【十人桐色2026】「何を言うかより誰が言うか」#3 椋梨皓陽

こんにちは。今季トレーナー委員長を務めさせていただきます椋梨皓陽(むくなし ひろあき)と申します。全ての漢字が読みづらいですがよろしくお願いします。

【自己紹介】

体育専門学群、短距離ブロック所属です。好きなアーティストはBUMP OF CHICKENです。東京都で生まれ、小学校まで野球をしていましたがタッチアップのルールが理解できず、野球は諦め、陸上を始めました。専門は100mと200mです。中高では東京から次のステージへは進めず、もっと足が速くなりたいという思いから筑波大学に入学しました。

【中央:幼稚園時の椋梨】

12月中旬に執筆のお話を頂いてからぼんやり何書こうかなと考えて年を越し、とりあえず自己紹介を書いたところで良い題材を見つけたので書き始めたところです。

箱根駅伝の番組中に放送されるSapporoのCMをご存じでしょうか。自分の中ではかなり好きなCMの部類です。というのも、以前はかなり高頻度でBUMP OF CHICKENの曲がCMソングに使われていたからなのですが、今年のSapporoのCMの曲はBUMP OF CHICKENじゃないんだなと思い少し寂しさを感じております。年始になると毎年それを思い出して過去のSapporoのCMを見るのですが、特にお気に入りなのが第95回で放送されたもので、Youtubeで箱根駅伝 ロストマン と調べると出てくるので是非見てみてほしいのですが、このCMではマラソンの大迫傑選手の言葉が曲とともに流れていきます。

↓大迫選手の言葉

走るのは一人だ。結局は個人の戦いだと今でも思っている。でも、あのころチームの仲間と喜びや悔しさを分かち合い、一つの目標に向かって走り続けたことかけがえのない人生の財産だ。だから僕は何度でも新しい一歩を踏みだすことができる。

という内容です。「新しい一歩を踏み出す」という言葉は抽象的に「新しいことを始める」という意味と「走り始める」という二つの意味があるのだと思いますが、今回は前者の「新しいことを始める」のほうで文章として解釈してみると、「だから」の部分が疑問として残ります。「だから」の前に何か大事な言葉が省略されている気がしてなりません。かなりの熟考の末、「失敗が無意味ではないことを知るから」という結論にたどり着きました。綺麗事は嫌いなのですが、他に考えた「あのころよりきついことはない、と腹を括れるから」は一人で勝手に苦しいことをしていればいいので違う、「結局成功した体験があるから自信を持てる」は大迫選手の言葉にある「悔しさ」など成功にたどり着く過程を無視しているので違う。という風に見事に綺麗事以外の案は散って行きました。一回読んでみましょう。

走るのは一人だ。結局は個人の戦いだと今でも思っている。でも、あのころチームの仲間と喜びや悔しさを分かち合い、一つの目標に向かって走り続けたことかけがえのない人生の財産だ。【失敗が無意味ではないことを知れた。】だから僕は何度でも新しい一歩を踏みだすことができる。

これを椋梨皓陽が言っているならば何綺麗事言ってるんだとなってしまいますが、大迫傑選手の言葉として聞くと何だか響きが違うように感じると思います。もちろんこれは発言をする人物の背景が違うからで、実績が言葉を裏付けるものになります。

詰まるところ、綺麗事を本当に意味のあるものとして受け止める・受け止めさせるためには賢くトレーニングをして強くならないといけないということです。

強くなる方法は同期の外野晴琉のブログに書かれているのでこちらも是非。(【十人桐色2026】「強くなるために」#1 外野晴琉 – 筑波大学陸上競技部

【実家にある外野のサイン】

トレーニングを評価をして次につなげるということは成功か失敗のどちらかにグラデーション的に分類ができるということなので、まじめにトレーニングをやればやるほど心の奥底では失敗が無意味でないことに気付けるし、新しいことに対する嫌悪感も減っていくことでしょう。1年後に自分が書いたこのブログを見て綺麗事書いてんなと思わずに済むように、もう少しだけ頑張りたいと思います。

最後に、自分というちっぽけな人間の文章がこの組織の権威を借りて多くの人に届くことはとても嬉しく思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。

【陸上を始めたころの椋梨】