそかけることは何かと考えた結果、『努力の輪』について私の経験を踏まえて書かせていただければと思います。拙い文章で読みづらい部分があるかと思いますが、暖かい目でお読みください。
『この部活、怖い、、、』
これが、筑波大学陸上競技部に入部したころ私が感じたことでした。決して、先輩方や先生のことを言っているのではありません。ずっと憧れで、この環境で競技をすることを夢見て受験勉強を乗り越え、一般入試で筑波大学に入学しました。しかし、同期には高校生ながら日本選手権で入賞した選手(〇浦や景〇)、先輩方にはインターハイでの活躍から名前を知っていた選手がうじゃうじゃいる環境を目の当たりにすると引け目を感じました。人の目を気にして、人と比較してしまう癖のあった弱い自分は『私なんかがここにいていいのか』と考えてしまったからです。練習に対しても前向きな気持ちになれず悶々とする日々を送っていました。
『私が競技部に対して出来ることって何だろう』
そんな日々を送っている中、いつの日かの集合で谷川先生が『下の層が上がってくると上の層も負けじと頑張る、下の層が上がってくることがブロック全体で強くなるうえでとても大切』といったお話をしてくださいました。その当時、ただ自分のことだけを考え、周りと比較し引け目を感じていた自分にとって印象深いお話でした。たとえ全国のトップで活躍できなくても、インカレで入賞できるような選手ではなくても、努力次第でチームの雰囲気を変えるなど、自分にも出来ることはあるということに気が付きました。
『環境をプラスに変える』
それを機に、練習に対して前向きに取り組めるようになっていきました。「自分が少しでも競技部のプラスになれるかも」ということが嬉しかったのだと思います。そこで、それまでぼんやりしていた目標を『関東インカレ標準突破』と明確に定めました。前述したとおり、この競技部には全国で活躍する選手がうじゃうじゃいます。「その環境にビビっているのはもったいない」と競技部に入部して約半年たったころに気づきました。(最初から気付け!と昔の自分に言いたいですが)そこで、吉田唯莉さんをはじめハードルの偉大な先輩方に沢山アドバイスをいただきながら練習を重ねていきました。
『関東インカレ標準突破!』
その結果、大学3年次の記録突破会で3年半ぶりに自己ベストを更新し、関東インカレ標準記録を突破することが出来ました。競技会のアナウンスで『江國さん、標準突破です』といわれ競技場にいた多くの人が拍手してくれた時、同期の仲間(トマト大好き〇野)が私が泣くよりも先に涙を流しながらおめでとうと言ってくれた時、大学入学から苦しかったことを思い出して、涙が止まりませんでした。また、他ブロックの同期に『おめでとう』という言葉と同時に『自分も頑張らないと』と言ってもらえた時、こんな私が誰かのモチベーションになれたことが何よりもうれしかったです。
(前村先生とハイタッチ)
『努力の輪』
自分だけではなく、実際に直近の記録会では1つ下の後輩(中垣内)は4年ぶりに、我らが広報委員長(酒井)は6年半ぶりに自己ベストを更新しました。結果を見た時、嬉しい気持ちと同時に『私ももっと頑張らないと』とやる気を貰うことが出来ました。試合の結果だけでは無く、普段の練習でも残って補強をしている後輩、ゴール後倒れながらも走りきる短長メンバーなど、努力するすべてのメンバーに日々影響を受けています。このように、競技部に所属する選手ならだれもが、努力次第で競技部をより良い方向に変えることが出来ると思います。そして、チームとして戦う9月の全日本インカレに向けて努力の輪を広げ競技部全体で頑張っていきましょう!
(同期)
ある1年生と話していた時、『みんな強いから少し怖い』という言葉が出たので、今回はこういった内容にしてみました。全員が感じることではないと思いますし、そう感じている人が一人でもいたら届けばいいなと思い書かせていただきました。
次回は、澤井柚葉さんです。キャップ大好きで、優しくとってもかわいいゆずちゃん。競技に対しては誰よりもストイックで努力家で、そんなゆずちゃんの姿を見て頑張る力を貰っています!高校時代から活躍し続けるゆずちゃんのお話、私もすごく楽しみです。是非ご注目ください。
江國怜奈(えくに れな)
体育専門学群 4年
愛知県/時習館高校
短距離障害ブロック/100mH
障害ブロック長
トレーナー委員会