お疲れ様です。
由緒正しき、筑波大学短距離障害ブロックのブロック長に就任しました、先本貴一朗と申します。
今回は私のパーソナルな部分、意気込み、大切にしてきたことを紹介したいと思っています。
退屈な文章で話が右往左往してしまいますが、最後まで読んでみてください。
まず、自己紹介をさせてください。
私の名前は先本貴一朗です。
体育専門学群3年生であり、出身は福岡県の北九州市です。北九州市の出身と聞いて、マイナスなイメージを持つ方もいらっしゃるかも知れません。しかし、九州男児といった言葉があるように、実際はとても強い人が多いです。また、北九州市では目上の人かどうか分からなくても、基本的に会話が敬語で行われるという慣習があります。これは、例えば年下の人にタメ口で話したときに、その人が実は怖い人だった、というリスクを避けるためです。
そのような緊張感のある土地で、私は小学校から中学校まで野球部に所属していました。高校ではソフトボール部に所属しながら、陸上競技の大会だけ出場しており、かの有名な久保井颯選手(体育3)とインターハイの200m予選で戦いあったという経歴を持ちます。(カーブ抜けの辺りで久保井選手の前に一瞬出て直後に肉離れをして準決勝に進めませんでした) そして憧れだった久保井選手と推薦入試で夢の再戦が行われ、40mまで勝ちました。
そんな遠い存在だった久保井選手とは、多くある宿舎の中で平砂学生宿舎5号棟で偶然巡り会い、玉井選手(体育3)と3人4脚で苦楽を共にする近しい存在へと変わっていきました。今ではその2人に支えてもらいながらブロック長として短距離ブロックを盛り上げています。
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(左から久保井、玉井、先本)
入学当初はバトンの渡し方や受け取り方、どっちの手でバトンを受け取るかさえも分からないレベルからのスタートでした。
そんな私ですが、先輩や同期にさまざまなことを親切に教えていただき、今となってはバトンの扱いにも慣れ、ありがたいことにリレーメンバーを任せていただけるまでになりました。(だいたい怪我して出られません)
陸上競技の技術や、慣習などを優しく一から教えてくださり、ここまで育ててくださった先輩や同期には本当に感謝しています。 またそのような恩に絶対に報いるという強い覚悟を持って、私は短距離ブロック長としての重責を全うする所存です。
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私が常に大切にしてきたこと、それは「何事においても変化を生む」ということです。
この度、短距離ブロック長として短距離ブロックを引っ張る役目を担うことになりましたが、1年生の頃は何も分からず、置かれている状況に流されるままでした。練習や食事、睡眠もおろそかにして、正直言ってついて行くことだけで精一杯でした。
そこから、私がチームをまとめる役割にまで成長できたのは変化を生むということを常に心に置いていたからだと感じています。 例えば、練習の内容に変化を生む、私生活に変化を生む、人との関わり方に変化を生む、陸上競技に対する考え方に変化を生む、、、
変化を生むことは自分自身を見つめ直すきっかけになります。そして、それは自分自身が考えなかった新たな視点に触れることが出来ます。
それがたとえ間違った変化であったとしても周りにいる仲間が気づかせてくれます。そこから軌道修正のための変化がうまれ、人は正しい方向へと進んでいきます。(大学3年の初め、怠惰な生活をしていたときに本気で叱ってくれた玉井、樋口(体育3)の経験より)
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今後はブロック長として、自分のことだけではなくチームにも目を向けながら、チームをまとめていく必要があります。チームに変化をもたらしながらブロック、チームを成長に導く存在にならなければいけません。
樋口主将兼短距離障害ブロック長に比べて頼りない先本ですが、玉井選手や久保井選手と協力して一人一人が変化を恐れず挑戦し、共に高め合う短距離ブロックを作っていきます。
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