こんにちは。今季の混成ブロック長を拝任しました、中尾 日香(なかお はるか)です。
この度は「十人桐色」という素敵な企画での執 筆の機会をいただき、大変嬉しく思います。
このブログでは、私の陸上競技への想いを綴っていきたいと思います。
拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけると幸いです。よろしくお願いします。
まずは、簡単に自己紹介をさせてください。
生まれは兵庫県の神戸市、出身校は長田高校です。
中尾日香という名前ですが、なかなか初見では読んでもらえません。はるかと読みます。
「お日様のように温かく、お日様の香りのように人を幸せにしてほしい」そんな願いを込めて、両親が名付けてくれました。
小学生の頃は野球をしながら陸上の大会にも出場し、走高跳で優勝した経験があります。
そして中学生からは本格的に陸上競技を始め、大学生の現在まで、私の全てをかけて取り組んできました。
――ここからが本題です。
いきなりですが、私の夢は、
自分の競技する姿で、感動や勇気を与えられる選手になることです。
この夢は、筑波大学で競技をする中で描くようになりました。
インカレの舞台に立ったとき、スタンドからの声援や拍手が、私という一人の選手の心を大きく動かし、想像以上の力を与えてくれました。
「自分は決して一人で闘っているのではない」
そう実感した瞬間でした。
だからこそ、今度は私が、競技する姿で誰かの心を動かしたい。
応援に応えられる選手になりたい。
そう強く思うようになりました。

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大学入学前の私は、結果がすべてだと考えていました。
全国インターハイでの優勝、連覇。
結果にこそ陸上競技の価値があるのだと信じて疑いませんでした。
しかし大学生になり、思い通りにいかない日々を経験する中で、その価値観は大きく揺らぎました。
結果を求めれば求めるほど、理想と現実の差に苦しみ、自分への期待や、自分を信じる気持ちさえ薄れていきました。
そんなとき、私が目を向けたのが「結果」ではなく、自分自身の成長でした。
正直に言えば、最初は競争から逃げるための選択だったと思います。
けれど、他人と比べるのをやめ、自分と向き合うようになってから、少しずつ気持ちは変わっていきました。
“理想の動きに少し近づいた。
新しい感覚をつかめた。
新しいことを学び、「やってみたい」と思える動きが増えた。”
そんな小さな変化を感じ、それを素直に喜べるようになったとき、陸上競技が心から「楽しい」と思えるようになりました。
結果が出なくても、成長を感じ、試行錯誤の過程を愉しめる。
私はそこで初めて、陸上競技の本当の魅力に出会えた気がします。
そして今は、
成長を積み重ねた先にこそ結果がある
結果は追い求めるものではなく、成長を追い求めた先についてくるものだと考えています。
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そんな成長を続けるうえで、何より大切なのが、日々の積み重ねです。
スタンフォード大学の卒業式で、スティーブ・ジョブズ氏は次のような言葉を残しています。
“You can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards.”
今やっていることがすぐに結果に結びつかなくても、それは決して無駄ではない。いつか振り返ったときに、自分を支える大切な「点」になる。だから今を信じて、努力することが大切である。
私はそう解釈しています。
もちろん、「この今の努力は正しいのか」と不安になることもあると思います。
けれど、不確実な「今」を正しい方向へ導く可能性を秘めているのは、他の誰でもなく、自分自身です。
現状に甘んじず、自分の考えに固執せず、多くを学び、視野を広げ、柔軟に考えを取り入れる。
将来の可能性を広げられるのは、今の自分です。
だからこそ、後悔のない毎日を過ごしてほしいと思います。
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また、人との関わりの中にも、成長の種はたくさんあります。
競技力も背景も考え方も違う仲間との関わりの中に、成長のヒントは必ずあります。
行き詰まったときほど、周りを見て、頼ってください。
陸上競技は個人種目ですが、決して一人では成り立ちません。
多くの人との掛け合わせが、一人の競技者を強くしてくれます。
そして筑波大学には、互いを高め合える仲間、挑戦を後押ししてくれる指導者、成長に集中できる環境があります。
そんな場所だからこそ、
全員で笑顔の大輪の花を咲かせたい。
そして、みなさんとなら、それが叶うと信じています。
全員で、男女総合アベック優勝を成し遂げましょう。

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最後に。
2026年が、みなさんにとって飛躍の年になりますように。
丙午のように、力強く駆け抜けましょう。
Stay hungry. Stay foolish.
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
