【十人桐色2025】#12「ト。−委員会の活動について−」

お布団ぬくぬくタイムが恋しい季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

十人桐色2025をご覧の皆様、こんにちわ。

昨年12月よりトレーナー委員長に就任いたしました、
短距離障害ブロック3年の西吉栞汰と申します。1年間よろしくお願いいたします。

前委員長の熊崎さんと
 

私の自己紹介は、以前リレーブログを担当させていただいた際にお話ししたため、今回は委員長として「トレーナー委員会ってどんなことをしているの?」ということを簡単にご紹介できればと思います。他の委員会に所属する皆さんも、日頃から弊部を応援してくださっている方々も、これを機に「筑波大学陸上競技部トレーナー委員会」について少しでも知っていただければ幸いです。

トレーナー委員会の主な活動内容には、

・日頃の選手のケアや傷害発生時の救急対応

・学内競技会やインカレ等での救護活動

またその際に必要となる知識と技能を身につけるために、春学期と秋学期の毎週水曜日に開催している勉強会があります。

この日は大腿部の座学とマッサージ練習を
 

他大学様では、トレーナーチームとして専門の学生がこのような活動を行っていることはありますが、弊部では、選手が自身の競技に励みながらトレーナーとしても活動するという伝統があります。競技活動と委員会活動の二軸を両立させることは決して簡単ではないですが、このような仕組みであるからこそ

「自身の競技での経験をもとにケアや救急対応を行える」

「勉強会で学んだ傷害の発生機序や機能解剖の知識を自身の競技に応用できる」

というように、互いの活動を高め合い、理解が一層深まるという点も挙げられます。

私が委員長就任に際して掲げた今期の委員会の目標の一つに「手技のクオリティのボトムアップを図ること」があります。先述したように、選手への対応としてマッサージやテーピングを行うことがありますが、委員全員がこれを完璧にできるわけではありません。上級生はこれまでの経験により、知識・技能ともに十分に携えている人が多い一方で、1年生を中心に、なかなか基礎的なことが身についていないという現状が見受けられます。現状を可視化するために、委員の1〜3年生を対象に12月に行った「手技の理解度のアンケート調査」では、自信を持ってインカレ等で選手対応ができる委員の割合が、およそ1割程度にとどまっており、インカレシーズンまでにはその割合を100%に近づけられるよう、今まで以上に実践の現場を増やしていく必要があると考えています。

大会救護に向けて担架の使い方を
 

これらの手技の練習を1人で行うのは難しいですし、動画を見るだけではなかなか身につきません。また、高校の時に覚えた英単語を忘れてしまうように、一度覚えた知識や技能はあやふやになってしまうこともあるため、継続して実践することが大切です。学年を混ぜたグループを作り、教える・教わることのきっかけとなるような勉強会の機会を継続的に提供することで、今までよりも活発にインプットとアウトプットの頻度が増え、結果的に手技を会得することができるのだと期待しています。

さらに、トレーナー委員会では今期の新たな取り組みとして、SNSの活用を視野に入れています。従来は、委員会内で勉強したことは内内の情報でとどめてしまっているようでした。「多くの方々に我々が取り組んでいることを知っていただくことで、委員会の活動の価値を高める」「アウトプットの機会を増やすことで、理解を深めるきっかけとする」という2つの目的のもと、SNSを介して、マッサージやテーピングの手技の動画作成、勉強会の様子やインカレでの活動の紹介等を発信し、今までよりも「外向的」なトレーナー委員会となるよう、思考を凝らして楽しい活動になるようにしていこうと考えています。 


と、ここまでトレーナー委員会の活動紹介と現状・今後の展望を真面目に綴らせていただきましたが、最後に個人的に最近ハマっている「なぞかけ」をして締めようかと思います。暖かい目で評価お願いします。

・・・ととのいました。

「両インカレアベック優勝」とかけまして、「その国々の銀行」と解きます。

その心は、どちらも「宣揚歌(専用貨)を響かせる(日々貸せる)」でしょう。

ちょっと強引でしたかね。

調子に乗ってもうひとかけ。  

・・・ととのいました。

「年末年始に帰省しない人」とかけまして、「帰省から帰ってきた人」と解きます。

その心は、どちらも「筑波Stay(着くバス停)」でしょう。

御後が宜しいようで。 


これまで同期が書いてきた、十人桐色2025のマスターピースの数々とは違い、私の内容は皆さんの心に響くものではなかったと思いますが、1人でも多くの方がこの素晴らしい伝統である「筑波大学陸上競技部トレーナー委員会」のことを知ってくださったのなら本望であります。競技部で活動できていることへの日々の感謝の気持ちを込めて、自身の競技はもろちんのこと、委員会活動を通して恩返しできるような2025年にしていくべく、皆さんで協力して盛り上げていきましょう!

愛おしい同期の皆さん
 
 

筑波大学陸上競技部

トレーナー委員長

西吉栞汰