【リレーブログ】#15 『わたしの好きなもの』櫻井凛

はじめまして!跳躍混成ブロック3年の小野優介くんから引き継ぎました、中長距離ブロック3年の櫻井凜と申します。

ご紹介にあったように小野くんとは運営執行部でホテルバスの仕事を一緒にしています。彼は自分のことをポンコツと言っていましたが、本当はいつもテキパキ仕事を進めてくれてとっても頼りになります。何度私のミスをカバーしてもらったことか、、感謝してますありがとう、!そして小野くんはほんっっとうに顔が小さい!!一体何頭身なんだろう??!といつも羨ましく思っております。

(前回担当、小野のブログはこちら

それでは本題に入らせていただきます。競技力も何か秀でた点もない私が皆様のお目に触れる文章を書いていいものか、また、こんな私が何をお話しするべきか非常に迷ったのですが、これまで書かれた方々のように素晴らしいお話しはできないので、今回は私の好きなものについて書かせていただこうと思います。拙い文章ですが、どうか温かい目でご覧ください。

まず、私の好きな食べ物は、メインの可食部が黄色いものです。かぼちゃ、とうもろこし、さつまいも、柿、卵、チーズ、、など黄色味のあるものが好きです。黄色い食べ物が好きな方、一緒にご飯に行ってくださると喜びます。基本的には何でも好きなのですが、辛いものが苦手なので練習中です。練習に付き合ってくださる方も募集中です。辛いものも美味しく食べられるようになりたい、!

好きな色は、今は緑です。鮮やかな緑もオリーブ系の緑も好きです。服や小物など緑のものをつい買ってしまいます。今は、と書きましたが、私はある色を好きになると何でもその色のものにしたくなってしまうのですが、割とすぐに好きな色が変わります。半年前はオレンジが好きで本気で髪をオレンジにするか迷っていましたし、1年前は茶色の洋服ばかり着ていました。4歳の時はあらゆる持ち物がピンクで、5歳は黄色でした。このように好きな色がコロコロ変わるので、来月には水色が好きになっているかもしれません。

また、日本史、特に幕末史が好きです。小、中学生の頃は本やインターネット記事を読み漁り、家族を引き連れて史跡を巡るのが楽しみでした。今はなかなかそういった機会を持てていませんが、同じく歴史好きな祖父と出かける場所は専ら謎の史跡です。地元の歴史が好きな祖父の趣味で、有名所ではありません(ごく稀に処刑場など、史跡ではなく心霊スポットでは?という場所に連れて行かれることも)。体育でなければ日本史が学べる大学に行っていたのかなと思います。

そして肝心の陸上競技ですが、これは上記のものに対する好きとは異なります。高校生までは上記のものに対する好きと大差はありませんでした。特段速く走れるわけではありませんでしたが、ただ走ることや部活が楽しくて楽しいから走っていたし、続けていました。部活のために学校に通っていたので、高校時代は私服校なのをいいことにほぼ毎日ジャージで登校していました。おかげで私は他クラス、他部活の人にまでジャージの人として認識されるようになりました。(見ているかもしれない水戸一高の卒業生の皆さん、私が私服で登校したとき一瞬誰?って顔で見ていたこと、私は気付いてました。)しかし、高校3年生のとき新型コロナウイルスの流行により、最後の高校総体が中止になり、部活の同期は全員、受験勉強のために引退しました。陸上に関しても、進路に関しても先の見えない中で1人で練習することになり、陸上に対してもネガティブな感情を持つことが徐々に増えていきました。

そして大学に入学し、環境が大きく変わり、うまくいかないことも急激に増えました。人目を気にしがちな私は人に合わせることと自分に合うことの狭間で悩み、迷い、次第に思うように走れなくなり、2年生になった頃には全く走れなくなってしまいました。様々なことが重なり、これまでベッドに入って3分で眠れていた私ですが、なかなか眠れなくなり、部活に行くことどころか外に出ることすら嫌になって、高校時代の恐怖の数学章末テスト前のような顔で朝練に向かう時期もありました。

そんな2年間を過ごし、部活も陸上も辞めたい、辞めてしまおうと幾度となく思いましたし、実家に帰って職業家事手伝いになろうかと思ったこともありました(おそらく私の家事スキルでは許されません)。しかし今こうしてリレーブログを書かせていただいているように、私は今も筑波大学陸上競技部で陸上を続けています。それは、しばらくの間走ることが好きな気持ちを見失い迷子になっていましたが、信じて見守ってくれる両親や毎月のように様子を見に来てくれる祖父母、素晴らしい先輩方、個性豊かな同期、多方面で頑張っている友人達、など多くの方々の支えがあって、走ることが好きな気持ちをどこかに落としてしまわず、心の真ん中に、ひっそりとですが置いておくことができたからだと思います。そして、ここで辞めたら一生、最後までやり切れなかった自分と付き合っていくことになる、自分で決めたことくらい最後までやり切れる自分でいたい、という私の中の小さな意地もありました。

現在私は中距離に籍を置きながら、週の半分を短距離で練習させていただくというイレギュラーな活動形態を取らせていただいています。これに対して、思うところがある方もいらっしゃるかもしれません。しかし、半分を中距離で、半分を短距離で練習させていただけていることで、技術に関しても、自分の気持ちや環境に関しても、これまで気づくことのできなかったことに気づくことができ、また、これまであまり関わることのなかった方々とも交流を持つことができ、心から走ることが楽しいと思える自分に戻ることができました。まだまだ競技力はありませんし、あの頃の迷子の自分が顔を出す瞬間もありますが、支えてくださる方々への感謝の気持ちと自分らしさを忘れずに頑張っていければと思っています。

そして、好きの形は変わりましたが、陸上競技から離れるその日まで、走ることが好きな自分でいられたら、と思っています。ですので皆様、温かい目で見守っていただけますと幸いです。そしてこんな私ですが仲良くしていただけたら嬉しいです。

次回は、中長距離ブロック1年生の今美里さんです!美里ちゃんは普段はとっても笑顔がかわいい穏やかな子なのですが、走り出すとキリッとした表情に変わりそのギャップが魅力です。
3、4ヶ月ほど一緒に過ごしましたが、まだまだ知らないことがたくさんあるのでどんなことを考えているのか、美里ちゃんのお話が楽しみです。是非ご注目ください。

 

櫻井凛(さくらい りん

【個人ページはこちらから】

体育専門学群 3年

茨城県/水戸第一高校

中距離ブロック/800m

トレーナー委員会

運営執行部