【リレーブログ】#36 『夢の跡』増山竣也

リレーブログをご覧の皆様こんにちは。からご紹介いただきました、短距離ブロック3年の増山竣也と申します。

から文章のハードルを挙げられてしまいましたが、凡な私には凡な文章しか書けません。また、このブログのような感情を元にした文章を書くのも苦手ですので、温かい目で見守ってください。は、短短ブロックの中で好調なうちの一人です。自己ベスト更新や来年のインカレでの活躍などにも期待できます。また、毎日の食事をインスタグラムに投稿するなど、几帳面な一面もあります。たまに投稿が滞ってしまうので、忘れずに投稿してもらいたいですね。

そんな彼のインスタグラムはこちらから。

@sariku__weight_loss

(前回担当、齋藤のブログはこちら

 

私にとって3度目の全日本インカレが終了しました。

我々大学生にとってのインカレはやはり特別な大会で、大会前後には感慨深い気持ちにさせられます。筑波大学陸上競技部が本大会で掲げていた目標は、男女総合アベック優勝でした。結果としては、男子総合5位、女子3位ということで目標達成には至りませんでした。

「悔しい」

本大会を通して最も感じることが多かった感情がこの「悔しさ」でした。短距離ブロックは昨年度の男子4×100mR及び男子4×400mRにて優勝をしており、両リレーの連覇を目指していました。しかし、4×100mRでは4位、4×400mRでは2位でともに優勝を逃し、リレー2冠は東洋大学の手に渡りました。

4×400mRはトラック最終種目ということもあり、部員のほとんどがスタンドでの応援に参加してくれました。バトンがアンカーの堅貴さんの手に渡り、応援が一層激化するなかで東洋大学が先着し、筑波大学が準優勝となりました。ゴール後の筑波大学の陣営では、とても準優勝だとは思えないほどの鬱々とした雰囲気が漂っていました。

印象的だったのは、両リレーの後、同学年の太智航平が涙を滲ませていたことです。私の目には、リレーに出場していない彼らが誰よりも悔しがっていたように見えました。私は彼らにあてられて思わず涙が出そうになりました。この瞬間は決して忘れてはいけないものなのだと思います。

大層な言葉を並べましたが、私自身の競技レベルは、現時点でインカレに絡めるようなものではありません。しかし私のような選手でもインカレに対する思いは出場選手たちとは変わらない、ということをここで再確認したかったのです。来年は我々3年生にとって最後のインカレになります。今年の悔しさを糧に、チーム一丸となって最大限の準備をしていきたいと思います。

余談ですが、私が敬愛するバンドであるUNISON SQUARE GARDENに、『Numbness like a ginger』という曲があります。アニメ「ブルーロック」のED曲にも採用されているこの曲は、敗者にスポットライトを当てた曲だと解釈できると思います。

叶わない夢があっても 明けない夜があっても いつかのどこかで答え合わせしようね

このフレーズに、私は何度も励まされました(リリースが今年だろ、というツッコミは無しです)。月並みな言葉にはなりますが、みなさんも自分の支えになるようなものを大切にしていってください。

次回は、短距離ブロックの後輩の西吉栞汰です。ガッツが持ち味の彼は、練習でもその熱血さを遺憾無く発揮してくれます。練習外でも、持ち前のガッツで私の全力サイクリングにも着いて来てくれました(あの時は連れ回してごめん)。彼がどんな文章を書くのかをお楽しみに!

 

増山竣也(ましやま しゅんや

【個人ページはこちらから】

社会国際学群・社会学類 3年

茨城県/下館第一高校

短距離障害ブロック/100m

競技会委員会