【リレーブログ】#31 『無駄を大切にしたい』松永耀

こんにちは!香山さんから紹介を受けました、中長距離ブロック2年の松永燿です。

香山さん、ほんとにどんな話題でも笑いに持っていけるような面白い先輩なのですが、そんな様子からは想像できないほど知識も豊富で考えも深く、“深みがある”人だなぁと思います。またたくさん話しましょ!

 

(前回担当、香山のブログはこちら

 

本題に移る前に、軽く自己紹介させてください!

名前は松永燿(まつながよう)といいます。育ちは熊本県の南関町、高校は同じく熊本県の玉名高校出身です!(筑波大学の先輩で、インフルエンサーの三津家貴也さんの母校というと結構通じます笑)

高校時代、原付バイクで通学していたほどの田舎で育ったこともあり、アウトドアなことが大好きで、特に釣りは小学生のときからずっと好きな趣味です。(ルアー釣り全般好きです!道具も大好きです)結構多趣味なのでその他にも手を付けていることがたくさんありますが、書き出すときりがないのでこれくらいにしておきます(笑)

人と話すこと大好きなのですが、そこまで自分から人とがつがつしゃべるのが得意な方ではないので、競技部の皆さんの中には、「なんとなく見たことあるけど…」くらいの人が多いのかも?と思います。釣り好きな人含めたくさんの人と話せると嬉しいです!

長くなりすぎちゃうので本題に移ります。

突然ですが、皆さんにとっての「陸上競技をする意味」は何ですか?十人十色様々な答えがあると思うし、そのどれもがその人にとっての正解だと思います。もしかしたら、答えが出せずに考え込んでしまう人もいるかもしれません。

僕は答えらしきものこそ出せたものの、それにどうも納得できず、ここ一年弱の間ことあるごとにこのことを考えていたように思います。「楽しいから」、「自身の成長につながるから」、「友人ができるから」といった「陸上競技をする“抽象的な理由”」は見つかるのですが、そこに将来性のある「陸上競技をする意味」を見出せず、言ってしまえば、こう思ったのです。

「陸上競技なんかやってても将来の役に立たなくね?」

あまりにも傲慢です。傲慢すぎます。

多方面からめちゃくちゃ怒られそうですが、とりあえず先に行きます。

というのも、僕は現時点で将来陸上競技、スポーツに関わる職に就こうとは思っていません。社会の中で生きづらさを抱える人や自分ではどうしようもない理由で選択肢が狭められてしまう人が少しでも生きやすくする社会にするための活動ができたらと考えています(これも話せば長くなります)。

そういった将来の目標から“逆算して”考えると、「今自分がすべきことは陸上競技じゃないんじゃないか」、「陸上競技をしてていいのか」と考えてしまったのです (極論、僕が陸上という“遊び”をしている間に困っている人を何人か救えるかもしれません)。

そう考えるとやっぱり陸上競技は僕の将来の目標に直接的には役に立たない。NPOに参加したり、同じ志を持つ者たちと活動に励んだりしたほうが、おそらく僕の将来の目標に対して直線的で明らかに意味がある大学生活の過ごし方ではあります。

陸上、走ることが大好きで、もっと高いレベルで競技をしたい自分がいる一方で、常に頭の片隅にここまでに書いたような、「陸上してていいのか?」という自分がいることに悩まされてきました。

しかし、あれこれ考えて、「いや、でもやっぱりそうじゃないよな」と今は思います。

将来やりたいことを考えて、そこから逆算したときに、言うなれば「陸上競技って無駄じゃない?」と考えてしまっていたのがこれまでの自分ですが、そもそも自身の行動に明らかに将来の役に立つような意味を見出さないといけない、そのような意味を見出せない行動は価値が低いという価値基準自体が間違っていると考えるようになりました。目標・目的に到達する過程では一見無駄に思えることに実は大きな価値があってそのような“無駄”を大切にするべきではないか、と。

画期的な発明や発見など、世の中をあり方変えてしまうような物事には、意図的に作り上げられたのではなく、一見意味を見出せないような“無駄な”営みの過程で偶然生まれてきたものが多くあります。陸上は僕にとって、目的から逆算して最短経路でそこに到達するために必要不可欠なものではないけれど、見方によっては「無駄」とも思える行為(陸上競技)が本当は自分の根幹となり、自分では気づかぬところで役に立っていくのかもしれません。シンプルに自分の陸上競技を好きな気持ちやステップアップしたい気持ちを大切にして、精進していけたらと思います。

ふざけた文章で伝えたいことが伝わっているかわかりませんが、最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。何言いたいかわからない、ふざけるな等の声お待ちしております(笑)

次回は木佐亮太さんです!医学類に所属しながら2年連続両インカレ出場、その上イケメンで、どこに抜け目があるんだ!という木佐さんですが、話せばわかる誰もまねできない雰囲気をお持ちで、噂によるとギリギリで落単回避する天才だとか。もしかしたらギリギリ得単メソッドを教えてくれるかもしれません。では、よろしくお願いします~

松永耀(まつなが よう

【個人ページはこちらから】

社会国際学群・社会学類 2年

熊本県/玉名高校

中距離ブロック/800m

トレーナー委員会

運営執行部